【リゾート散骨™】海外旅行で海洋散骨。海洋記念葬®シーセレモニーが「ハワイ」「グアム」でサービス開始

「ハワイ」「グアム」といったリゾート地での海洋散骨は、前後で旅行もでき、後年に周期法要クルーズで「故人に会いにいきたい」という墓参り希望を実現。同社では「リゾート散骨™」という名称でサービスを開始

スパイスサーブ

2023年12月22日 11時58分

『故人様の旅立ちを大切な記念日に』することをコンセプトに掲げる「海洋記念葬®シーセレモニー」（運営：株式会社SPICE SERVE、代表取締役社長山田康平）は、東京湾・相模湾を中心に海洋散骨サービスを展開している。同社で散骨可能エリアは10月より拡大し、国内だけでなく「ハワイ」「グアム」でも海洋散骨ができるようになった。リゾート散骨で利用可能なプランは、遺族が自らの手で散骨をし、故人を弔うことができる“乗船散骨”である。国内で同社が丁寧に粉骨した遺骨を、遺族が持ち、渡航して海洋散骨を行う。

リゾート散骨™サービス展開の背景

同社は、2010年に貸切クルージング事業「Anniversary Cruise®」を開始し、船舶・海辺のプロフェッショナルとして培ったノウハウを基に、2019年に海洋散骨サービスを開始。サービス開始後から今日までで、度々利用者からハワイや海外の海での散骨希望の声を受けた。理由は故人の遺志や、故人や遺族の思い入れの場所だから、など様々である。「ハワイ」「グアム」といったリゾート地での海洋散骨は、旅行とともにお墓参りの代わりとしてまた故人に会いにいきたいという遺族の希望を実現し、同社では「リゾート散骨™」という名称でサービスを開始した。

コロナ禍で制限されていた渡航が解除され、海外旅行に足を伸ばす人が増えたように、海洋散骨も海外で行いたいという需要が増えた。実際に、2023年12月～2024年1月の年末年始を挟んで2か月の間に、約20件の実施を見込んでいる。遺族が海外へ行き故人との最後の旅行を楽しむように思い出を作ることができると好評である。

ハワイで海洋散骨

ハワイの海洋散骨エリアは、オアフ島とハワイ島の沖合から選ぶことができる。どの場所もボートハーバーやマリーナから沖合まで移動し、散骨を行う。美しい海と暖かい気候、色とりどりの南国の献花とともに故人を見送る。

出航場所

オアフ島

①ケワロ湾ボートハーバー（ワイキキから車で10分。アラモアナショッピングセンターが近いハーバー）

②ワイアナエボートハーバー（ワイキキから車で約60分。ウェスト・ショアの町）

ハワイ島

① ホノコハウマリーナ

船舶紹介

船名：プルメリア号

旅客定員：8名

出航場所：ケワロ湾ボートハーバー

金額：船舶チャーター代(セレモニーや献花等含む)187,000円～　※粉骨は別途33,000円～

その他に、ロケラニ号、メリディアン号、イリマ号、オヒア号など、ハワイでは合計5隻の利用が可能。散骨希望の海域や乗船人数などから選ぶことができる。どの船も散骨スポットまでの移動やセレモニーを含め、往復で約90分のクルーズ時間となる。

アラモアナショッピングセンターからほど近いケワロ湾ボートハーバーで海洋散骨を行う際は、時にウミガメが泳ぐ姿を船上で見ることができる。美しい海に溶けゆくパウダー状の遺骨になった故人を、まるで遺族とともに見送っているかのようで感動的なシーンとなる。

グアムでの海洋散骨

リゾート･アイランド“グアム”で最も繁華なエリア、タモン市街から車で移動すること約40分の場所に、海洋散骨の出航地「アガットマリーナ」がある。数々のリゾートホテルが位置するタモン市街は、多くの観光客の拠点となるが、ホテルからアガットマリーナまでの送迎もプランに含まれているので、初めてグアムに行く利用者にも安心である。アガットマリーナはグアムで2番目に大きいマリーナで、イルカウォッチングやダイビングの出航地としても利用される。グアム島の西海岸に位置するため、散骨スポットは西海岸の沖になる。スポットまでの移動やセレモニーを含め、往復で約90分のクルーズ時間。

船舶紹介

船名：タモン号

旅客定員：6名

出航場所：アガットマリーナ

金額：船舶チャーター代(セレモニーや献花等含む)330,000円～　※粉骨は別途33,000円～

グアムでは、タモン号のほかに、同じくアガットマリーナから出航するハガニア号もあり合計2隻、利用ができる。

海外で散骨をするために

海洋散骨を行う際、火葬した遺骨は、必ずパウダー状に粉骨する作業が必要になる。

日本国内の、本社にて粉骨作業を行ったご遺骨は、水溶性の紙袋に収められ、英文の粉骨証明書と共に遺族に託される。飛行機で渡航する際、遺骨は手荷物として機内に持ち込む必要があり、万が一手荷物検査や通関で説明を求められた場合のため、英文の粉骨証明書を無償で作成している。

散骨クルーズの流れ

ハワイ及びグアム現地への渡航費やホテルでの滞在費は海洋散骨費用とは別途、利用者が負担する。オアフ島での海洋散骨の場合、ワイキキエリアのホテルから乗船するマリーナへの無料送迎ができる場合もある。

ボートハーバーやマリーナから出航して、場所によるが約30分で散骨海域へ到着する。散骨ポイントでは、まず、遺族が順番に水溶性の袋に収められた遺骨を海に還す。ここでなぜ水溶性の袋に収めるかというと、⾵で⾶散してしまうのを防ぐためである。遺⾻は⽔に溶ける袋に密封した状態で、そっと海に還すので、海面に袋が浸かると袋が溶け、中の遺骨が海に広がっていく様子を船上から見ることができる。色とりどりの花びらを海にまく献花を行い、献酒を捧げる。