民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、ジョージアのJSC Credo Bankの株式16.6%を追加取得する株式譲渡契約を締結
Triodos Investment Managementと合意、規制当局による承認を前提としてJSC Credo Bankの持分を33.4%に引き上げ
五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役CEO:慎泰俊、本社:東京都渋谷区、以下、「五常」)は、オランダの社会的インパクト投資家であるTriodos Investment Management(以下、「Triodos」)からジョージアのJSC Credo Bank(以下、「Credo」)の発行済株式の16.63%を追加取得する株式譲渡契約を締結しました。12月に公表した初回出資による16.8%の株式取得に続き、同社に対する持分を33.4%に引き上げることとなります。手頃な価格の金融サービスの提供を通じて中小零細事業者を支援し、より良い未来を創造するというミッションを追求するCredoへの戦略的出資を通じて、中央アジア・コーカサス地域における金融包摂を推進します。

Triodos Head of Private Equity Caspar Sproke氏コメント
10年にわたるCredoとの歩みの中で、ジョージアの金融サービスが行き届いていないコミュニティに対する同社の揺るぎない取組みを目の当たりにしてきました。Credoが融資のみを行う金融機関から、幅広い金融サービスを提供する商業銀行へ成長を遂げたことは、非常に感慨深いことです。私たちは、株主としての役割から一歩退きますが、今後は、五常が有する専門知識と経験を活かし、Credoの持続的な成長を力強く支えていくと確信しています。
Credo CEO Zaza Pirtskhelava氏コメント
五常からの追加出資は、デジタル化とイノベーションを通じて中小零細事業者に持続可能な金融サービスを提供するというCredoのミッションの達成をさらに加速させることでしょう。当社の成長を長年支えてくださったTriodos Investment Managementに心から感謝するとともに、会社のフェーズを引き上げ実績を積み上げていくことを楽しみにしています。
五常 Managing Partner Arnaud Venturaコメント
Triodosのこれまでの実績を引き継ぎ、Credoの支援を継続できることを光栄に思います。Credo経営陣の今後の成長に対するコミットメントを確信し、この度の戦略的持分引き上げを合意するに至りました。Credoとの連携を一段と深め、ジョージアにおける金融包摂をともに拡大していくことを楽しみにしています。
本取引の実行はジョージア規制当局による承認取得を前提としており、承認を得られ次第完了を予定しています。
Triodos Investment Managementについて
Triodosは30年以上にわたり、長期的なインパクトの創出を目指す投資家と革新的な起業家やサステナブルな企業をつなぎ、公正で持続可能かつ人道的な社会を実現する上で重要な役割を果たしてきました。Triodosの投資活動は「食」「資源」「エネルギー」「社会」「ウェルビーイング」という5つの相互に関連するテーマを軸に展開されており、これらの領域で持続可能な変革を加速させることをミッションとしています。オランダのTriodos Bank NVの完全子会社であり、インパクト投資家として世界中で事業を展開しています。2024年末時点の運用資産残高は58億ユーロに達しています。
JSC Credo Bankについて
Credoはジョージアで 5番目の規模を有する商業銀行です。「手頃な金融サービスを提供することで、ジョージアの中小零細事業者とその従業員を支援し、より良い未来を創造すること」をミッションとして掲げ、96の拠点を通じてジョージア国内に広く展開し、49万人以上の顧客に質の高い革新的な金融サービスを提供しています(2025年2月時点)。
五常・アンド・カンパニーについて
五常は東南アジア、南アジア、中央アジア・コーカサス及びアフリカの13カ国で事業を展開するグループ会社及び主な投資先を通じ、途上国においてマイクロファイナンスを展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2024年3月末時点で1万人を超えるグループ従業員を擁し、グループ会社及び主な投資先合算の顧客数は240万人を突破しました。2025年1月に「B Corp™」認証を取得し、社会的・環境的パフォーマンスの向上に取り組んでいます。
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