丸紅新電力株式会社とアスクル株式会社によるエリア跨ぎを一部活用したオフサイトコーポレートPPAによる再生可能エネルギー電力の導入について
エリア間値差を一部活用したオフサイトコーポレートPPAで、アスクルグループ5拠点の再エネ導入を推進
丸紅新電力株式会社(以下「丸紅新電力」)は、アスクル株式会社(以下「アスクル」)、アスクルグループ会社のASKUL LOGIST株式会社(以下「ASKUL LOGIST」)および同・嬬恋銘水株式会社(以下「嬬恋銘水」)と、アスクル、ASKUL LOGISTおよび嬬恋銘水(以下3社を総称して「アスクル等」)専用の太陽光発電所を活用した「オフサイトコーポレートPPA」(※1)(以下「本契約」)の契約を締結し、再生可能エネルギー電力(以下「再エネ電力」)の供給を開始しました。
本契約に基づき、丸紅新電力が東京エリアの太陽光発電設備(AC :825kW)から再エネ電力を調達し、東北・東京・中部・九州エリアの以下のアスクル等の5拠点に対して、順次再エネ電力の供給を行います。
【供給対象拠点】
・アスクルの3物流センター(ASKUL仙台DC、ASKUL名古屋DC、ASKUL福岡DC)
・ASKUL LOGISTの新木場物流センター
・嬬恋銘水の本社工場
本契約のうち、アスクルの3物流センターに対する再エネ電力供給スキームについては、その特徴の一つとして、電力価格が比較的高価な東京エリアで発電した再エネ電力の多くを、電力価格が比較的安価な他エリアにあるアスクルの需要所在地へ日本卸取引所(以下「JEPX」)を介して供給し、その間で生じる東京エリアと他エリアの電力価格のエリア間値差をアスクルに帰属させることがあげられます。そうすることで、需要家であるアスクルにとっては、再エネ電力を他エリアから調達するより安価に調達できる可能性があるスキームとなります。
丸紅新電力は、親会社の丸紅株式会社の中期経営戦略GC2027に則し、「グリーンへの取組」を推進」し、本オフサイトコーポレートPPAを通じて脱炭素社会の実現・持続可能な社会の実現に貢献していきます。2030年度に500万kW程度を目標として、再生可能エネルギー電力を広くお客様へ供給してまいります。
(※1)オフサイトコーポレートPPA
コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)は、企業が再生可能エネルギーを発電事業者から長期にわたって固定価格で購入する契約です。企業のCO2排出量削減に貢献できるエネルギー調達手法として注目されています。このうち、遠隔地の発電施設から一般の送配電網を介して電力を調達するスキームを「オフサイトコーポレートPPA」と呼びます。
■本契約のスキーム(例 : 東北エリア)

【本件に関するお問い合わせ先】
丸紅新電力株式会社 再エネ事業部
電話番号:03-3282-2350
E-mail:saiene@denki.marubeni.co.jp
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