医薬品添加剤「NISSO HPC」製造設備の増強完了、営業運転を開始

-欧州技術拠点・インド直販・環境認証取得によるグローバル販売体制を強化-

日本曹達株式会社

NISSO HPC製造設備全景

当社は、医薬品添加剤「NISSO HPC」について、二本木工場(新潟県上越市)における製造設備の増強が完了し、営業運転を開始いたしましたので、お知らせいたします。

また、増強後の生産能力を最大限に活かすためのグローバル販売体制強化に向けた販売戦略についても、お知らせいたします。

■ 市場環境

「NISSO HPC」の主要な用途は、医薬品、健康食品、工業用途の3分野です。このうち医薬品分野は、世界的な人口増加と高齢化の進展を背景に堅調な成長を続けており、当社の注力領域と位置づけております。
こうした市場環境を踏まえ、当社は生産能力の増強と販売体制の強化を一体的に推進しております。

■ 二本木工場におけるNISSO HPC生産能力増強

医薬品添加剤の世界的な需要拡大に対応するため、2023年3月に「NISSO HPC」製造設備の生産能力増強を決定し、このたび予定通りに増産設備を竣工いたしました。

<能力増強の概要>

生産能力

従来の1.5倍に増強

投資金額

100億円

操業開始

2026年7月

                  

「NISSO HPC」新製造設備

この増強された生産能力を最大限に活かすため、以下の3つの販売戦略を推進してまいります。


1.セルローステクニカルアプリケーションセンター ヨーロッパ(NISSO CTAC EU)の運営開始

CTAC(セルローステクニカルアプリケーションセンター)とは、お客様との価値共創を目的とした
技術サポート拠点です。2019年、千葉県市原市に最初のCTACを開設し、製剤処方の開発支援や技術
サービスを提供してまいりました。

欧米は新薬開発の中心地であり、これまで欧米のお客様への技術サポートは国内のCTACにて対応してまいりましたが、時差や距離の制約から、よりタイムリーな対応が課題となっておりました。

そのため、2026年2月に、欧州・ドイツにおいて「セルローステクニカルアプリケーションセンター ヨーロッパ(NISSO CTAC EU)」を新たに開設しました。

<NISSO CTAC EU概要>

所在地

ライフサイエンスセンターデュッセルドルフ内(ドイツ)

運 営

NISSO CHEMICAL EUROPE GmbH

主な設備

打錠機(シミュレータ)、流動層造粒機、撹拌造粒機、各種評価機器等(欧米仕様機器を導入)

NISSO CTAC EUが入居するライフサイエンスセンターデュッセルドルフ外観
2026年2月に執り行われた開所式の様子
ラボの様子

開所式には、ドイツ、スイスの大学・研究機関や欧州のパートナー企業をお招きし、鏡開きによる日本式のセレモニーを行いました。

本施設では、欧米の製薬企業が使用する機器を導入し、現地のお客様のニーズをタイムリーに把握しながら、処方開発支援や技術サービスを提供いたします。国内のCTACと緊密に連携し、欧州・米国市場におけるきめ細やかなソリューション提案を実現してまいります。

2.インド市場における販売体制強化

人口14億人を超えるインドは、ジェネリック医薬品の世界的な製造拠点として急成長を続けており、当社にとって重要な市場です。
2026年4月より、Nisso Chemical India LLP(NCI)を通じた自社直接販売を開始しております。

<体制強化の概要>

物流拠点

日系物流会社運営の現地倉庫を活用

販売体制

代理店経由の販売に加え、自社による直接販売を並行実施

日系会社が運営する倉庫を活用した現地在庫販売体制を構築することで、お客様へのタイムリーな製品供給と、市場ニーズの直接把握を実現いたします。

3.環境製品宣言(SuMPO EPD)の取得 ~セルロース誘導体として国内初~

近年、欧州の製薬企業を中心に、サステナビリティ調達の観点から原材料のライフサイクル全体における環境負荷の開示を求める動きが加速しております。

 こうした要望に応えるため、「NISSO HPC」および食品添加剤「CELNY」において、サステナブル経営推進機構(SuMPO)による環境製品宣言(EPD)認証を取得いたしました。セルロース誘導体としてSuMPO EPD認証を取得したのは、国内では当社が初めてとなります。本認証の取得により、お客様のサステナビリティ調達方針に沿った客観的な環境データを提供できる体制を整えました。

詳細につきましては、本EPDはSuMPO EPD公式ページ(https://ecoleaf-label.jp/epd/2731)をご確認ください。

         SuMPO EPD認証マーク

当社グループは、長期経営ビジョン「かがくで、かがやく。2030」、ならびに中期経営計画「かがくで、かがやく。StageⅢ」(2027年3月期~2030年3月期)を策定し、ヘルスケア分野を企業価値向上のマテリアリティと位置付け、高付加価値事業の拡大と海外事業の推進に取り組んでおります。今回発表た生産能力の増強と3つの販売戦略は、長期経営ビジョンおよび中期経営計画に基づく取り組みの一環として、当社グループのさらなる企業価値の向上に貢献するものです。

 今後も当社は「化学」を通じて新たな価値を提供し、人々の健康と暮らしを支えてまいります。


◆ 日本曹達株式会社について

日本曹達は1920年の創立以来、独自の技術とノウハウを蓄積し、農薬、医薬品、特殊化学品など高機能・高付加価値の化学製品を提供してきました。
また、化学物質を取り扱う企業として、レスポンシブル・ケアの考え方を常に意識し、環境、安全、品質、健康に配慮した事業活動を行ってきました。
これからも独創的な技術や製品を通じて、新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献していきます。日本曹達株式会社 (https://www.nippon-soda.co.jp/)

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会社概要

日本曹達株式会社

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URL
https://www.nippon-soda.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2丁目7番2号 JPタワー
電話番号
03-6366-1920
代表者名
阿賀 英司
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1920年02月