【島根県・海士町×エフェクチュエーション】 “優れた起業家が実践する「5つの原則」”著者率いる 経験学習型エフェスキル開発研究プロジェクトチームとの共同研究プロジェクトがスタート!
エフェクチュエーション思考で、海士町の関係人口・滞在人口×地域の共創を加速へ

一般財団法人島前ふるさと魅力化財団(島根県隠岐島前)は、“エフェクチュエーション優れた起業家が実践する「5つの原則」”の著者、神戸大学大学院経営学研究科 吉田満梨准教授、及び、国際社会や地域の課題解決に関する研究・起業家教育・社会実装に取り組む龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター 並木州太朗フェロー率いる「経験学習型エフェスキル開発研究プロジェクト」チームと連携し新たな研究・実証プロジェクトを開始します。
本プロジェクトでは、地域に関わる関係人口や滞在人口・地域企業経営者を対象に、“今あるものから未来を共創する”というエフェクチュエーションの思考法を取り入れた研修を実施予定。
海士町の滞在人口(大人の島留学生)や関係人口(海士町オフィシャルアンバサダー)を中心に対象とし地域における"自律型中核人材"の発掘・育成に取り組みます。
背景と目的
海士町では、「若者を中心とした新しい人の流れづくり」と「デジタルを活用した住んでいる場所に捉われない地域への関わりづくり」といったテーマを掲げて、「大人の島留学制度」「海士町オフィシャルアンバサダー制度」を創設し、地域における人材の流動性と多様性を高めつつ、地域外にいる関係人口の方々も、海士町のいち当事者として地域に関わることができるような仕組みづくりに取り組んでいます。
また、こうした海士町の取り組みを通じて、これまで築いてきた「人と人との繋がり」やそうしたご縁がきっかけで関係人口となってくださった方が普段何気なくしてくださっている「地域を想う活動や貢献」を、可視化し承認し合えるようなコミュニティを形成していくため、2024年11月より、web3.0技術を活用し「AmanowaDAO」の構築と運営に取り組んでいます。
※Amanowa DAOとは:海士町オフィシャルアンバサダー(関係人口)と、大人の島留学生(滞在人口)を主なDAOメンバーと想定しており、この両者の”海士町を盛り上げることに資する活動”をブロックチェーン上で可視化することによって、その貢献度合いに応じて、”DAO内における意志決定への影響度を高めること”や”貢献度を高めたメンバーしか得られない特典を享受”することができる仕組みとなっています。2025年7月現在、270名以上の海士町の関係人口の方々が、海士町オフィシャルアンバサダー制度へ登録をしており、それぞれの立場から地域とつながり、貢献する活動を行っています。
海士町に関わる人々のエフェクチュエーションスキルの向上を目指していくことによって、AmanowaDAOや海士町のまちづくり全体における活動促進や新しい価値創出へと繋げていくことを目指していきます。
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、起業家の意思決定理論「エフェクチュエーション」をまちづくりや地域経営へと応用・活用することによって、地域自治や新しい価値創造(プロジェクトや事業など)の担い手人材(=“自律型中核人材”)の発掘・育成を目指し、研修・対話・共創のプロセスを重ねていきます。
以下のような取り組みを進めていく中で、実際に地域課題解決型の実践プロジェクトにも挑戦していくことによって、エフェクチュエーションスキルの学習と実践の並行して取り組んでいきます。
▼今後の取り組み内容(予定)
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エフェクチュエーション理論における海士町版ルーブリックの作成
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海士町の滞在人口(大人の島留学生)や関係人口(海士町オフィシャルアンバサダー)などを対象とした「海士町版エフェクチュエーション」に関する研修プログラムを実施
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研修メンバーを対象に(株)スナックレモネードの運営するエフェクチュエーターコミュニティによるオンライン伴走支援の実施
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研修受講者または研究チームによる成果報告会の実施(年度末を想定)
プロジェクト始動に先駆けて、神戸大学吉田満梨教授によるエフェクチュエーション講演会@海士町を行いました!

プロジェクト本格始動に先駆けて、7月20日(日)に海士町において、神戸大学大学院 吉田満梨准教授によるエフェクチュエーション研究講義を行なっていただきました。
エフェクチュエーション優れた起業家が実践する「5つの原則」とは?
2001年に経営学分野で最高峰の学術雑誌『アカデミー・オブ・マネジメントレビュー』上で発表されて以来、アントレプレナーシップや価値創造など幅広い領域に大きなインパクトを与えてきた「エフェクチュエーション」日本初の入門書。

【経験学習型エフェスキル開発研究プロジェクトチーム】
<チームメンバー>※敬称略
・神戸大学大学院経営学研究科 准教授 吉田満梨
・龍谷大学 ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター フェロー 並木州太朗
・株式会社 スナックレモネード 代表取締役 谷口千鶴
・BE THE LOVED COMPANY PROJECT 沼本和輝
【島根県海士町について】
持続可能な島づくりを目指して海士町は、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。
これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる(方言:強く引っ張るの意)島づくりを目指していきます。
公式HP:http://www.town.ama.shimane.jp/
■ お問い合わせ先
一般財団法人 島前ふるさと魅力化財団 関係人口DX事業部
Mail:info@okidozen.jp
住所:島根県隠岐郡海士町大字海士1339番地
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