レクシスネクシス、「Protégé」にGeneral AI機能を追加、 法律専門家向けに高度なリサーチから日常業務まで一括支援

切り替え一つで、一般的なAIと信頼できる法務AIの両方を用いて、ディープリサーチやその他のAIを活用した業務を遂行

レクシスネクシス・ジャパン

 「法務・コンプライアンス業務を変革する」を掲げ、世界150カ国以上のビジネスで培った法令情報データベースとテクノロジーを掛け合わせた「ASONE®(アズワン)」「Lexis+ AI™」などのリーガルSaasプロダクトを提供する レクシスネクシス・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:パスカル ロズィエ、以下当社)は、AIアシスタント「Protégé™」に一般的なAI機能を追加した「Protégé General AI」を発表しました。これにより、法律専門家は信頼できるLegal AIと複数のGenral AIモデルを、単一の安全な環境から切り替えて活用することが可能となります。Protégé General AIでは、Anthropic社のClaude Sonnet 4やOpenAI社のGPT-5、GPT-4o、o3など最新モデルを選択できまるようになります。

機能の特徴

法律専門家向けに設計された専用AIツールであり、汎用AIツールが提供できる範囲を超えた最高水準のプライバシーと柔軟性を備えています:

  • 設計段階からのセキュリティとプライバシー保護:完全暗号化されたLexis+ AI環境により、消費者向けAIツールをはるかに上回るデータプライバシー保護を実現

  • Shepard’s®引用エージェント:高度な引用エージェントが、含まれる法的情報源を事前にチェックし、人間のさらなるレビューが可能

  • 高度なリサーチ機能:法律専門家はあらゆるトピックに関する包括的な洞察を明確化

  • 柔軟なモデル選択:ユーザーは各タスクやユースケースに最適なAIモデルを選択可能

  • ユーザーおよび組織レベルの制御:ユーザーはProtégé General AIを簡単にオン/オフ切り替え可能で、法律事務所は組織方針や規制ポリシーに準拠するため、ユーザー向けの汎用AIを完全に無効化

ProtégéのGeneral AI活用方法

  • General AIをアイデアの出発点として活用する

  • ディープリサーチを実施する

  • 法的・非法的双方の対象者に向けたコミュニケーション案を作成する

  • 現実世界の文脈で法務業務を充実させる

  • 高度に複雑な問題を分解する

「General AI」と「Legal AI」の選択肢

Lexis+ AIユーザーは、タスクに応じて「Protégé General AI」または、「Protégé Legal AI」を選択することができます。

Protégé General AI

  • Claude Sonnet 4 (自然な文章生成): Anthropicの最新モデル。日常業務、コミュニケーション、ブレインストーミングを支援するため、思慮深く構造化された応答を提供します。

  • GPT-5(統合推論):OpenAIの最新モデル。強力な一般知識と専門知識を、推論能力および非推論能力と融合。LexisNexisはOpenAIとの直接連携により、本モデルをいち早く統合した企業の一つ。

  • GPT-4o(汎用探索型):日常的なタスク(汎用探索、ブレインストーミング、下書き作成、ウェブ情報のリアルタイム会話への統合など)に優れる。

  • OpenAI o3 (高度推論型):深層調査、戦略的意思決定、複雑な問題解決、専門的なワークフロー、ニュアンスのある理解といったタスクを最適化する。

Protégé Legal AI

  • 複数の法務特化モデル: Claude 3.7、Claude 4、GPT-4o、GPT-4.1、微調整済みGPT-4o-mini、および微調整済みMistralを含み、特定のユースケースに最適なモデルが処理を担当します。

  • 検証済み引用付き権威ある回答: 信頼性の高いLexisNexisの法務コンテンツ・メタデータおよび組織内部文書に基づき、Shepard’s®を通じて検証済み。

  • エージェント型ワークフロー: 独自のLexisNexisエージェント型AIフレームワークを基盤とし、2024年より同社のグローバル技術プラットフォームに統合されたエージェント型AI機能を活用。エージェント型ワークフローは、法務専門家がAIと対話する方法における重要な進歩です。AIガイデッドリサーチワークフローは、エージェントと人間の双方の間で構造化された段階的なプロセスであり、ユーザーがリアルタイムでAIの挙動を誘導することで、透明性と信頼性を深めることができます。

    • オーケストレーターエージェント:複雑なクエリを分解し、複数エージェントを連携

    • リーガルリサーチエージェント:調査過程をカスタマイズし柔軟に制御

    • リフレクションエージェント:最終応答を検証・補強

アジア・パシフィック マネージングディレクター  ケイティ フィクスター氏によるコメント

日本における法務・コンプライアンス業務へのAI導入が加速しています。これに対応し、当社は強力な汎用モデルと信頼性の高い法務AIを統合した、安全でプライベートなAI環境「Protégé General AI」を開発しました。多言語クエリや翻訳機能、プライベートなエンタープライズグレード環境でのシームレスなワークフロー統合といった機能により、専門家は機密保護を目的とした単一システム内で、より容易に起草、調査、コミュニケーションを行えるようになりました。

当社の目標は、機密性を損なうことなく調査からドラフト、クライアントとのコミュニケーションまでシームレスに移行できるようにすることで、法務専門家の効率性と安全性を高めることです。Protégé General AIにより、法務専門家はLexisNexisエコシステムの強みを頼りに、シームレスで安全な単一環境において法的問題の解決に集中できます。

Protégé についての詳細は、 www.lexisnexis.com/ja-jp/protege または、 www.lexisnexis.com/ja-jp/ai をご覧ください

LexisNexis エージェントとワークフローのリーダーシップ

General AIとLegal AIの双方は、LexisNexisのエージェント型AIフレームワークを基盤に構築された法務特化型AIエージェントを活用しています。一部のエージェントは、法的質問への回答や調査の実施といったタスクに対応する適応性の高い汎用エージェントとして機能します。他方、契約書のレビューや引用文献の確認など、特定の業務に特化したタスクスペシャリスト型エージェントも存在します。スマートな意思決定、多段階計画、リアルタイム適応性、パーソナライズされた段階的ワークフローを組み合わせることで、エージェントはより迅速で正確、かつ高度に安全な結果の提供を支援します。

レクシスネクシスのAI開発について

レクシスネクシスの顧客主導型AIイノベーションは、複雑な問題を解決し、価値を高めるアナリティクスと意思決定ツールに重点を置いています。レクシスネクシスは、高度な暗号化とプライバシー技術に支えられ、人間の監視の下、安全なAIソリューションを責任を持って開発しています。そのグローバル テクノロジー プラットフォームは、スケーラブルなマルチクラウド インフラストラクチャ内に抽出型AI、生成型AI、エージェント型AIをシームレスに統合し、迅速なイノベーションを推進し、回答の質、精度、スピードを継続的に向上させます。独自のRAG (Retrieval Augmented Generation) プラットフォームは、信頼できる法律コンテンツとメタデータの包括的なリポジトリに大規模言語モデル (LLM) の回答を根拠づけ、高品質の回答と検証された引用を提供します。そのマルチモデルアプローチは、各ユースケースに最適なAIモデルを選択し、モデルの微調整は、パートナーであるMistral、Anthropic、AWS、Microsoftによってサポートされているドメイン固有のパーソナライズされたLLMの高いパフォーマンスを保証します。同社は2,000人以上の技術者、データサイエンティスト、専門家を雇用し、RELX レスポンシブル AI 原則 に沿ったソリューションの開発、テスト、検証を行っています。

会社概要

社 名: レクシスネクシス・ジャパン株式会社

所在地: 東京都中央区八重洲 2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11 階

代表者: パスカル ロズィエ

設 立: 1999年 2月 16日

事業内容:

  • 企業、法律事務所、大学、官公庁等に対するコンプライアンス

  • 法令、行政基準、判例、知財、企業情報等の専門的データベースや支援ツール

  • コンサルティングサービスの提供

サイト: https://www.lexisnexis.com/ja-jp

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会社概要

URL
https://www.lexisnexis.com/ja-jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階
電話番号
03-6739-4700
代表者名
パスカル・ロズィエ
上場
未上場
資本金
-
設立
1999年02月