サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合から、株式会社Helical Fusionに出資いたしました。
この度、ニッセイ・キャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋山 直紀)は、サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合より、株式会社 Helical Fusion(以下、「Helical Fusion社」)に出資いたしました。ニッセイ・キャピタルは、日本生命グループの一員として、 Helical Fusion社の成長とSDGs達成に貢献してまいります。


Helical Fusion社の概要
Helical Fusion社は、「人類は核融合で進化する」をビジョンとして掲げ、日本生まれの「ヘリカル式」で、世界初の定常核融合炉の実現を目指すスタートアップ企業です。
出資背景
核融合発電は、原子核の融合反応を利用して莫大なエネルギーを生成する発電方式であり、そのエネルギー効率の高さが大きな特徴です。発電の過程で⼆酸化炭素を排出しないため、既存の化⽯燃料による発電を代替することで、地球温暖化防⽌への貢献が期待できます。
核融合発電では、人工的に生成したプラズマを一定時間閉じ込めて連続的な核融合反応を維持します。閉じ込め方式は大きく二つに分かれ、強力な磁場でプラズマを保持する「磁場閉じ込め方式」と、レーザーや粒子ビームで瞬間的に圧縮・加熱する「慣性閉じ込め方式」があります。
Helical Fusion社は「磁場閉じ込め方式」のひとつである「ヘリカル方式」の実用化を目指しています。「ヘリカル方式」は、二重らせん形状の電磁石コイルで作られた磁場でプラズマを閉じ込める方法で、複雑なコイル構造の設計・製造は難しいとされますが、他の多くの方式と異なり、効率よく常時稼働が可能であり、将来の発電インフラへの適用に有利と考えられています。
実用化に向けて克服すべき課題はありますが、Helical Fusion社は高い技術力によりそれらを乗り越え、将来的に大きな事業成長を実現するポテンシャルを有しており、その成果がグローバルな気候変動およびエネルギー問題の解決に寄与すると考えられることから、サステナビリティ課題解決ファンドからの出資を決定いたしました。
Helical Fusion会社情報
・会社名:株式会社 Helical Fusion
・設立 :2021年10月
・所在地:東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 6F
・代表者:代表取締役CEO 田口 昂哉
・U R L :https://www.helicalfusion.com/
ニッセイ・キャピタル 会社概要
・会社名:ニッセイ・キャピタル株式会社 NISSAY CAPITAL CO., LTD.
・設立 :1991年4⽉
・資本⾦:30億円
・株主 :⽇本⽣命保険相互会社 100%
ファンド概要
・ファンド名称:ニッセイ・キャピタル サステナビリティ課題解決ファンド1号 投資事業有限責任組合
(Nissay Capital Sustainability Solutions Fund No.1 Investment Limited Partnership)
・設立日:2023年4月
・ファンド金額:30億円
・運用者:ニッセイ・キャピタル株式会社
・出資者:日本生命保険相互会社、ニッセイ・キャピタル株式会社
・出資金額:1社あたり1千万~1億円 程度
・ファンド期間:18年
・投資ステージ:オールステージ
・投資対象:脱炭素・環境負荷軽減・新エネルギー・健康長寿・持続可能性に関する
技術・サービスなど、SDGs面での社会貢献が期待されるスタートアップ
ファンド設立のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000043106.html
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