ORENDA WORLD、公的データを分析、農業IoT「みまもりファーム」が実現する“休める農業”を提言

─ 農家の平均年齢68.4歳、持続可能な農業の鍵は「ゆとりある経営」。24時間監視の重圧からの解放が急務。 ─

株式会社ORENDA WORLD

 株式会社ORENDA WORLD(本社:東京都港区、代表取締役社長:澁谷 陽史、以下 ORENDA)は、この度、農林水産省が公開する農業労働力に関するオープンデータを独自に分析しました。その結果、日本の農業を支える従事者の平均年齢が67.8歳に達し、その労働環境が極めて過酷な状況にあることが改めて浮き彫りになりました。国も推進する「ゆとりある経営」の実現には、24時間365日続く精神的な重圧からの解放が不可欠であり、ORENDAはこの課題を解決するソリューションとして、農業IoTモニタリングシステム「みまもりファーム」を提言します。

■調査の背景

 「スマート農業で儲かる未来を」。そんな掛け声とは裏腹に、現場の農家が求めているのは、日々の安心と、心休まる時間かもしれません。平均年齢68.4歳。これが日本の食を支える方々の現実です。 農林水産省のデータからは、収益向上への期待以上に、24時間365日ハウスを見守り続ける精神的な重圧から解放されたいという、現場の切実な願いが聞こえてきます。ORENDAは、テクノロジーが真に応えるべきは、この「現場の本音」であると考え、本分析を実施しました。

■調査サマリー

  • 農業従事者の平均年齢は67.8歳。待ったなしの労働環境改善。(出典:農林水産省)

  • 持続可能な農業には「ゆとりある経営」が不可欠。24時間監視の重圧からの解放が最大のニーズ。

  • テクノロジーの役割は、複雑な操作ではなく「安心」を提供すること。

【分析結果1】平均年齢67.8歳。「休めない」が当たり前の日常

出典:農林水産省「令和3年度 食料・農業・農村白書」より引用 https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r3/r3_h/trend/part1/chap1/c1_1_01.htm

 

出典:農林水産省「令和2年度 食料・農業・農村白書」より引用 https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r2/r2_h/trend/part1/chap3/c3_2_00.html

 日本の基幹的農業従事者の平均年齢は67.8歳に達し(2020年時点)、その労働環境の改善は待ったなしの状況です。特にハウス栽培などの施設園芸は、天候や病害虫、温度管理など、片時も気が抜けません。「夜中に何度もハウスの様子を見に行く」「長期の休みは取れない」――それが多くの農家の日常です。この身体的・精神的な負担が、深刻な後継者不足に拍車をかけていることは想像に難くありません。

【分析結果2】求められる「ゆとりある経営」。経済性と生活の質の両立

 農林水産省の「食料・農業・農村白書」では、持続可能な農業構造の実現に向け、「ゆとりある経営」の重要性が示唆されています。これは、単に収益を上げるだけでなく、労働時間を管理し、休日を確保することで、農業者が健康で文化的な生活を送れるようにすることを目指すものです。 高価で複雑な大規模システムを導入して収益をわずかに上げることだけがスマート農業ではありません。まずはスマートフォン一つでハウスの状況が分かり、安心して眠れる環境を整えること。それが、多くの農家が実感できる「ゆとり」への第一歩であり、現場の偽らざる本音なのです。

■今後の展望

 テクノロジーの進化は、時として現場のニーズと乖離することがあります。我々が目指すのは、農家の方々を複雑な操作から解放し、テクノロジーを“頼れる相棒”として使っていただくことです。 深夜にハウスの心配をすることなく、安心して眠りにつき、たまには家族とゆっくり過ごす時間を持つ。そんな「当たり前の日常」を取り戻すことこそ、我々がスマート農業で実現したい最大の価値です。テクノロジーは、収益を最大化するためだけでなく、人の心にゆとりをもたらすためにこそ、その真価を発揮すべきだと考えています。

■解決策のご提案:農業IoTモニタリングシステム「みまもりファーム」

 ORENDAが開発した農業IoTモニタリングシステム「みまもりファーム」は、この「現場の本音」に徹底的に寄り添ったソリューションです。

  • ハウス内にセンサーを設置するだけで、温度や湿度、CO2濃度などをリアルタイムで計測し、お手持ちのスマートフォンやPCでいつでもどこでも確認可能。

  • 異常があれば即座にアラートが届きます。

  • 高価な設備投資は不要。「安心して休む」ことから始める、新しいスマート農業の形です。

 ORENDAは「みまもりファーム」を通じて、日本の農業が抱える課題解決に貢献し、農業に従事するすべての人々が豊かさを実感できる社会の実現を目指してまいります。

「みまもりファーム」サービスサイト: http://mimamori-farm.orenda.co.jp/

【株式会社ORENDA WORLD】

「デザインとテクノロジーを用いて、人々に感動と心揺さぶる体験を届ける」をビジョンにかかげ、ゲーム開発における技術を活かして社会課題を解決するソリューションを提供している。

コンピューターグラフィックス・映像分野とコラボレーションさせた、デジタルヒューマン・メタバースコンテンツへの音声合成技術の活用にも積極的に取り組む。

会 社 名:株式会社ORENDA WORLD

設    立:2015年7月15日

所 在 地:東京都港区北青山一丁目3番6号 SIビル青山

U R L:https://orenda.co.jp/

代 表 者:代表取締役 澁谷陽史

事業内容:AIソリューション事業、デザイン開発事業、地方創生事業

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会社概要

株式会社ORENDA WORLD

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URL
https://orenda.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山一丁目3-6 SIビル青山5階
電話番号
03-6276-3191
代表者名
澁谷 陽史
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年07月