自然/不自然というコンセプトに“違和感”を問いかける。REINGが雑誌『IWAKAN 特集 (不)自然』を発売
「自然」とは何で、誰が「不自然」を決めるのか?ジェンダーの視点からこの曖昧さを考える一冊
Creative Studio REING(リング)は2022年10月7日(金)に、雑誌『IWAKAN Volume 05|特集 (不)自然』を発売します。対比を繰り返しながら作り上げられる「自然と不自然」という曖昧なコンセプト。この概念を言い訳にしたジェンダー規範の押し付けや偏見に対し、アート、科学、環境問題、ドラァグカルチャーなど様々な角度から“違和感”を問いかけます。発売を記念して、10月7日〜30日までGallery-1(東京・新宿)にて本誌に登場したアーティストたちによる展覧会「IWAKAN MAGAZINE 5th EXHIBITION −(不)自然−」展も開催します。
- 特集「(不)自然」:不自然な存在で何が悪い?
最新号のテーマは「自然/不自然」。「自然」という概念を言い訳にした規範や偏見と差別によって、性的マイノリティやクィアの存在は日常的に不自然さや不自由さを強く意識づけられています。しかしながら、自然と不自然は相反するものではなく、対比を繰り返しながら作り上げられるあいまいなコンセプトでしかありません。そこで「自然」とは何か?誰が「不自然」を決めるのか? この違和感について、アート、科学、宗教、環境問題、ドラァグカルチャーなどさまざまな領域の一線で活動されるコントリビューターたちと共に、ジェンダーの視点を交えて問いかけます。
<アートワーク>
遠藤文香
アニミズム的な自然観をテーマに作品を制作する写真家、遠藤文香。自然世界と人為の入り混じる自然と不自然を表現を試み、人工的な場所で生きる動物たちを捉えた作品を収録。
<インタビュー>
目の前の分断に惑わされない、私たちには繋がる力がある/TAO、小野りりあん
環境問題やアニマルライツなどの問題についてポッドキャストを中心に発信する二人は、インターセクショナリティやジェンダーと気候変動の関係にどんな眼差しを向けているのだろう? ロサンゼルスと東京からリモートでインタビューに応じてくれた。
<違和感瞬間>
新オフィスカジュアル
「服を捨てれば、性別に縛られた存在を忘れることができるのだろうか?ジェンダーの固定観念を強化する象徴を取り除けば、私たちは対応に存在できるのだろうか?」Zoomに入るとき、どんな服がいいかと迷ってた人たちに朗報!
<インタビュー>
科学によって発明されるジェンダー、ジェンダーによって発明される科学/隠岐さや香
昔から科学言説は性別二元論の強化、植民地主義の正当化、軍事主義の補強に利用されてきた。科学史を専門とする隠岐さや香が科学、政治、ジェンダーの密接な関係性について歴史を辿って語ってくれた。
◆目次
遠藤文香
目の前の分断に惑わされない、私たちには繋がる力がある/TAO、小野りりあん
自然科学的に<自然>なこと、つまり多様性について/中村佳太
自然の中に身を合わせる/ZHENG BO
STUDY OUR ISSUE/町田喜江、松岡宗嗣
始まりは卵/Yuki Kasaï-Paré
PEOPLE VOICE OPINION Let the people speak!
A BUD SPROUTS FROM THE UNNATURAL
重力と踊り、 社会の当たり前を問う舞踏のクィア性とは?/松田篤史
POOL
ひねくれたうつくしさで「私」を解き放つ/ドリアン・ロロブリジーダ
Bearing/MOYAN
Love? Friendship? What the Fuck!!/関根麻里恵
奇妙で、エロティックで、刺激的な未来図を。/KUANG-YI KU
探偵!セックスクープ ラビちゃんが聞く性の自然と不自然/ラビアナ・ジョロー、池袋真、フィリップ・ヒューズ
科学によって発明されるジェンダー、ジェンダーによって発明される科学/隠岐さや香
fci icf/Yuui Vision
IWAKAN OPEN ART CONTEST
政治の話をしましょうか。/Ana
ラディカルな穏健/佐々木ののか
Stopped Making Sense/Noemi Minami
ひみつのダイアローグダイアリー/橘みつ
不完全な私のビューティーハンドブック/Yuri Abo
Asian Gaze/潟見陽 from loneliness books
IWAKAN FESTIVAL in NAGOYA REPORT/古賀詩穂子 from TOUTEN BOOKSTORE
違和感瞬間 新オフィスカジュアル
Recommendations from Contributors
*画像付きでご紹介しているページは一部で、本文98ページです。
◆雑誌概要
・雑誌タイトル:『IWAKAN Volume 05|特集 (不)自然』
・発売日:2022年10月7日(金)
・本体価格:1,650円(税込)
・エディター: Andromeda, Jeremy Benkemoun, Lana Kageyama, Yuri Abo
・仕組: 98ページ/softcover/29.7 × 21.0 cm (A4)
・発行 : Creative Studio REING
・公式Instagram:@iwakanmagazine
・販売取り扱い:IWAKAN オンラインストア https://iwakanmagazine.com/items/6320580d60bab470f1a18301
※一部書店でもお取り扱いあり、詳細はIWAKAN公式サイトをご覧ください
- 発売記念「IWAKAN MAGAZINE 5th EXHIBITION −(不)自然−」展
Gallery -1(東京新宿)では、2022年10月7日から10月30日まで、IWAKAN Magazineによる「IWAKAN MAGAZINE 5th EXHIBITION −(不)自然−」展を開催します。Gallery -1のビジョンも、常に「常識」とは何かを考え、一人ひとりが自分らしく自由に生きられる社会を目指しています。だからこそ、この展覧会を開催できることを大変嬉しく思います。
本展では10月7日に発売される最新号『特集 (不)自然』に収録された、アートワークの数々、原画、会場でしか見ることのできない映像作品などを展示、販売いたします。また、会場にて最新号を閲覧、購入可能です。どうぞご期待ください。参加アーティスト、営業に関する情報等はGallery -1の公式サイトをご覧ください。
◆展示概要 / Exhibition Information
「IWAKAN MAGAZINE 5th EXHIBITION −(不)自然−」展
会期:2022年10月7日(金)〜10月30日(日)
会場:gallery -1 (〒160-0022 東京都新宿区新宿4-4-10)
入場料:無料(※特別イベント実施日のみ有料チケット制)
営業時間:金土日 13時〜21時
https://gallery-1.com/
- IWAKAN特製「不自然の種」プレゼント
*先着順、限定配布(1冊のご購入につき1点配布)
- 発行元/運営会社について
発行元:Creative Studio REING ー 多様な「個」のあり方とその意思を祝福するために、ジェンダーインクルーシブな表現やアイデアを具現化するクリエイティブスタジオ。性別・人種・容姿といった生まれながらに付与されるラベルイメージや無意識のバイアスを問い直し、固定観念を超えていく考え方や価値観を提示するクリエイションを行う。
運営会社:NEWPEACE ー “誰もがビジョンを実践できる世界をつくる”21世紀のアジェンダに対し新たなビジョンを掲げ、実践することで社会を前進させていくプロデュース集団です。旧態依然とした社会システムや価値観に囚われることなく、社会イシューを捉えた事業を展開しています。
【本プレスリリースおよびお取り扱いに関するお問い合わせ】
NEWPEACE Inc. REING 担当: ユリ・アボ TEL:03-6447-7523 / MAIL:staff@reing.me
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