【慶應義塾】皮膚の表皮細胞が温かいと感じる温度感覚を生み出していることを発見
私たちは外界の温度を感覚神経で感知し、その信号が脳まで送られて、熱い、冷たい、温かい、という温度感覚が生じます。しかし、私たちの全身を覆う最大の臓器である皮膚も温度を感知しているかどうかは、意外にも意見が分かれていました。今回、自然科学研究機構 生理学研究所(生命創成探究センター)の富永真琴教授、LEI Jing NIPSリサーチフェロー、佐賀大学の城戸瑞穂教授、慶應義塾大学医学部皮膚科学教室の天谷雅行教授、東京工科大学の松井 毅教授らの研究グループは、皮膚の表皮細胞にあるTRPV3(トリップヴイスリー)が温かい温度を感知して温度依存性行動につなげていることを明らかにしました。本研究により、皮膚の表皮細胞が温度感知に関係していることが明らかになり、近年意見が分かれていた議論に終止符が打たれました。本研究結果はNature Communications誌(日本時間2023年7月20日18時解禁)に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/7/21/230721-1.pdf
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