「iCDタスクディクショナリ」に障害者雇用関連タスクを新規追加
一般社団法人iCD協会(東京都千代田区、理事長:金修)と特定非営利活動法人ITCちば経営応援隊(千葉県船橋市、代表者:浅井鉄夫)は、企業の障害者雇用をサポートするための障害者雇用タスクの追加を行いました。
1.背景と課題
近年、障害者雇用の促進は、企業の社会的責任にとどまりません。人的資本経営やダイバーシティ推進の観点からも、重要な経営施策として位置づけられています。
令和6年4月および令和8年7月に法定雇用率の段階的な引き上げが予定されています。これにより、企業は採用・配置・定着支援を一体的に実施する実務対応力が求められています。しかし現場では、障害者雇用に関して次のような課題が顕在化しています。
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会社内に適当な仕事が見つからない
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障害者を雇用するイメージやノウハウがない
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採用時に適性、能力を十分把握できるか
2.タスクディクショナリ追加の概要
① 障害者雇用に必要なタスクを追加
下記の障害者雇用プロセスのうち「障害者雇用方針決定」~「採用」までのタスクを追加

追加タスク一覧

② 障害者雇用テンプレートの用意
障害者雇用タスクを実行するうえで下記のテンプレートを準備しています。
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主に精神障害者に適したタスクを判定するために、既存タスクを「難易度」「コミュニケーション要否」「ミスの影響度」「定型性」「反復性」の5つの観点で評価して、客観的な職務設計と配置判断を支援する「精神障害者タスク評価シート」を用意しました。

3.障害者雇用タスクの追加とその効果
新たに追加された障害者雇用タスクにより、次のような効果が期待されます。
①自社タスクから洗い出した障害者の作業タスクを明確にすることで、求める人材像が定義でき採用活動を円滑に進められます。
②障害者雇用に必要なタスクや知識を明確化でき、採用から定着まで一貫した活動を計画的に進められます。
③自社タスクから定義した、障害者の作業タスクをもとに実習やジョブトライアルを計画的に実施することで、相互理解と職務適性の見極め機会を得られます。
4. 今後の展開
今後は、主に障害のある部下を持つ上司について、定着や教育を支援するタスクの拡充を予定しています。また、導入企業の成功事例を積極的に共有し、タスクの精度と実効性の向上を図ることで、企業が障害者雇用を進めやすい環境づくりを目指します。

■一般社団法人iCD協会
本社所在地 : 〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2-22千代田ビル6F
理事長 : 金 修
設立 : 2018年2月
事業概要:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iCD(iコンピテンシ ディクショナリ)」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等
URL : https://www.icda.or.jp/
■特定非営利活動法人ITCちば経営応援隊
本社所在地 : 〒273-0865 千葉県船橋市夏見2丁目30番9号
代表 : 浅井 鉄夫
設立 : 2003年12月
活動目的:ITコーディネータ等の育成・普及を図るとともに、主に千葉県内において、企業・公共機関・非営利団体等における各種経営活動(特に情報技術の利活用等)に関わる支援事業、ならびに上記団体等に属する人および一般市民等に対して、情報技術に関わる啓発事業を行い、豊かで暮らしやすい地域社会の創出と質の高い市民生活の実現に寄与する。
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