累計応募点数7,000点を突破 子どもたちが主体の社会づくりに向けた提案が増加しています「第19回キッズデザイン賞」受賞作品233点を発表!
~各大臣賞などの優秀作品は9月17日(水)発表予定~
特定非営利活動法人キッズデザイン協議会*は、2025年8月20日(水)に「第19回キッズデザイン賞」受賞作品233点を発表しました。本賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長・発達に寄与する、優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰するものです。
2007年の創設以来、キッズデザイン賞は「子どもの未来が持続的で明るいものであること」を目指し、多様なステークホルダーとともに活動を続け、今年で19回目を迎えました。これまでの応募数は累計で7,386点、受賞数は4,381点にのぼります。
今年は、夏の猛暑に配慮した遊び場づくりや空間設計、依然としてなくならない転落事故への対策、DXを活用したサービス、リアルな自然や素材に触れる体験の創出など、子どもたちを取り巻く社会環境を反映した応募作品が数多くみられました。また、過去の受賞作品の改良版やロングセラー商品の応募もあり、幅広いジャンルの作品が集まりました。
そして、今回も世界3大デザインアワードのひとつを主催するiF International Forum Design GmbHとのパートナーシップ連携協定を継続して締結。受賞作品を通じて日本発の「子ども目線・子ども視点」のキッズデザインの考え方を、引き続き世界に発信していきます。
*キッズデザイン協議会 東京都港区虎ノ門 会長:坂井 和則(TOPPANホールディングス株式会社 取締役 副社長執行役員 CHRO / TOPPAN株式会社 取締役)
「第19回キッズデザイン賞」トピックス
◆空間+α。子どもの居場所づくりが加速
役割を終えた既存施設や空間をリノベーションした子どもの居場所が次々と誕生しています。そこは単なる放課後の遊び場ではなく、様々なプログラムやコンテンツが展開されています。さらに、その場が持つ歴史的背景やロケーションを巧みに生かし、地域理解や地域交流を促す工夫が作品ごとに見られました。
◆誰一人取り残さない、インクルーシブデザインの提案が定着
発達障がいや身体に障がいを持つ子どもたちが無理なく取り組める、多様な子どもたちすべてが分け隔てなく参加できる、サポートする大人の負担を軽減する作品が今年も多く応募されました。子ども本人だけでなく周囲の人たちを孤立化させないアプローチが拡大しており、誰一人取り残さない社会づくりが着々と進んでいます。
◆与えられるだけではない、子どもたちの参加・共創
子どもたち自らが考え、行動する機会を創出する作品が今年も多く見られました。地域を理解し、自らの生きる力を育み、地域のための行動を起こす。同世代だけの活動ではなく中学生が小学生の活動をサポートするなど、子ども同士の異世代交流を伴った取組や大人との共創活動の応募がありました。
◆第19回キッズデザイン賞 表彰式 ※詳細後日発表
日程:10月6日(月) 場所:虎ノ門ヒルズフォーラム
本日発表の受賞作品の中から、最優秀賞「内閣総理大臣賞」など優秀作品の表彰式を行います。 取材のご案内等詳細につきましては、9月上旬に予定している優秀作品ノミネート発表に合わせてご案内いたします。


※第18回キッズデザイン賞までの受賞作品をWebでご覧いただけます。
URL: http://www.kidsdesignaward.jp/search
■賞の構成

■「第19回キッズデザイン賞」審査委員 (所属・役職は2025年5月20日現在)
審査委員長 益田 文和 (デザインコンサルタント/オープンハウス 代表)
副審査委員長 赤池 学 (科学技術ジャーナリスト/ユニバーサルデザイン総合研究所 所長)
持丸 正明 (産業技術総合研究所 フェロー)
山中 龍宏 (小児科医/緑園こどもクリニック 院長)
審査委員
【50音順】
赤松 幹之 (産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 首席研究員)
五十嵐 久枝 (インテリアデザイナー/イガラシデザインスタジオ 代表/武蔵野美術大学 教授)
大月 ヒロ子 (ミュージアム・エデュケーション・プランナー/イデア 代表)
岡﨑 章 (拓殖大学 工学研究科 情報・デザイン工学専攻主任)
北野 幸子 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 人間発達専攻教授)
定行 まり子 (日本女子大学 名誉教授)
竹内 昌義 (建築家/東北芸術工科大学 教授/「みかんぐみ」共同代表/エネルギーまちづくり社
代表取締役/一般社団法人パッシブハウスジャパン 理事)
竹村 真一 (文化人類学者/京都芸術大学 教授/Earth Literacy Program 代表)
中村 俊介 (芸術工学博士/しくみデザイン 代表取締役)
西田 佳史 (東京科学大学 工学院 機械系 教授)
橋田 規子 (プロダクトデザイナー/芝浦工業大学 教授)
宮城 俊作 (ランドスケープアーキテクト/設計組織 PLACEMEDIA パートナー)
美谷島 克宏 (東京農業大学 応用生物科学部 食品安全健康学科 教授)
森本 千絵 (コミュニケーションディレクター/アートディレクター)
山中 敏正 (筑波大学 特命教授 名誉教授)
渡 和由 (UR都市機構 東日本都市再生本部 事業企画部 参与)
審査委員紹介URL:https://kidsdesignaward.jp/examination/member.html
■キッズデザイン協議会とは
キッズデザイン協議会は、次世代を担う子どもたちの安全・安心の向上と、健やかな成長発達につながる社会環境の創出のためにさまざまな企業・団体が業種を超えて集い合うNPO法人です。キッズデザインの理念を広く普及・啓発し、子ども目線での製品・コンテンツ開発が拡大していくことを目的としています。
会員数100: 企業53 自治体27 その他、団体など20 (2025年8月1日現在)
「第19回キッズデザイン賞」実施概要
【主催】特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
【後援】経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁
【概要】
キッズデザイン賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。
キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創設されました。
子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。
キッズデザイン賞を受賞した作品には「キッズデザインマーク」をつけることが認められ、販売促進活動や広報活動などで、その成果を広く社会にアピールすることができます。
※キッズデザイン賞での「子ども」の対象は、0~15歳までを指します。
【募集期間】2025年3月3日(月) ~ 5月13日(火)13時
【応募方法】キッズデザイン賞Webサイト<https://kidsdesignaward.jp/>より受付
【受賞数】受賞数233点(応募数:411点)
応募者は、キッズデザインの3つのデザインミッションから設けられた以下より応募部門を選択。
【部門】
《子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン》 ・・・ 61点
子どもの安全・安心に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。子ども向け、あるいは一般向けの製品、サービス、建築・空間、活動、研究において、安心・安全に配慮されたもの。
《子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン》 ・・・ 97点
子どもの創造性や感性に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。子どもの創造性・感性の育成、多様な知識の習得や運動能力の向上に役立つもの。また、そこに新たな発想、工夫、手法があるもの。
《子どもたちを産み育てやすいデザイン》 ・・・ 75点
子どもや子育てに関わる人々に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。
妊娠・出産・子育てに関わる人が利用する製品、サービス、建築・空間、活動、研究において、
安全かつ楽しく育児に取り組める工夫がなされたもの。保育園、学校、自治体、地域などで利用されるものも含む。また、子育て期の男女が、育児や仕事、地域との交流などに積極的に参加するための新たな発想、工夫、手法があるもの。
※第19回キッズデザイン賞 受賞作品一覧(233点)は添付プレスリリースよりご覧いただけます。
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