コロナ禍で高まる直販ニーズを受け、生産者同士がつながる「ポケマル寺子屋」開校 ファンづくりの極意、梱包や撮影ノウハウなどすぐに役立つリアルな情報を提供
安定価格で販売できるネット直販の実現や災害時のレジリエンス(復元力)を強化
【開校の背景】
コロナ禍の影響で生産者の販路が縮小し、「ポケットマルシェ」の登録生産者もコロナ禍前(2020年2月末)と比較して1.9倍の約3,800名に増加するなど、生産者によるネット直販のニーズが高まっています。そのような中、当社では生産者サポートを目的に、今年10月から生産者20名を選抜した全5回のオンラインゼミを実施し、「ポケットマルシェ」を利用する消費者をゲストに招いて「ユーザが真に求める商品とは?」をテーマにした情報交換の場を提供するなどして、好評を博しています。そこでこの度、「ファンづくり」を追求しながらネット直販を行いたい生産者のための学びの場として「ポケマル寺子屋」を立ち上げました。
【ポケマル寺子屋について】
当社が掲げる「共助の社会を実現する」というビジョンに沿い、「ポケマル寺子屋」ではお互いに教え合うことを大事にし、生産者自身や消費者も講師を担います。単なる教育コンテンツではなく、参加者同士がノウハウを共有し合うためのコミュニティを作っていきます。
当社は、生産者に代わって食材を販売するのではなく、生産者自らが販売力を身につけることで自身のファンを獲得するためのサポートをしたいと考えています。同じ100回の注文でも、「100人のお客さんに1回ずつ買ってもらう」より、「10人のお客さんに10回ずつ買ってもらう」ことを目指す生産者のために、「ポケマル寺子屋」を運営してまいります。
<実施概要>
「ポケマル寺子屋」で実施する講座のラインナップは以下のとおりです。
1)ファンづくり「準備」講座
「ポケットマルシェ」の特徴である「生産者と消費者が直接やり取りできる機能」は、オープンな場で写真やコメントの投稿ができる「コミュニティ機能」と1対1で会話が可能な「メッセージ機能」の2つです。本講座では、それぞれの機能の使用方法を伝えます。
2)ファンづくり「実践」講座
「ファンづくり」のためにまず重要となる、販売スキルを高めるための講座です。たとえば、消費者に食材の魅力を伝えるための写真の撮影方法や商品説明文の書き方等を、カメラマンやライターがプロの視点を交えながら伝えます。
3)ファンづくり「発展」講座
消費者とどのようにコミュニケーションを取れば、より多くのファンを作り、関係性を深化させることができるのかを伝えます。ファンの多い生産者による講座のほか、消費者を交えての座談会も予定しています。
(12月に開催したオンラインゼミの様子)
<ネット直販を通じて自らのファンを作ることの生産者メリット>
1) レジリエンス(復元力)の強化
ネット直販を含めて複数の販路を持つことで、有事の際の販路縮小リスクを低減でき、レジリエンスを強化することが可能です。実際に、コロナ禍や、台風・豪雨等の災害時には、ファンによる積極的な購入やボランティアの実施も見られました。
2) 安定した価格での販売の実現
ファンによる継続的な直接購入を実現することで、市場の価格変動に左右されず、安定した価格で販売できる可能性が高まります。
3) モチベーションの向上
自分の食材の食べ手として顔を思い浮かべられる相手がいると、仕事のモチベーションが上がるという声が生産者から届いています。食べ手と関係性を築くことにより、食材へのダイレクトな反応が多く得られるようになり、やりがいに繋がります。
【ポケマル寺子屋 実施詳細】
開始日:2020年12月23日(水)
対象:「ポケットマルシェ」を利用する農家や漁師などの生産者
料金:無料
参加方法:「ポケットマルシェ」登録生産者向けヘルプページにて公開するZoom URLから参加可能
内容:ネット直販を実施する上で重要な「ファンづくり」に必要な考え方やスキルを、生産者や消費者、また、カメラマンやライターなど発信のプロにより伝授するもの。
今後の開講スケジュール:
● 12/23(水)19:00〜20:00 *オンラインセミナー
講座名:ユーザー視点で考える商品の作り方
講師:農家 五味あやさん(長野県岡谷市)
2019年ポケマル生産者ランキング第1位の五味さん。アパレル店員として働いていた経験から、「何より買う人の気持ちになって商品作りをすることが大切」と話します。「買う人の気持ちになる」とはどのようなことなのか、出品・梱包・発送の観点から具体的にお話いただきます。
● 1/6(水)19:00〜20:00 *オンラインセミナー
講座名:産直アプリでの商品設計について考える
講師:農家 西田栄喜さん(石川県能美大成町)
「農で1200万円! ――『日本一小さい農家』が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩」の著者でもある西田さんは、「野菜セット」「糠漬けセット」「お味噌」等、数多くの商品を出品し、消費者からの人気を集めています。産直アプリで販売する際にどのようなことを意識して出品しているのか、価格や分量の設定方法も含めて具体的にお話いただきます。
※ 予定は変更になる場合がございます。
【ポケットマルシェについて】
ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約3,800名(2020年12月時点)の農家・漁師が登録し、約9,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに消費者の食への関心が高まり、ユーザ数が約4.8倍、注文数はピーク時に約20倍となり、現在約250,000名の消費者が登録、「生産者さんと繋がる食」を楽しむ。
【会社概要】
会社名: 株式会社ポケットマルシェ
代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2
東京オフィス:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営
・リアルマルシェの企画・運営
・飲食店、小売店への食材卸およびフェアイベントの企画・運営
・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営
URL:https://www.pocket-marche.com/
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