「日本初」トレイルビルディング専用の特殊ショベルカーで、日本の登山道整備やマウンテンバイクフィールド造成に革命を!
竹内製作所TB225特注モデルに、オーストリアMARTIN社製パワーチルトを装備したトレイルビルド専用バックホウを日本初導入。最高品質のMTBコース造成や山道整備の提供、さらに業務効率化を実現します。

これまでの日本のMTBコース造成や山道整備
これまで日本の多くの現場では、MTBコース造成や山道の整備では、主に昔ながらの方法でツルハシやスコップなどが使用され、バックホウ(ショベルカーの正式名称)が入ることができる安全な現場に限りバックホウを使用していました。
しかし、そのバックホウの多くはレンタル機材であり、日本でレンタルできる多くの機材はトレイルビルディングに必要な仕様とはなっていません。
当法人でも通常、サイズの異なる2台のバックホウをレンタルし造成作業をする場合が多く、2台分のリース代もかかり、さらに山の中で2台のバックホウを乗り換えながら作業を進める状況でした。
また基本的には土を掘るバケットの動きも縦の動きのみです。しかしながら、MTBコース造成ではほとんどの路面はR形状(弧を描く形状)となり、水平や垂直などフラット面はほぼありません。そのため、縦もしくは横にバケットがシンプルに動くバックホウでは、R形状の路面を造成する精密な作業が難しく、結果としてバックホウで粗作業したあと、作業員の人力による細やかな仕上げ作業が必要となっていました。また冬に作業する場合は、レンタル機材の場合はキャノピー仕様のため、朝が非常に寒く手がかじかみ、また電話対応なども多く、思うように作業がはかどりません。
これらが、MTBコース造成や山道整備の工期および費用が嵩む大きな要因となっていました。



今後、当法人で10年以上取り組んできた正式なMTBの社会環境の実現に向けた政策提言活動がさらに進んでいくことで、よりMTBフィールド造成や山道の整備業務の増加が予想されます。
より高品質かつ高効率、そして低予算でそれらの案件にご対応し、MTBをはじめとした自然歴史文化を体験できるMTBのようなアウトドアアクティビティの安全安心かつ健全な機会を、日本中の方々へ公平に提供することで日本の地方創生につなげる必要があると考えています。
当法人ではこのため、この度大きな投資を行い、竹内製作所様の協力により、初のチルトバケット搭載の特注モデルを製作し、導入することができました。また今回の導入には、株式会社JPF様には多大なご支援とご協力を頂きました。
日本初の新型機材の導入による活動全体の推進

今回、日本で初めて誕生したこの機材は、竹内製作所のTB225というモデルの特注品です。竹内製作所は売上の99%が海外、欧州でのミニバックホウのシェアは2位となっており、海外では非常に人気の建機メーカーです。

そのTB225は、2.4トンというトレイルビルダーが使用するミニショベルの中では、比較的重量およびパワーがあるため、山間部での使用でも安定感があり、かつ埋まった岩や根っこなどを取り除く作業や岩質での作業も効率よく進めることができます。
ただし通常大きなバックホウはキャタピラ幅が広くなるため、木の根や岩の間などの狭いところを通り抜けることが難しくなります。
しかしこのTB225は、このサイズのバックホウには珍しいキャタピラ幅を150cm~110cmに可変できる特殊な仕様であるため、木が密集している樹林帯でも縫うような移動が可能な数少ないモデルです。

また、このTB225はガラスで囲まれたキャビン仕様でさらにシートヒーター付なので、厳冬期の早朝からの作業も可能となります。窓ガラスは3面を開けることが可能なので真夏の作業も対応できます。
さらにブルートゥースや音響も付いているため、スマートフォンとつなぎ業務効率化が図れます。
シートはサスペンションも付いており、身長や体重に合わせてこまめに調整できるため、長時間快適な作業が可能となります。
細かなところまで至れり尽くせりな機材です。
今回、特別にTB225に油圧サービス系統を増やして頂き、オーストリアのMARTIN社製のパワーチルトクイックヒッチおよび専用バケットを装備しました。
このパワーチルトという装備は、従来、バケットを縦にしか動かすことが出来なかったものを、左右に首を振れるようにして縦横斜め自在に必要な向きにバケットを動かすことができます。この機構を操る技術を身につけることで、あらゆるR形状(弧を描くような形状)の路面を精密に造成することができ、結果として手作業つまり人件費を大きく減らし工期を短縮することができます。
またクイックヒッチによって、バケット交換を手作業ではなくワンタッチで行うことが出来、作業効率を向上できます。
爪無しの幅広フラットバケットも注文済みとなっており、幅の広い走行面を有するパンプトラックなど、平地でのコース造成を効率よく、かつ高精度で行うことが可能となっていきます。



Takeuchi TB225 HP:
https://www.takeuchiglobal.com/compact-excavators/tb225-compact-excavator/
Martin HP:
MTBコース造成および山道整備の革命

このように今回の新型機材の日本初導入により、森の彫刻とも言えるMTBコース造成や山道整備において、高品質化および作業効率化(工期短縮と予算節約)の幕開けになると確信しております。
そして、海外と同様に多くの日本人の方々およびインバウンド観光客が日本の豊かな自然や歴史文化を森林アクティビティで知り体験する環境作りが進んでいき、それは地方創生に大きく貢献していくものと確信しています。
しかし、日本の山や山道などの活用および維持管理の上での根本的な難しい課題があります。
当法人ではその解決に向けた事例作りおよび政策提言活動を引き続き最優先事項として推進して参ります。
そのため引き続きの多くの方々からのご理解とご協力、ご支援を賜れましたら幸いです。
次世代に、素晴らしい日本の自然・歴史・文化を伝える環境を作り、残していけたら本望です。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。




山守人とは
山守人(一般社団法人山守人、株式会社山守人)
MTBフィールド指定管理運営、MTB会員組織運営、まちづくりコンサルティング、MTBコースデザイン造成、MTB人材育成・運営アドバイス業務、ツアー・イベント、MTBレンタル販売事業、政策提言活動、MTB普及啓蒙体験活動、そのほか地域貢献活動等の非営利事業
メール:yamamoribito.mtb@gmail.com
HP:https://www.minamialpsmtb.com/
当法人は、現地視察、現地調査、企画、コースデザイン設計、フィールド造成、造成監理、スタッフ教育、公共施設の指定管理や広域のMTBフィールド管理運営まで、長年の実績によるトータルサポートが可能です。
※視察・取材もご対応可能です。お気軽にご相談下さい。
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