エリクソンモビリティレポート:インドが先導して世界で5Gの成長が続く
• 主要な5G市場では収益の成長が続く
• 5Gがモバイルサービスパッケージングの革新を引き続き牽引
エリクソン(NASDAQ:ERIC)のモビリティレポートの2023年6月版により、一部市場での地政学的な課題およびマクロ経済の減速にもかかわらず、世界中の通信事業者は5Gへの投資を続けていることが明らかになりました。2022年8月に5Gサービスが開始された5Gの主要な市場であるインドでは、Digital Indiaの取り組みの下で大規模なネットワーク展開が進んでいます。
インドの5G契約は2022年末までに約1,000万に達し、2028年末までに国内のモバイル契約の約57%を占めると推定されており、世界で最も急速に成長している5G地域となっています。
最新のエリクソンモビリティレポートでは、北米での5G契約の成長が以前の予測を上回ったことも明らかになりました。この地域のグローバルな5G加入の普及率は、2022年末の時点で41%と最も高くなっていました。
5G契約は世界中のすべての地域で増加しており、2023年末までに15億に達すると予測されています。世界のモバイルネットワークのデータトラフィックは増え続けており、スマートフォンあたりの月間平均使用量は2023年末までに20GBを超えると予想されています。
本レポートはまた、主要な5G市場における継続的な収益の成長を示しています。エリクソンの上席副社長兼ネットワーク事業部門総責任者のフレドリック・イェドリング(Fredrik Jejdling)は次のように述べています。「5Gテクノロジーの世界的な導入は10億加入を超え、主要な5G市場の通信事業者に収益の成長をもたらしました。5G契約の増加とサービス収益の間には強い関連性があると考えています。過去2年間、5Gサービスを導入した上位20の市場で収益が7%増加しました。このトレンドは5Gの価値の高まりを示しており、ユーザーと事業者の双方に利益をもたらしています」
世界中の通信事業者(Communications Service Providers: CSP)の約240社が商用5Gサービスを開始し、そのうち約35社が5G スタンドアロン(SA)を展開または開始しています。事業者が消費者向けに提供している最も一般的な5Gサービスはenhanced Mobile Broadband(eMBB)、固定無線アクセス(Fixed Wireless Access: FWA)、ゲーム、一部のAR/VRベースのトレーニングや教育などのサービスです。
本レポートはまた、5Gがモバイルサービスパッケージングの革新を牽引し続けていることを明らかにしています。CSPがTV、音楽ストリーミング、クラウドゲームプラットフォームなど、人気のあるさまざまなエンターテインメントサービスとのバンドルを提供することがますます一般的になっています。現在、5Gサービス提供者の約58%がさまざまな形でこれらサービスを提供しています。
現在、FWAサービスプロバイダーの約40%を占めるCSPの100社以上が、5G経由のFWAを提供しています。
FWAは以下の点で堅調に成長しています。
FWAを提供しているモバイル事業者の数
5GでFWAを提供している企業の割合
通信速度ベースの料金体系を持つCSPの割合
処理されるトラフィック量(接続数と接続あたりのトラフィック量の両方が増加するため)
5Gは2028年までにすべてのFWA接続のほぼ80%を占めると推定されています。
2023年6月版のエリクソンモビリティレポートには4つの特集記事が含まれています。
トラフィックパターンが促進するネットワークの進化
5Gネットワークによるサービス差別化を模索する
モバイルネットワークが実現するARの台頭
モバイル体験の品質:新しいサービスに対するネットワークの成熟度
2023年6月版のエリクソンモビリティレポートの全文はこちら*からお読みください。
エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信事業者および企業をお手伝いします。ネットワーク、クラウドソフトウェアとサービス、企業向け無線ソリューション、グローバル通信プラットフォーム、技術・新規ビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘を支援します。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com
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