コロナ禍の新卒採用、約8割の東京在住経営者が「理系大学院生と接点を持ちたい」と回答
~Withコロナで必要とされる「優秀な人材」の定義、「論理的思考力が高い」78.4%、「レスポンスのスピードが早い」56.9%ほか アカリク、「新卒採用」に関するアンケート調査を実施~
大学院生・研究者のキャリア支援を行っている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:林 信長、以下 アカリク)は、新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる東京在住の経営者102名を対象に、「新卒採用」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、発表いたします。
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査目的:「新卒採用したい学生」に関するアンケート調査
有効回答:新卒採用で人材紹介会社利用経験があり、30名以上の従業員がいる東京在住の経営者102名
- 24.6%の経営者が、コロナ禍の「採用人数を縮小予定」と回答
・大幅に縮小予定:3.0%
・縮小予定:21.6%
・増加予定:3.9%
・大幅に増加予定:2.9%
・変わらない:67.6%
・わからない:1.0%
- 「優秀な人材」を求めている経営者98.0%
・強く考えている:62.7%
・考えている:35.3%
・あまり考えていない:1.0%
・全く考えていない:1.0%
- 「優秀な人材」の定義、「論理的思考力が高い」が78.4%、「レスポンスのスピードが早い」が56.9%などの回答
・論理的思考力が高い:78.4%
・レスポンスのスピードが早い:56.9%
・吸収力がある:55.9%
・自律している:48.0%
・スケジュールをきちんと守る:46.1%
・口頭での伝える力が高い:39.2%
・会社が必要とする経験を有している:28.4%
・愛嬌がある:16.7%
・チャットやメールでの伝える力が高い:15.7%
・テレワークに適応できる:13.7%
・その他:12.7%
・わからない:1.0%
- これから必要になる人材 「何事にも前向きな事」や「環境適応力のある人物」などの回答
<自由回答・一部抜粋>
・72歳:新しい環境や技術に柔軟に対応出来て、自己啓発に積極的に取り組める。
・56歳:何事にも前向きな事。
・63歳:環境適応力のある人物。
・65歳:自己解決能力。
・53歳:IT関連のスキルがある。
・67歳:時代の変化に迅速に対応する力。
・64歳:礼儀正しく、常に勉強する態度を持っている人間。
・58歳:ストレス耐性が高い。フットワークが軽い。
- 新卒採用において大学院生と接点を持ちたい経営者、「理系修士」77.5%、「理系博士」62.8%、「文系修士」57.8%、「文系博士」46.1%
理系修士
・「とても接点を持ちたい」:27.5%
・「接点を持ちたい」:50.0%
・「あまり接点を持ちたくない」:14.7%
・「全く接点を持ちたくない」:7.8%
理系博士
・「とても接点を持ちたい」:15.7%
・「接点を持ちたい」:47.1%
・「あまり接点を持ちたくない」:26.5%
・「全く接点を持ちたくない」:10.7%
文系修士
・「とても接点を持ちたい」:8.8%
・「接点を持ちたい」:49.0%
・「あまり接点を持ちたくない」:33.3%
・「全く接点を持ちたくない」:8.9%
文系博士
・「とても接点を持ちたい」:8.8%
・「接点を持ちたい」:37.3%
・「あまり接点を持ちたくない」:31.4%
・「全く接点を持ちたくない」:22.5%
- 経営者の79.4%が「修士」学生を採用希望、60.8%が「博士」学生を採用希望
修士
・「採用した経験があり、引き続き採用したい」:50.0%
・「採用経験はないが、採用をとてもしたい」:8.8%
・「採用経験はないが、採用をしたい」:20.6%
・「採用経験があるが、採用したくない」:4.9%
・「採用経験はないが、採用したくない」:4.9%
・「わからない」:10.8%
博士
・「採用した経験があり、引き続き採用したい」:31.4%
・「採用経験はないが、採用をとてもしたい」:6.9%
・「採用経験はないが、採用をしたい」:22.5%
・「採用経験があるが、採用したくない」:4.9%
・「採用経験はないが、採用したくない」:18.6%
・「わからない」:15.7%
- まとめ
結果として、コロナ禍において「採用人数を縮小予定」と回答した経営者が24.6%いる一方で、「優秀な人材」を求めている経営者は9割超という結果が明らかになり、前回同様の結果に。加えて、これから必要とされる人材については、「論理的思考力が高い」が78.4%で最も多く、次いで「レスポンスのスピードが早い」が56.9%、第三位に「吸収力がある」が55.9%となりました。前回と比較し、上位二位までは変わらないものの、第三位の「自律している」が「吸収力がある」に変わりました。自由回答にもあるように、コロナ禍における環境適応力が求められていることがうかがえます。
また、「新卒採用において、大学院生と接点を持ちたいか」という質問に対しては、「理系修士と接点を持ちたい」が77.5%と最も多く、順番に「理系博士」が62.8%、「文系修士」が57.8%、「文系博士」が46.1%という結果となりました。
また、「修士」課程の大学院生を採用したいと考える経営者は79.4%、「博士」課程の大学院生を採用したいと考える経営者は60.8%でした。いずれも6割を超える企業が大学院生を採用したいと考えています。
新型コロナウイルス蔓延による働き方や仕事の進め方が大きく変化する中で、新卒採用における人材への期待はさらに高まっています。テレワークの通常化に伴い、従来よりもスピーディーに連絡が取れることが信頼に繋がることはもちろん、働く人には自律的に仕事を推進していくことが求められます。アンケートでも多くの経営者が理系大学院生を採用したいと考えるように、普段から自主的に課題を発見し、検証し、忍耐強く研究し続け解決している理系大学院生は、withコロナ時代の企業成長には適任なのかもしれません。
- 会社概要
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 林 信長
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリクWEB」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
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