「#Twitterトレンド大賞」特別企画2022年をTwitterで振り返る事前配信番組「#Twitterトレンド大賞」コミックトレンド2022 事後レポート
豪華ゲストが2022年のコミックトレンドをツイートとともに振り返る!
12月22日(木)に開催される「#Twitterトレンド大賞」に先がけて、毎週土曜日全4回にわたり事前番組を公式Twitterアカウントにて生配信いたします。事前番組の第4回となる「#Twitterトレンド大賞」コミックトレンド2022を12月17日(土)に、公式Twitterアカウントより生配信いたしました。
本番組では、MCの田村淳さんと、天の声に声優の井澤詩織さん、コメンテーターにニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん、ゲストに元AKB48の横山由依さん、お笑い芸人の菅良太郎(パンサー)さん、シンガーソングライターのオーイシマサヨシさん、各企画のコーナーゲストに「HUNTER×HUNTER」の連載再開まで感謝の正拳突きを続けて今年話題となった樽江突撃さん、FEEL YOUNG編集者の神成明音さん、小学館週刊ビッグコミックスピリッツ編集者の千代田修平さん、西尾友宏さんが登場し、コミックをテーマにトレンドワードをピックアップしながら2022年を振り返りました。
ホワイマンの正体
「週刊少年ジャンプ」の作品「Dr.STONE」で長らく謎に包まれていたホワイマンの正体を巡って考察ツイートが展開されました。読者による「ホワイマンの正体を知らない最後の一週間、考察しながら楽しく過ごそう......二度と味わえないのだ……」とのツイートが紹介され、本誌の連載を追っている読者を“本誌勢”と吉田さんは紹介。まだ読んでない人へのネタバレの配慮から「#〇〇本誌(〇〇は作品名)」というハッシュタグが生まれたとのこと。淳さんも「こういうのがTwitter文化。おもしろいですよね」とコメントしました。まさに“本誌勢”でもあるオーイシさんは「読みたくないというか取っておきたくて、冷蔵庫で寝かせて翌日読みます」とファンならではの「読みたいけど(終わってしまうから)読みたくない」という気持ちを表すコメントをしていました。
特攻の拓
ヤンキー漫画として知られる「特攻(ぶっこみ)の拓」の続編が最終回を迎え、シリーズ31年の歴史に幕を閉じました。1991年から1997年まで「週刊少年マガジン」で連載され、2017年より原作から10年後を描く続編の「疾風伝説 特攻の拓 ~After Decade~」の連載が開始し、この作品が2022年2月に最終回を迎え、トレンド入りを果たしました。淳さんは読んだことがないそうで、小中学校の頃に読んでいたというオーイシさんや中学校の頃から大ファンという菅さんら「特攻の拓」を読んでいたというゲストたちは、漫画の中の名言や名場面を口々に語り、思い出話に花が咲いていました。
【3~4月】
左ききのエレン
漫画「左ききのエレン」リメイク版の最終章が完結したことで、トレンド入り。それに合わせて原作版のコミック第1巻~23巻までの無料配信も行われました。凡人ながらも何者かになりたい一人の少年と、繊細すぎるが故に前に踏み出せない天才少女のエレンの出会いから始まる、大手広告代理店を舞台にした群像劇はドラマ化もされ、「広告業界の描写がリアルすぎて読むのがしんどい」といった声も読者から上がるほど。天の声の井澤さんも「熱量がすごい。才能に関するセリフが出てくるので、響きました」とコメントすると、オーイシさんも「天才になれなかったすべての人たちへ」というフレーズを紹介。菅さんも「作者が実際に広告代理店で働いていたとのことで、実体験なのでリアル」、井澤さんも「とにかく社会人に刺さる漫画」と紹介しました。
金カム最終回
「金カム」とは「ゴールデンカムイ」のこと。明治時代末期の北海道を舞台にした金塊探しサバイバルバトル漫画です。そんな金カムが最終回を迎えて「金カム最終回」がトレンド入りしました。淳さん、横山さん、オーイシさんらが読んだことがないことを告白すると、吉田さん、菅さんが「うらやましい!」とコメント。「ドキドキしながら5年近く読んできたが、一気読みでできるなんて」と吉田さんは話しました。「男臭い漫画だけど、アニメ化した途端、女性ファンが急増。女性のほうがハマる漫画なのかな」と吉田さんがコメントすると「女性に刺さりまくりですよ」と井澤さんも納得の様子。横山さんも気になっているようでした。
【5~6月】
冨樫本物(冨樫先生)
5月24日、Twitter上に突如として「HUNTER×HUNTER」 の作者「冨樫義博」を名乗るアカウントが開設されました。それに対して「ワンパンマン」の作者・村田雄介先生が Twitter上で「ご本人とのことでした」とツイート。アカウントが本物だと分かり 「『HUNTER×HUNTER』 連載再開か?」と Twitter 上でたちまち話題になりました。 「『冨樫本物』 かつてこれほどに人々を引き付けた四字熟語はあっただろうか…否、無い(反語)」というツイートも紹介され、「HUNTER×HUNTER」の続編を望むファンたちの気持ちが感じられました。世界中がざわつき、今では冨樫先生のフォロワーは300万人強という圧倒的人気を見せつけました。
ワンピース1ヶ月休載
漫画「ONE PIECE」が「週刊少年ジャンプ」30号より4週間休載することを「ONE PIECEスタッフ公式Twitter」にて発表。発表ツイートでは、尾田栄一郎先生のイラスト付きで 「休みまーす」というコメントが掲載され話題となりました。さらなる大きな仕事へ備えるために「ワンピース1ヶ月休載」を発表した尾田先生。淳さんは「本人は言わないんですね。周りが見かねて、休んだほうがいいんじゃないんですか?っていうんですね」と驚きを隠せない様子でした。
ベルセルク
ダークファンタジーの金字塔「ベルセルク」は、1989年「月刊アニマルハウス」で 連載をスタート。魔法や魔物などが登場する世界を舞台に、主人公の過酷な戦いが繰り広げられていく作品です。作者の三浦建太郎さんが2021年5月に亡くなったため、21年9月の最新話掲載を最後に休載していましたが、親友の漫画家・森恒二氏が監修し、三浦さんの元で学んだスタッフが所属しているスタジオが漫画を描く形で22年6月24日発売の連載誌「ヤングアニマル」13号より連載が再開。ヤングアニマル編集部の胸を打つ言葉がTwitterに投稿、三浦さんの遺志を継いだ森さんもTwitterにメッセージを投稿し、コメント欄には温かい言葉が集まりました。未完の作品をもう一度読めることにファンならずとも期待が高まります。
【7~8月】
漫画家・矢沢あい
今年7月20日から新宿髙島屋で漫画家・矢沢あい初の展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が開催。2009年から「NANA」を休載中の矢沢さんが、自身初となる展覧会を開催するに至ったきっかけや、これまでの漫画家人生、さらには今後の作品作りについて日本テレビの取材で明かし、普段あまりメディアに出演しない矢沢さんのインタビューという事で注目が集まりました。「NANA」の主人公のトレードマークでもあるヴィヴィアンウエストウッドの巻きスカートとピアスをつけ、厚底をはいて行ったという、憧れが詰まったツイートを紹介しました。12月25日まで岡山で開催、京都、札幌、名古屋でも今後開催予定だそうです。
ハイキュー1位
2012年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた高校バレーボールを題材にした「ハイキュー!!」。「ハイキュー!!」は、現実世界でありそうなリアルな試合展開や描写が描かれていることが人気を集めました。8月21日放送フジテレビ「ジャンク SPORTS」内にて「最強スポーツ漫画ランキング」が発表され「ハイキュー!!」が1位に選ばれたことで、トレンド入りしました。2位は「スラムダンク」、3位は「MAJOR」とのこと。「MAJOR」が大好きという横山さんは、「読み始めたのは子どもの頃。主人公の吾郎が(父のことを)“おとさん”って呼ぶのがかわいくて。どんどんメジャーリーグにいくのでその姿がいいですよね」とコメントしました。
【9~10月】
ダイヤのA
野球漫画「ダイヤのA」が2022年10月26日発売の連載誌「週刊少年マガジン」48号にて最終回を迎え、2006年の第1部連載スタートから16年の歴史に幕を下ろしました。休載を挟み「act II」として再スタートした経緯があるため、今回も「act III」として復活するのではと期待が寄せられました。オーイシさんも連載終了時「『ダイヤのA』で初めてアニメ主題歌を歌わせていただいてから僕のアニソンシンガーとしての活動が始まりました。いろんな感情が溢れてポタポタとページに涙が落ちてます。『ダイヤのA』、連載お疲れ様でした!!! 青春を、僕のすべてを、ありがとうございました!!! 」とツイート。ご自身にとっても思い出の作品であることを話してくれました。
感謝の正拳突き
漫画「HUNTER×HUNTER」が、10月24日発売「週刊少年ジャンプ」47号から連載再開されることが10月11日、集英社より発表されました。最後に掲載されたのは2018年11月26 日発売号で、これを受け、2020年1月16日より、「HUNTER×HUNTER」連載再開への 「願掛け」を込め、1日1000回「感謝の正拳突き」のライブ配信を約2年間続けたという樽江突撃さんがトレンドに。ゲストとして登場し、番組配信中に「感謝の正拳突き」を披露してくれました。実際に、連載再開のアナウンスを聞いて「感動しましたね。この企画を始めてちょうど1000日目に連載再開決定のアナウンスがありまして。運命みたい」とコメント。吉田さんも「合わしてくれたんじゃない?」、淳さんも「先生に届いてるよね」とコメントしました。
【11月】
ダンダダン
2021年4月に「少年ジャンプ+」で連載がスタートし、毎週火曜に更新され続けている漫画「ダンダダン」の第83話が11月22日配信に。第1話の配信直後から圧倒的な画力とテンポの良さで 読者を引き込み、「少年ジャンプ+」におけるヒットの1つの基準である100万閲覧をわずか2日で達成した大人気作品です。作者の龍幸伸先生は、「チェンソーマン」藤本タツキ先生や「地獄楽」の賀来ゆうじ先生のアシスタントをしていた時期もあったそうです。ヒット作品に関わってた龍先生が、ご自身もヒットしてると話題になっています。
スラムダンク
人気漫画「SLAM DUNK」の新作アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の新情報が11月4日に発表され、トレンド入りを果たしました。さっそく映画を見に行ったというオーイシさんは「ヤバイっすよ。行ったほうがいいです。両袖がビショビショになるくらい泣きました。原作ファンほど行ったほうがいい。説得力の塊。井上先生がこれをやりたかったんだと」と「漫画が動いているんだ!」という感想をコメントしてくれました。
今年の「#Twitterトレンド大賞」アニメ部門で一番印象残ったワードは?
最後に、2022年に出てきたコミックトレンドの全キーワードをおさらいし、ゲストたちが一番印象に残っているトレンドワードを発表。淳さんは「冨樫本物」、菅さん、オーイシさんの二人は「特攻の拓」を挙げました。横山さんは「感謝の正拳突き」を挙げ、「生で見てガッツと精神力が現れる方だなと思いました」とコメントしてくれました。吉田さんは「風早くん」「矢沢あい」を挙げ、「みんな語るきっかけがほしいんだなと。このビッグウェーブには乗れる!みたいな」とみんなで瞬間的に盛り上がれるTwitterならではの特性を紹介してくれました。
月間利用者数3,500万人超という人気電子コミック・電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で取り扱っているマンガの中から、パンサー菅さんがおすすめの作品をピックアップし、その中でも特に読んでほしい「グッとくる神回名シーン!!」をご紹介。
まずは「東京卍リベンジャーズ」から。2022年11月16日発売の「週刊少年マガジン」51号で完結。約5年半の連載に終止符が打たれた大人気作品。菅さんは中でも8巻の第61話からの名シーンをご紹介。「東京卍會」を犯罪組織に変貌させ続ける黒幕・稀咲鉄太がメンバーを裏で操り、抗争が勃発。その抗争を1人で止めようとした場地圭介が仲間たちを想いながら、死に際に語る姿がとにかく熱くて切なくて号泣必至の名場面とのこと。その中に出てくる”神セリフ”を紹介しました。
続いて「ザ・ファブル」は「週刊ヤングマガジン」で連載中の人気コミック。どんな敵も鮮やかに葬り去る“殺しの天才”通称ファブルが裏社会から一転、一般人として、まったく新しい生活を送るハメに....。そんなファブルの野蛮で、滑稽で、奇妙な大阪DAYSを描いた作品です。菅さんのオススメは11巻の第111~112話。今まで戦うシーンはまったくなく、見守り役だったファブルの妹ヨウコが、実はめちゃくちゃ強い、ということが判明するシーンです。ヨウコが発する“神セリフ”を紹介しました。
視聴者による投票キャンペーン も行われ、「東京卍リベンジャーズ」「ザ・ファブル」のうち、どちらがより心にグッと来た作品かをハッシュタグをつけてTwitterへ 投稿してもらったところ、「東京卍リベンジャーズ」が票を集め、勝利しました。
編集者さんにガチで聞いてみよう!!
いま話題の作品を手掛けるマンガ編集者さんを実際にお呼びし、編集者さんに裏話などをあれこれ聞く企画。祥伝社「FEEL YOUNG」連載中の「女の園の星」担当の編集プロダクション・シュークリーム から神成明音さん、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」より「チ。ー地球の運動についてー」担当の千代田修平さん、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」より「ひらやすみ」担当の西尾友宏さんが登場。また、集英社「少年ジャンプ+」より「チェンソーマン」担当の林士平さん、「週刊少年ジャンプ」より「呪術廻戦」担当の片山逹彦からコメントをいただきました。
編集者の方々への質問は、「Q1.現在担当している作品を初めて読んだ時の感想・衝撃は?」「Q2.最初の打ち合わせで提言したことは?」「Q3.作家と衝突したことはありますか?」の3つ。それぞれ作家の方との密な関係性から生まれる作品の赤裸々な裏話を聞くことができました。視聴者からの「担当編集者さんに聞くこのコーナー、漫画ができあがっていく過程を聞かせてもらえるのワクワクする」というツイートを紹介すると「なかなか聞けないですもんね、じっくりと。定期的にやったほうがいいんじゃないかな」と淳さんも賛同していました。
最後に、それぞれが気になる他社の作品をご紹介。神成さんは、ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール」を紹介し、「ダンスシーンが鳥肌もの。迫力がすばらしい。物語にも引きこまれる」とコメント。千代田さんは、ナクヤムパンリエッタ「沖縄ァオオアン!!」 を紹介し、「旅エッセイ漫画なんですが、すごい勢いがある。天才だと思ってる。コミティアで長蛇の列ができているほど人気」とコメントしました。西尾さんは、文野紋「ミューズの真髄」を紹介。「挫折の描き方、極限まで追い込まれたこと、才能への執着の描写がうまい。純文学作品みたいな。人間の本性をあぶり出してるすばらしい作品」とコメントしました。
公式Twitterアカウントにて生配信する「#Twitterトレンド大賞 2022」では、MCに田村淳さんに加えて今年話題になった方々をゲストに迎え、発表いたします。 2022年に日本のTwitter内でトレンドインした全てのワードを集計し、通年でのツイート量などを総合的に組み合わせて選定※し、発表していきます。
【日時】 2022年12月22日(木)19:00~22:00(予定)
【出演者】MC:田村淳
ゲスト:公式Twitterアカウントにて随時発表
【視聴方法】 Twitterライブ配信(無料)
【公式サイト】 https://trendaward.jp
【公式Twitterアカウント】 @TrendAward
【選定基準】
トレンドインしたすべてのトレンドについて、
・トレンドインした日の「インプレッション」、「クリック数」
・トレンドイン後3日間の「エンゲージメント」、「いいね量」、「リツイート量」、「リプライ量」、「ツイート量」
・通年で見られる「トレンドにまつわるツイート量」を測定。
上記それぞれのスコアの合算を行ったのち、その上位1000位において、特筆すべき歴史的な出来事でない限り、
「公序良俗に反する話題」、「毎年の話題(あけおめ、など)」、「亡くなった方の話題」、「広告出稿によって担保された話題」、「タレントのリプライキャンペーンなど、一部のファンによる過度な繰り返し投稿で担保された話題」
を除外し、どのジャンルの話題かを判定し「#Twitterトレンド大賞 2022」の結果としました。
- #Twitterトレンド大賞 アニメトレンド2022 生配信の様子
- 1月から11月のトレンドワード ピックアップ
ホワイマンの正体
「週刊少年ジャンプ」の作品「Dr.STONE」で長らく謎に包まれていたホワイマンの正体を巡って考察ツイートが展開されました。読者による「ホワイマンの正体を知らない最後の一週間、考察しながら楽しく過ごそう......二度と味わえないのだ……」とのツイートが紹介され、本誌の連載を追っている読者を“本誌勢”と吉田さんは紹介。まだ読んでない人へのネタバレの配慮から「#〇〇本誌(〇〇は作品名)」というハッシュタグが生まれたとのこと。淳さんも「こういうのがTwitter文化。おもしろいですよね」とコメントしました。まさに“本誌勢”でもあるオーイシさんは「読みたくないというか取っておきたくて、冷蔵庫で寝かせて翌日読みます」とファンならではの「読みたいけど(終わってしまうから)読みたくない」という気持ちを表すコメントをしていました。
特攻の拓
ヤンキー漫画として知られる「特攻(ぶっこみ)の拓」の続編が最終回を迎え、シリーズ31年の歴史に幕を閉じました。1991年から1997年まで「週刊少年マガジン」で連載され、2017年より原作から10年後を描く続編の「疾風伝説 特攻の拓 ~After Decade~」の連載が開始し、この作品が2022年2月に最終回を迎え、トレンド入りを果たしました。淳さんは読んだことがないそうで、小中学校の頃に読んでいたというオーイシさんや中学校の頃から大ファンという菅さんら「特攻の拓」を読んでいたというゲストたちは、漫画の中の名言や名場面を口々に語り、思い出話に花が咲いていました。
【3~4月】
左ききのエレン
漫画「左ききのエレン」リメイク版の最終章が完結したことで、トレンド入り。それに合わせて原作版のコミック第1巻~23巻までの無料配信も行われました。凡人ながらも何者かになりたい一人の少年と、繊細すぎるが故に前に踏み出せない天才少女のエレンの出会いから始まる、大手広告代理店を舞台にした群像劇はドラマ化もされ、「広告業界の描写がリアルすぎて読むのがしんどい」といった声も読者から上がるほど。天の声の井澤さんも「熱量がすごい。才能に関するセリフが出てくるので、響きました」とコメントすると、オーイシさんも「天才になれなかったすべての人たちへ」というフレーズを紹介。菅さんも「作者が実際に広告代理店で働いていたとのことで、実体験なのでリアル」、井澤さんも「とにかく社会人に刺さる漫画」と紹介しました。
金カム最終回
「金カム」とは「ゴールデンカムイ」のこと。明治時代末期の北海道を舞台にした金塊探しサバイバルバトル漫画です。そんな金カムが最終回を迎えて「金カム最終回」がトレンド入りしました。淳さん、横山さん、オーイシさんらが読んだことがないことを告白すると、吉田さん、菅さんが「うらやましい!」とコメント。「ドキドキしながら5年近く読んできたが、一気読みでできるなんて」と吉田さんは話しました。「男臭い漫画だけど、アニメ化した途端、女性ファンが急増。女性のほうがハマる漫画なのかな」と吉田さんがコメントすると「女性に刺さりまくりですよ」と井澤さんも納得の様子。横山さんも気になっているようでした。
【5~6月】
冨樫本物(冨樫先生)
5月24日、Twitter上に突如として「HUNTER×HUNTER」 の作者「冨樫義博」を名乗るアカウントが開設されました。それに対して「ワンパンマン」の作者・村田雄介先生が Twitter上で「ご本人とのことでした」とツイート。アカウントが本物だと分かり 「『HUNTER×HUNTER』 連載再開か?」と Twitter 上でたちまち話題になりました。 「『冨樫本物』 かつてこれほどに人々を引き付けた四字熟語はあっただろうか…否、無い(反語)」というツイートも紹介され、「HUNTER×HUNTER」の続編を望むファンたちの気持ちが感じられました。世界中がざわつき、今では冨樫先生のフォロワーは300万人強という圧倒的人気を見せつけました。
ワンピース1ヶ月休載
漫画「ONE PIECE」が「週刊少年ジャンプ」30号より4週間休載することを「ONE PIECEスタッフ公式Twitter」にて発表。発表ツイートでは、尾田栄一郎先生のイラスト付きで 「休みまーす」というコメントが掲載され話題となりました。さらなる大きな仕事へ備えるために「ワンピース1ヶ月休載」を発表した尾田先生。淳さんは「本人は言わないんですね。周りが見かねて、休んだほうがいいんじゃないんですか?っていうんですね」と驚きを隠せない様子でした。
ベルセルク
ダークファンタジーの金字塔「ベルセルク」は、1989年「月刊アニマルハウス」で 連載をスタート。魔法や魔物などが登場する世界を舞台に、主人公の過酷な戦いが繰り広げられていく作品です。作者の三浦建太郎さんが2021年5月に亡くなったため、21年9月の最新話掲載を最後に休載していましたが、親友の漫画家・森恒二氏が監修し、三浦さんの元で学んだスタッフが所属しているスタジオが漫画を描く形で22年6月24日発売の連載誌「ヤングアニマル」13号より連載が再開。ヤングアニマル編集部の胸を打つ言葉がTwitterに投稿、三浦さんの遺志を継いだ森さんもTwitterにメッセージを投稿し、コメント欄には温かい言葉が集まりました。未完の作品をもう一度読めることにファンならずとも期待が高まります。
【7~8月】
漫画家・矢沢あい
今年7月20日から新宿髙島屋で漫画家・矢沢あい初の展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が開催。2009年から「NANA」を休載中の矢沢さんが、自身初となる展覧会を開催するに至ったきっかけや、これまでの漫画家人生、さらには今後の作品作りについて日本テレビの取材で明かし、普段あまりメディアに出演しない矢沢さんのインタビューという事で注目が集まりました。「NANA」の主人公のトレードマークでもあるヴィヴィアンウエストウッドの巻きスカートとピアスをつけ、厚底をはいて行ったという、憧れが詰まったツイートを紹介しました。12月25日まで岡山で開催、京都、札幌、名古屋でも今後開催予定だそうです。
ハイキュー1位
2012年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた高校バレーボールを題材にした「ハイキュー!!」。「ハイキュー!!」は、現実世界でありそうなリアルな試合展開や描写が描かれていることが人気を集めました。8月21日放送フジテレビ「ジャンク SPORTS」内にて「最強スポーツ漫画ランキング」が発表され「ハイキュー!!」が1位に選ばれたことで、トレンド入りしました。2位は「スラムダンク」、3位は「MAJOR」とのこと。「MAJOR」が大好きという横山さんは、「読み始めたのは子どもの頃。主人公の吾郎が(父のことを)“おとさん”って呼ぶのがかわいくて。どんどんメジャーリーグにいくのでその姿がいいですよね」とコメントしました。
【9~10月】
ダイヤのA
野球漫画「ダイヤのA」が2022年10月26日発売の連載誌「週刊少年マガジン」48号にて最終回を迎え、2006年の第1部連載スタートから16年の歴史に幕を下ろしました。休載を挟み「act II」として再スタートした経緯があるため、今回も「act III」として復活するのではと期待が寄せられました。オーイシさんも連載終了時「『ダイヤのA』で初めてアニメ主題歌を歌わせていただいてから僕のアニソンシンガーとしての活動が始まりました。いろんな感情が溢れてポタポタとページに涙が落ちてます。『ダイヤのA』、連載お疲れ様でした!!! 青春を、僕のすべてを、ありがとうございました!!! 」とツイート。ご自身にとっても思い出の作品であることを話してくれました。
感謝の正拳突き
漫画「HUNTER×HUNTER」が、10月24日発売「週刊少年ジャンプ」47号から連載再開されることが10月11日、集英社より発表されました。最後に掲載されたのは2018年11月26 日発売号で、これを受け、2020年1月16日より、「HUNTER×HUNTER」連載再開への 「願掛け」を込め、1日1000回「感謝の正拳突き」のライブ配信を約2年間続けたという樽江突撃さんがトレンドに。ゲストとして登場し、番組配信中に「感謝の正拳突き」を披露してくれました。実際に、連載再開のアナウンスを聞いて「感動しましたね。この企画を始めてちょうど1000日目に連載再開決定のアナウンスがありまして。運命みたい」とコメント。吉田さんも「合わしてくれたんじゃない?」、淳さんも「先生に届いてるよね」とコメントしました。
【11月】
ダンダダン
2021年4月に「少年ジャンプ+」で連載がスタートし、毎週火曜に更新され続けている漫画「ダンダダン」の第83話が11月22日配信に。第1話の配信直後から圧倒的な画力とテンポの良さで 読者を引き込み、「少年ジャンプ+」におけるヒットの1つの基準である100万閲覧をわずか2日で達成した大人気作品です。作者の龍幸伸先生は、「チェンソーマン」藤本タツキ先生や「地獄楽」の賀来ゆうじ先生のアシスタントをしていた時期もあったそうです。ヒット作品に関わってた龍先生が、ご自身もヒットしてると話題になっています。
スラムダンク
人気漫画「SLAM DUNK」の新作アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の新情報が11月4日に発表され、トレンド入りを果たしました。さっそく映画を見に行ったというオーイシさんは「ヤバイっすよ。行ったほうがいいです。両袖がビショビショになるくらい泣きました。原作ファンほど行ったほうがいい。説得力の塊。井上先生がこれをやりたかったんだと」と「漫画が動いているんだ!」という感想をコメントしてくれました。
今年の「#Twitterトレンド大賞」アニメ部門で一番印象残ったワードは?
最後に、2022年に出てきたコミックトレンドの全キーワードをおさらいし、ゲストたちが一番印象に残っているトレンドワードを発表。淳さんは「冨樫本物」、菅さん、オーイシさんの二人は「特攻の拓」を挙げました。横山さんは「感謝の正拳突き」を挙げ、「生で見てガッツと精神力が現れる方だなと思いました」とコメントしてくれました。吉田さんは「風早くん」「矢沢あい」を挙げ、「みんな語るきっかけがほしいんだなと。このビッグウェーブには乗れる!みたいな」とみんなで瞬間的に盛り上がれるTwitterならではの特性を紹介してくれました。
- 事前番組スペシャル企画
月間利用者数3,500万人超という人気電子コミック・電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で取り扱っているマンガの中から、パンサー菅さんがおすすめの作品をピックアップし、その中でも特に読んでほしい「グッとくる神回名シーン!!」をご紹介。
まずは「東京卍リベンジャーズ」から。2022年11月16日発売の「週刊少年マガジン」51号で完結。約5年半の連載に終止符が打たれた大人気作品。菅さんは中でも8巻の第61話からの名シーンをご紹介。「東京卍會」を犯罪組織に変貌させ続ける黒幕・稀咲鉄太がメンバーを裏で操り、抗争が勃発。その抗争を1人で止めようとした場地圭介が仲間たちを想いながら、死に際に語る姿がとにかく熱くて切なくて号泣必至の名場面とのこと。その中に出てくる”神セリフ”を紹介しました。
続いて「ザ・ファブル」は「週刊ヤングマガジン」で連載中の人気コミック。どんな敵も鮮やかに葬り去る“殺しの天才”通称ファブルが裏社会から一転、一般人として、まったく新しい生活を送るハメに....。そんなファブルの野蛮で、滑稽で、奇妙な大阪DAYSを描いた作品です。菅さんのオススメは11巻の第111~112話。今まで戦うシーンはまったくなく、見守り役だったファブルの妹ヨウコが、実はめちゃくちゃ強い、ということが判明するシーンです。ヨウコが発する“神セリフ”を紹介しました。
視聴者による投票キャンペーン も行われ、「東京卍リベンジャーズ」「ザ・ファブル」のうち、どちらがより心にグッと来た作品かをハッシュタグをつけてTwitterへ 投稿してもらったところ、「東京卍リベンジャーズ」が票を集め、勝利しました。
編集者さんにガチで聞いてみよう!!
いま話題の作品を手掛けるマンガ編集者さんを実際にお呼びし、編集者さんに裏話などをあれこれ聞く企画。祥伝社「FEEL YOUNG」連載中の「女の園の星」担当の編集プロダクション・シュークリーム から神成明音さん、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」より「チ。ー地球の運動についてー」担当の千代田修平さん、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」より「ひらやすみ」担当の西尾友宏さんが登場。また、集英社「少年ジャンプ+」より「チェンソーマン」担当の林士平さん、「週刊少年ジャンプ」より「呪術廻戦」担当の片山逹彦からコメントをいただきました。
編集者の方々への質問は、「Q1.現在担当している作品を初めて読んだ時の感想・衝撃は?」「Q2.最初の打ち合わせで提言したことは?」「Q3.作家と衝突したことはありますか?」の3つ。それぞれ作家の方との密な関係性から生まれる作品の赤裸々な裏話を聞くことができました。視聴者からの「担当編集者さんに聞くこのコーナー、漫画ができあがっていく過程を聞かせてもらえるのワクワクする」というツイートを紹介すると「なかなか聞けないですもんね、じっくりと。定期的にやったほうがいいんじゃないかな」と淳さんも賛同していました。
最後に、それぞれが気になる他社の作品をご紹介。神成さんは、ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール」を紹介し、「ダンスシーンが鳥肌もの。迫力がすばらしい。物語にも引きこまれる」とコメント。千代田さんは、ナクヤムパンリエッタ「沖縄ァオオアン!!」 を紹介し、「旅エッセイ漫画なんですが、すごい勢いがある。天才だと思ってる。コミティアで長蛇の列ができているほど人気」とコメントしました。西尾さんは、文野紋「ミューズの真髄」を紹介。「挫折の描き方、極限まで追い込まれたこと、才能への執着の描写がうまい。純文学作品みたいな。人間の本性をあぶり出してるすばらしい作品」とコメントしました。
- 「#Twitterトレンド大賞」について
公式Twitterアカウントにて生配信する「#Twitterトレンド大賞 2022」では、MCに田村淳さんに加えて今年話題になった方々をゲストに迎え、発表いたします。 2022年に日本のTwitter内でトレンドインした全てのワードを集計し、通年でのツイート量などを総合的に組み合わせて選定※し、発表していきます。
【日時】 2022年12月22日(木)19:00~22:00(予定)
【出演者】MC:田村淳
ゲスト:公式Twitterアカウントにて随時発表
【視聴方法】 Twitterライブ配信(無料)
【公式サイト】 https://trendaward.jp
【公式Twitterアカウント】 @TrendAward
【選定基準】
トレンドインしたすべてのトレンドについて、
・トレンドインした日の「インプレッション」、「クリック数」
・トレンドイン後3日間の「エンゲージメント」、「いいね量」、「リツイート量」、「リプライ量」、「ツイート量」
・通年で見られる「トレンドにまつわるツイート量」を測定。
上記それぞれのスコアの合算を行ったのち、その上位1000位において、特筆すべき歴史的な出来事でない限り、
「公序良俗に反する話題」、「毎年の話題(あけおめ、など)」、「亡くなった方の話題」、「広告出稿によって担保された話題」、「タレントのリプライキャンペーンなど、一部のファンによる過度な繰り返し投稿で担保された話題」
を除外し、どのジャンルの話題かを判定し「#Twitterトレンド大賞 2022」の結果としました。
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