地方移住と働き方改革を牽引してきた「富士見 森のオフィス」開設10周年の記念書籍『十草十載』を12/26に発売
U・Iターンが増え続ける長野県富士見町にあるコワーキングスペースが生み出した働き方・生き方の変化と、移住増のリアルなストーリー、公式ECサイトで販売
2025年12月4日
Route Design合同会社

Route Design合同会社(長野県諏訪郡富士見町、代表 津田 賀央)が受託運営する「富士見 森のオフィス」(以下:森のオフィス)は、都市部からの移住促進と、新しい地域コミュニティを育む実験場として、2015年に長野県 富士見町にオープンしたコワーキングスペースです。この度、施設開設から10年の軌跡を振り返る書籍『十草十載(じっそうじっさい)』を、12月13日に自主出版で発売します。森のオフィス公式ECサイトで販売、本の世界を実体験できるコワーキングスペース利用券や宿泊券とのセット販売も行います。
森のオフィス 公式ECサイト:https://morinooffice.thebase.in
【背景と経緯】
リモートワークが普及する以前の2015年、人口減少が続く富士見町は、都心から約2時間という利便性と、八ヶ岳の麓・標高1,000m台の自然豊かな立地を活かし、首都圏のフリーランスや会社員の働く拠点として森のオフィスを開設しました。その後10年の間には、2017年の働き方改革の議論の高まり、続く副業ブーム、さらに2020年のパンデミックによる世界的な働き方の転換が起こります。森のオフィスはそういった時代に先駆けて、都市と自然を行き来する新しい働き方の提案を続けてきました。

一方で人口減少が課題となる地方では、転入増加だけではなく、住民同士が自発的に関わり合い、新たな仕事や社会活動が生まれる“場”の重要性が増しています。森のオフィスは単なる施設ではなく、人と人が出会い、仕事が生まれ、地域と交わる“ハブ”として成長。この10年間で会員登録者数は延べ2,000名を突破し、そこから生まれた地域の事業や社会活動は200件以上にのぼります。
その結果、富士見町はIターン・Uターンの増加により6年連続で転入超過を記録。現在、空き家を希望する方は100組を超え、町内では小さな店や事業を始める移住者が増え続けています。これら開設から10年の軌跡をまとめることは、これからの人と人との関係性や地域社会を考える上で大切なことだと考え、本書籍の制作に至りました。ローカルカルチャーに関心のある方やコミュニティ運営や地域づくりに携わる方にとって、実践知の詰まった一冊です。

【『十草十載』(じっそうじっさい)の特徴】
1)キーワードは “生態系” と “土壌”
書籍では、この10年間に森のオフィスに集った会員や関係者へのインタビューを通じ、彼らのライフストーリーや森のオフィスを通して生まれた働き方や生き方の変化を描きます。コワーキングスペースを単なる施設として運営するのではなく、そこで育まれる人間関係を「生態系」、その基盤となる環境や価値観を「土壌」と捉える、森のオフィス独自の思想が合計96ページの中で紹介されています。

2)「読む」「見る」が両方楽しめるビジュアルデザイン
書籍の制作には森のオフィスに集う様々なクリエイターが参加。写真からエディトリアルまで細部に渡ってデザインされ、印刷製本はアートブック制作でも評価を集める藤原印刷(長野県松本市)が担当。森のオフィスというコミュニティが育んだ、様々なスキルを持つ個人との関係性が、本書籍の実現へと繋がりました。
読んでも眺めても楽しめる、ZINEのようなビジュアルデザインです。


編集ディレクター:おおはしみづほ
アートディレクター:松田裕多(MATSUDA SHOJI DESIGN)
エディトリアルデザイナー:利根川裕(PLOW)
印刷:藤原印刷
写真:ミズカイケイコ
ライター:赤錆ナナ、栗原大介、中森千亜季、星野文月
3)森のオフィスを実体験できるセット購入が可能
書籍単体の販売に加え、コワーキングスペース利用券や宿泊券とのお得なセットなど、読後すぐに森のオフィスを体験できるプランも展開。書店・企業・団体向けの複数冊割引プランもあります。12月12日までの先行予約で全プラン10%割引で提供します。


【書籍概要】
・タイトル :十草十載(じっそうじっさい) Rooted in One Soil: Ten Plants, Ten Stories
・発行人:津田賀央(Route Design合同会社)
・仕様:B5判変形 96頁
・発売日 :2025年12月26日 12月15日(月)より順次発送
・価格 :2,200円(税込)
・購入方法:自主出版本として森のオフィス公式ECサイトにて販売
・ECサイト:https://morinooffice.thebase.in
【富士見 森のオフィスについて】
コワーキングスペース、個室型オフィス、会議室、食堂・キッチン、さらには宿泊棟を備えた長野県諏訪郡富士見町の複合施設です。都心の企業にとってのサテライトオフィスやテレワーク拠点として、地域に暮らす方々にとっての“公民館”的スペースとして、里山に住む人々と都会に住む人々をつなぎ、新しい仕事や働き方、暮らし方を創り出せる場を目指しています。

【施設概要】
設立年月 : 2015年12月
所在地 : 〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見3785-3
アクセス :中央自動車道 諏訪南インターより車で約10分
JR中央本線 富士見駅より徒歩 約15分
営業時間 : コワーキングスペース 月~金:9時~20時/土:10時~17時
宿泊棟「森のオフィスLiving」
チェックイン 月~金:15時~19時/土:15時~17時
チェックアウト 10時
(日曜・祝日定休)
定休日 :日曜・祝日定休
問い合わせ :0266−78−8009
公式ホームページ:https://www.morino-office.com/
【本件に関する報道関係の方からのお問合せ先】
富士見 森のオフィス
TEL :0266−78−8009
Email:morino-office-info@routedesigning.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
