【速報】「株価が上がる株主総会」には、共通点があった

~独自AIで上場企業15社の株主総会を検定、成果報酬型のIR支援も開始~

コグニティ

市況に負けない株価が上がる株主総会の特徴をAIが検出

 AIによる意思決定支援を手がけるコグニティ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:河野 理愛、以下「コグニティ」)は、2024年6月に開催された上場企業15社の株主総会を対象に、説明内容と株価変動の関係を独自のAI技術で分析し、その調査結果「株価が動く、株主総会とは?」を発表しました。

 本調査では、自然言語処理と構造分析技術に基づき、企業の説明構成・情報量・話題展開・質疑応答の傾向を定量的に解析。「株価が上がった企業」と「そうでなかった企業」の説明の違いを比較した結果、“伝え方の精度”が市場評価に直結しているという、明確な傾向が確認されました。

 このレポートは、有料noteで全文を公開しているほか、YouTubeでは全編解説を無料配信中です。また、企業向けには「株価が上がった場合にのみ費用が発生する」成果報酬型の株主総会支援パッケージを開始し、最終的なIR戦略の磨き上げに貢献いたします。

【調査の背景】

■説明の巧拙が、株価を動かす時代に──IR担当者に問われる「語る力」

 近年、株主総会は単なる“通過儀礼”ではなく、企業の対外的な信頼獲得の場として注目を集めています。経営陣の説明がいかに明確で、投資家の関心に応える構成になっているかが、企業価値の短期的な評価に直結する傾向が強まっています。

とりわけ、目標や実績といった数値を羅列するだけではなく、「なぜそれを目指すのか」「どんな意図があるのか」といった背景説明の有無が、投資家の納得度と株価反応に影響していることが、定性的な観測を超えて定量的に確認されるようになってきました。

 このような変化を受け、コグニティは「企業の説明がどう構成され、どこに力点が置かれているのか」を数値化する技術「CogStructure」を用いて、本格的な分析に着手しました。

■調査概要と対象

・調査対象企業:2024年6月に株主総会を開催し、映像や書面で情報公開を行った上場企業15社

(株式会社INPEX、KDDI株式会社、NTN株式会社、株式会社あらた、アステラス製薬株式会社、​石井食品株式会社、協立情報通信株式会社、ジャパンディスプレイ株式会社、高島株式会社、デクセリアルズ株式会社、​日本M&Aセンターホールディングス株式会社、日野自動車株式会社、マツダ株式会社、丸紅株式会社、ユアテック株式会社)

・分析対象:株主総会動画、株主総会招集通知書

・分析手法:コグニティ独自の「CogStructure」(特許第6573321号)により自然言語の構造をスコア化

 ・説明構成、話題数、情報量の深さ

 ・質疑応答の有無/開示範囲/回答の丁寧さ

 ・日経平均や時価総額との相関分析

対象企業リスト

【主な調査結果】

■「理由・意義」を語った企業に、株価上昇の傾向

 分析では、株価が上昇した企業において共通していたのが、「なぜその目標を掲げるのか」「なぜその施策を選んだのか」といった“理由や意義”までを丁寧に語っている説明でした。たとえばアステラス製薬では、「利益体質への転換が喫緊の課題である」と前置きした上で、「そのために〇〇を目標とする」と展開。こうした課題→解決策の順での説明は、納得感と妥当性を伝える上で非常に効果的であり、同様の構造はKDDIなど他の株価上昇企業にも共通して見られました。

 この傾向は、過去に営業やプレゼンテーションの分析で高評価を得たトークパターンとも一致しており、説明の「質」はB2B/B2Cを問わず普遍的に評価されることが示唆されます。

説明構成の分析結果
意義・理由説明事例

■短文化・抽象化された質疑応答は「逆効果」に

質問・回答の長さ分析

 一方、株価が下落した企業に共通して見られたのが、質疑応答が短文で形式的になっている点でした。事前質問を読み上げるだけで、投資家の関心や懸念の背景に踏み込まない説明は、情報量の不足と受け取られ、株主との信頼関係構築に寄与しないことが明らかになりました。

 質問の構造(例:「〇〇についてどうお考えですか?」vs「昨年〇〇と発表されましたが、今年の発言がなかった点をどうお考えですか?」)も株価変動との相関を持ち、「問いの精度」も企業価値に影響する要素であることが示されました。

■市況よりも「説明構成」が株価に影響

 さらに注目すべきは、株主総会当日の日経平均株価が下落していたにも関わらず、個別株が上昇していた企業が複数存在したことです。これらの企業では、説明の順序や構成が論理的で、質疑応答の時間も充実しており、「市況にかかわらず企業努力が投資家に伝わった」と見られます。

 実際、「日経平均を加味した株価変動率」と説明構成のスコアとの相関は非常に高く、市場全体の空気に左右されない企業評価を得るには“話し方”が重要な武器になることが裏付けられました。

株価上昇率に影響が強い順の要素分析

■レポート・動画・サービス案内

・調査レポート全文(有料note): https://note.com/cognitee

 ※事例企業ごとの発表構成分析や質疑応答比較を含む、全文を掲載しています。

・無料YouTube解説動画(登録要): https://forms.gle/r8GVV5H6nqNDbf4J7

 ※本レポートを元に、分析背景や企業別の特徴を図表付きで解説しています。

・成果報酬型:株主総会支援パッケージ: https://cognitee.com/contact

 台本・想定問答・リハーサル音源をもとに、構成や伝え方をスコア化・改善提案。

 株価が上昇した場合にのみ費用が発生する成果報酬モデルにて提供します。

 先着10社限定で初期費用無料、成果報酬9万円でご提供。

【コグニティ株式会社 会社概要】

コグニティ株式会社

コグニティ株式会社

◯ 社 名 :コグニティ株式会社
◯ 事業内容 :定性情報の定量化技術を使った調査・分析サービス
◯ 本 社 :〒140-0015 東京都品川区西大井一丁目1番2−208号
◯ 設 立 :2013年3月28日
◯ Web :https://cognitee.com/
◯ 資本金 :6億円(準備金含む)
◯ 従業員 :74 名(リモートワーカー含む)
◯ 代表者 :代表取締役 河野 理愛
◯ 受賞歴他 :
■EY Innovative Startup エンタープライズ部門受賞(2019)
■第11回 HRアワード 人材開発・育成部門 最優秀賞(2022)
■第22回 一般社団法人日本テレワーク協会 テレワーク推進賞 優秀賞受賞(2022)
■第3回TOKYOテレワークアワード 推進賞(2023)
■一般社団法人生成AI活用普及協会協議員(2023〜)

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本件に関するお問合せ

コグニティ株式会社 広報担当:奥井

Email: ​okuinagisa@cognitee.com

TEL: 03-4212-8445

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会社概要

コグニティ株式会社

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URL
https://cognitee.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西大井一丁目1番2−208号
電話番号
03-4212-8445
代表者名
河野 理愛
上場
未上場
資本金
3億3832万円
設立
2013年03月