【常陽銀行】高推論型のGoogle生成AI「Gemini 2.5 Pro」の本部利用開始について
常陽銀行(頭取 秋野 哲也)は、本部業務のさらなる効率化と高度化を目的に、本部の企画・検討業務に従事する行員を対象として、インターネット上の最新情報をもとに高精度な回答が可能なGoogle生成AI「Gemini 2.5 Pro(以下、Gemini)」を2025年10月21日より利用開始しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
当行では、今後も最新の技術を積極的に活用することで経営効率を高め、安定した経営基盤の確立を図るとともに、行内活用で得た知見を地域に還元し、地域社会の持続的成長に貢献してまいります。
記
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導入の背景と目的
当行本部の企画・検討業務においては、日々変化する市場動向や業界リサーチ、新商品企画、競合サービス分析など、常に最新かつ広範な情報に基づく高度な判断が求められます。これらの業務特性に合わせてインターネット情報へアクセス可能で、推論能力の極めて高い「Gemini 2.5 Pro」を活用することで、企画立案のスピードと品質を飛躍的に向上させ、業務の高度化を実現することを目的としています。
導入においては、高度な企画業務での活用を前提に高推論型の生成AIモデルを比較検討し、回答の精度・品質、要約能力、日本語の自然さ、コーディング能力、およびクラウドサービスのセキュリティといった点を評価し、当行の利用に最も適した生成AIとしてGeminiを選定いたしました。
2.Geminiの主な活用ユースケース
Geminiの持つ高度な推論能力と最新の外部情報へのアクセス性能を最大限に活かし、本部の企画・検討業務において、主に以下のようなユースケースで活用していきます。これにより、定型的な情報収集・分析作業の効率化だけでなく、戦略や企画の検討における品質向上に寄与すると考えています。

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対象業務 |
具体的な活用ユースケース(事例) |
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リサーチ業務 |
・取引先企業に関連する業界動向、最新の市場状況等の調査 ・サービスの他社・他行の事例調査 |
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企画立案 |
・新規サービスや施策の企画立案時におけるアイデアのブラッシュアップ、 多角的なリスク分析、競合優位性の検討 |
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専門業務 |
・プログラミングコードの生成・レビュー ・当行ホームページのSEO(検索エンジン最適化)分析・改善策の検討 |
3.今後の生成AIの活用について
当行では、業務の特性に応じて最適な生成AIを使い分けることを前提に、行内環境の構築を進めています。今後も、行員のリテラシー向上施策や新たなAI技術の導入など、生成AIを最大限に活用できる環境整備を継続し、活用業務の拡大を図ることで、全行的な生産性向上と企業価値向上を目指す文化を醸成してまいります。

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