「廊下に時計があったら」生徒の声から始まった学校改善

株式会社ナカザワが湖南市立日枝中学校へ掛け時計14台を寄贈。選挙公約から始まった生徒主体の取り組みを、地域の時計専門店が後押し。

株式会社ナカザワ

日枝中学校生徒会4名と記念撮影

株式会社ナカザワ(本社:滋賀県湖南市、代表取締役社長:中澤 実仟盛)は、2026年7月17日(金)、湖南市立日枝中学校へ、校内設置用の掛け時計14台を寄贈しました。
同日、同校体育館で開催された全校集会において、時計の贈呈式が行われました。

今回の取り組みは、「廊下に時計があったら助かる」という生徒の声をきっかけに、生徒会役員選挙で掲げられた「廊下に時計を設置する」という公約から始まりました。生徒会が自ら学校生活の課題解決に取り組んできた活動を、地域企業として応援するものです。

寄贈前に学校前で撮影

生徒たちは、公約の実現に向けてベルマークを集め、自分たちの力で2台の時計を確保。その後、残る14台について株式会社ナカザワへ手紙で協力を依頼しました。

寄贈決定後には、生徒たちと当社の担当者が校内を回って設置場所を確認し、今回の贈呈式を迎えました。

「時間が分からず焦ってしまう」学校生活の中にあった課題

同校では、教室には時計がある一方、廊下や階段、移動教室へ向かう途中など、時間を確認しにくい場所がありました。休み時間や昼休みの後には、授業に遅れて「時間を見ていなかった」という声が聞かれることもありました。

こうした生徒たちの声を受け、現在は生徒会副会長を務める中谷仁紀さんは、生徒会役員選挙で「廊下に時計を設置する」ことを公約の一つに掲げました。

選挙演説では、授業への移動が遅れた際に「ベル着(チャイムが鳴る前に着席すること)ができていない」と注意を受ける学校生活の一場面に触れながら、「皆さん、授業に遅れた時に先生に『ベル着できてへんやんか!』と注意されることありますよね?でも皆さん思いません?廊下に時計があったらなぁ!僕はそんな思いです」と全校生徒へ呼びかけました。生徒にとって身近な課題を取り上げた演説は、多くの共感を集めました。

廊下に時計を設置したいと演説した中谷さん

また、公約には、時間を守ることにとどまらない思いも込められていました。生徒からは、受験生をはじめ全校生徒に、時間を意識して計画的に行動してほしいという声も上がりました。

「先生から指示されるのではなく、生徒一人ひとりが時計を見て、『あと3分あるから着席しよう』と主体的に判断して行動できる学校にしたいと思いました」

「ここに時計があったら嬉しい」と設置場所を検討している様子

生徒会では公約の実現に向け、教室前の廊下や特別教室前、体育館につながる渡り廊下など、学校生活の中で時計が必要な場所を調査しました。その結果、校内に合計16台の時計が必要だと考えたとのことです。

ベルマークを集め、自分たちの力で2台を確保

生徒たちは、必要な時計をすべて外部からの支援に頼るのではなく、自分たちにできることから始めました。

以前から学校で続けてきたベルマーク活動を生かし、学習委員会を中心に各クラスへ収集を呼びかけました。クラスごとに学習委員がベルマークを回収し、多くの生徒や家庭が活動に協力しました。集まったベルマークは16,000を超えたと言います。集めたベルマークで2台の掛け時計を確保し、2026年3月、校内の踊り場などに設置しました。

生徒たちはこの活動を、

「大変だったというより、みんなが協力してくれたおかげで買うことができました」

一人ひとりが協力しないと集まらないので、みんなの協力で時計を用意できたことがうれしかったです

と振り返っていました。

質問に答える生徒たち
寄贈した掛け時計

一方、これまで集めてきたベルマークをすべて合わせても、交換できる時計は2台が限界でした。必要と考えた16台に対し、自分たちの活動で実現できたのは2台。残る14台をどのように確保するかが、次の課題となりました。

 
生徒会から届いた一通の手紙

生徒会が残る14台について検討していたところ、日枝中学校の学区である「湖南市下田」で創業した時計専門店を展開する株式会社ナカザワへ相談する案が先生から示されたといいます。

株式会社ナカザワには、学校からの正式な依頼文とともに、生徒会のメンバーが自分たちの言葉で書いた手紙が届きました。

生徒会から株式会社ナカザワへ寄せられた手書きの手紙

手紙には、時間が分からず授業への移動を急いでしまうことや、生徒同士がぶつかりそうになったこと、自分たちでベルマークを集めて2台の時計を確保したこと、残る14台について協力してほしいという思いが記されていました。

株式会社ナカザワは、生徒たちが学校の課題を自ら見つけ、解決方法を考え、まず自分たちで行動した姿勢に共感し、14台の掛け時計を寄贈することを決定しました。

協力が決まったときの気持ちを尋ねると、生徒からは笑顔で、「よっしゃー!と思いました」という率直な声が聞かれました。

時計がもらえるとわかった時、「よっしゃー!」と思いました
「手紙が届いて嬉しかったですね」


生徒たちと一緒に設置場所を確認

寄贈決定後の6月30日、株式会社ナカザワの担当者が日枝中学校を訪問しました。

当日は、生徒会のメンバーや学校関係者とともに、掛け時計を実際に校内へ持ち込み、設置場所と見え方を確認しました。

生徒たちは、廊下の反対側から時刻が見えるか、移動中に自然に目に入るか、雨に濡れず多くの生徒から見える場所はどこかなど、学校生活を送る立場から意見を出しました。

時計を実際に掲げ、廊下での見え方を確認する生徒たち
渡り廊下から時計が見えるか1箇所ずつ確認

タイムステーションNEOイオンモール草津店の店舗責任者も同行し、時計を扱う専門店としての視点から、生徒たちと一緒に設置方法を確認しました。

参加した生徒からは、


「実際に時計を持って廊下を回ると、学校に時計がある姿が想像できました。時計を見ることで、時間を守ろうという意識につながると思います」

「時計の設置場所を決めるのは思っていたより難しかったです。実際に時計を置くと、校内が落ち着いた雰囲気になると感じました」


との声が聞かれました。

全校集会で14台の掛け時計を贈呈

7月17日の贈呈式の様子
7月17日の贈呈式の様子

2026年7月17日(金)、日枝中学校体育館で開催された全校集会の中で、時計の贈呈式が行われました。

全校生徒が見守る中、株式会社ナカザワから日枝中学校へ、14台の掛け時計が贈呈されました。

社長の挨拶

株式会社ナカザワ代表取締役社長の中澤 実仟盛は、生徒会から届いた手紙について、次のように話しました。

「自分たちで学校の課題を見つけ、それを自分たちで解決していこうという思いが書かれた手紙に感動しました。『時計があったらな』という皆さんの声が、私たちの心に届きました」

また、生徒たちに向けて、
「自分の思いを言葉にして伝えることには、人を動かす力があります。これから時計を見るたびに、時間を守ること、そして時を大切にすることを思い出してほしいと思います」
と呼びかけました。

寄贈された時計は、夏休み期間中に校内へ設置され、夏休み明けから活用される予定です。

生徒が自ら時間を考え、行動できる学校へ

時計の設置によって学校生活がどのように変わると思うかを尋ねると、生徒会のメンバーは次のように答えました。

「みんなが時計を見て、時間に対する意識を持って行動するようになると思います。授業だけでなく、学校生活全体でも時間を意識するようになると思います」

今回の活動を通して、生徒たちは、自分たちの学校を自分たちの手でより良くすることの大切さも感じています。

「誰かに言われてやるのではなく、自分たちで学校の課題を見つけて、『ここがもっと良くなったらいいな』と考えて行動することが大切だと思います。私たち自身も活動することが楽しいですし、生徒のみんなもその思いに応えようという気持ちになると思います」

「自分たちが声を上げ、生徒会長や副会長がその思いに応えて活動することで、より良い学校をつくることができると思います」

インタビューの様子


2台は自分たちの力で。14台は地域とともに。

今回の取り組みは、生徒たちが自ら学校生活の課題を見つけたことから始まりました。

公約を掲げ、ベルマークを集め、自分たちの力で2台を確保する。残る14台については、地域企業へ手紙で思いを伝える。そして、寄贈が決まった後も、自分たちで設置場所を考える。

株式会社ナカザワは、今回の時計寄贈を単なる物品提供ではなく、生徒たちの主体的な行動に地域企業が応え、ともに学校生活をより良くしていく取り組みと捉えています。

株式会社ナカザワは1952年に湖南市下田で創業し、現在は北海道から九州・沖縄まで時計・眼鏡の販売店を展開しています。

これまで地域の皆さまに支えていただいたことへの感謝を込め、これからも地域に根差す企業として、未来を担う子どもたちの主体的な活動を応援してまいります。

事前アンケートにはびっしり回答が記入されていました。

◆ 贈呈概要

贈呈日

2026年7月17日(金)

贈呈先

湖南市立日枝中学校

寄贈品

校内設置用掛け時計 14台

寄贈者

株式会社ナカザワ

贈呈式会場

湖南市立日枝中学校 体育館

◆ 株式会社ナカザワについて

株式会社ナカザワ

株式会社ナカザワ

株式会社ナカザワは、滋賀県湖南市に本社を構え、全国で時計・眼鏡の専門店を展開する企業です。
現在、国内外で70店舗以上を運営しています。地域に根ざしたサービスを提供しながら、お客様の暮らしに寄り添う存在を目指しています。

時計事業では、国内メーカーの時計はもちろん、海外ブランドも幅広く取り扱い、電池交換やバンド調整などのメンテナンスも店頭で対応。確かな技術と丁寧な接客で、お客様の大切な時計を長くご愛用いただけるようサポートしています。

また、創業70周年を迎えた今、新たな挑戦を続け、さらなる成長を加速させています。長年にわたり培ってきた信頼と実績を大切にしながら、これからも高品質な商品とサービスをお届けしてまいります。

名 称:株式会社ナカザワ
住 所:滋賀県湖南市中央2丁目92番地
設 立:1952年12月10日
年 商:435,600万円
資本金:5,000万円
代表者:代表取締役社長 中澤実仟盛
公式ホームページ:https://nakazawa-group.co.jp/
タイムステーションNEO公式オンラインショップ:https://ts-neo.com/
X:https://x.com/timestationNEO
Instagram:https://www.instagram.com/timestationneo
YouTube:https://www.youtube.com/@TIMESTATIONNEO
note:https://note.com/nakazawa3

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会社概要

株式会社ナカザワ

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URL
https://nakazawa-group.co.jp/,https://ts-neo.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
滋賀県湖南市中央 2丁目92
電話番号
0748-72-6017
代表者名
中澤 実仟盛
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
1952年12月