研究所をプロデュース ~ 夢を育む場所をつくろう ~【プロデュース人材育成講座vol.11】11月27日無料ハイブリッド開催
■まだ諦めない!日本の研究力
10月に2023年ノーベル賞受賞発表が行われました。今年もそこに日本人受賞者の名前はなく、研究者ならずとも複雑な思いを持った方も多いでしょう。文部科学省(NISTEP)が発行した最新の報告書では、日本は世界に注目される論文などの研究成果をかつてのように生み出せなくなっているとのデータも示されています。
大学や企業などの研究開発費や研究者数の伸びも他の主要国より小さく、論文数でも中国・米国などの国々を追いかける状況が続いています。しかしその一方で、新規に採用される女性研究者の割合や、大学と企業が共同で実施する共同研究の件数、大学の知的財産権収入などは長期的な増加傾向にあり、日本の研究力は世界の中で存在感を示すポテンシャルをまだ十分有していることを見て取ることもできます。
■知的探求心が拡げる科学研究領域と世界拠点への挑戦
日本の研究者が夢を持って独創的な研究テーマに取り組み、世界レベルのすぐれた研究成果を継続的に手にするためには何が必要なのでしょうか。日本を代表する科学者・研究者が描くビジョンや、その研究キャリア・研究システムを自らの手でどうプロデュースしてきたのかを知ることは、その大きなヒントになるかもしれません。
今回お話しを伺う森郁恵さんは、博士課程の海外留学中に線虫を用いた生命科学研究に出会いました。長さわずか1mmほどの線虫にさまざまな温度環境条件を与えることで、その行動学習や記憶をつかさどる神経回路の同定に成功した生粋のサイエンティスト。その後、名古屋大学大学院理学研究科附属ニューロサイエンス研究センターを創設し、遺伝学や分子生物学・神経科学などの専門基礎研究を大切にしながらも、私たち人間の日々の社会的営みから文化芸術活動といった創造的行動にいたるまでその関心領域を大きく拡げ、学際的なアプローチで神経ネットワークの動作原理解明を目指しています。
■今回のプロデュース人材育成講座は、次のような関心がある方に特におすすめです。
・研究者の心を突き動かす原動力はどこから生まれるのか
・研究構想力や世界観・大きなビジョンを持つために大切なこと
・人との出会い、チームワーク、コミュニケーションが育てる創造性
また、今回は会場とオンラインのハイブリッド開催となります。会場ではゲストの方に直接質問できる絶好の機会ですので、ぜひ会場まで足をお運びいただけますと幸いです。
参加費は無料です。
皆様のご参加をお待ちしています。
■イベント:プロデュース人材育成講座vol.11『研究所をプロデュース ~ 夢を育む場所をつくろう ~』
■登壇者(敬称略)
・森 郁恵(もり いくえ):名古屋大学大学院理学研究科 ニューロサイエンス研究センター シニアリサーチフェロー
■モデレーター(敬称略)
・大野 秀敏(おおの ひでとし):横浜国立大学 総合学術高等研究院 共創革新ダイナミクス研究ユニット特任助教
■開催日時:2023年11月27日(月)18:30~20:30 (会場ご参加の方は18:00より受付を開始します)
■開催形式:
・会場開催
RIVERLD神田B(東京都千代田区 神田須田町1丁目20−2 製麺会館ビル3階)
(東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩1分/JR神田駅 徒歩3分/JR秋葉原駅 徒歩4分)
※会場の都合上、先着30名様限定とさせていただきます。
・ZOOMを活用したオンライン開催
※お申し込み後、ZOOMリンクを送らせていただきます。
※お申し込みいただいた方には、講座の様子を録画した動画をお届けします。お届けは講座開催から約1週間後を予定しています。
■料金:無料
■参加申込:https://zesda.jp/psri011/
※申し込みの際は、メールアドレスの誤入力にご注意ください。
■主催:研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会
■共催:NPO法人ZESDA
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