エクストリームーD、初のハードウェア製品「AXXE-L One」を発表

― HPCの活用促進をめざしソフトウェアとハードウェアを融合 ―

エクストリーム−D株式会社

高速計算サービスプロバイダーのエクストリームーD株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:柴田直樹、以下 エクストリームーD)は、本日、初のハードウェア製品となる「AXXE-L One」を発表します。AXXE-L Oneには、HPC/AIジョブを実行するために必要となる主要コンポーネントをパッケージ化したソフトウェア「AXXE-L by XTREME-D(以下 AXXE-L)」が組み込まれており、サイジングやシステム構築などサービス導入時の複雑な作業を必要とせずに、AXXE-Lが利用できるようになります。

AXXE-L One for ComputeAXXE-L One for Compute


エクストリームーDは、お客様の利用・実行環境や好みに合わせた最適なインフラストラクチャーを提供することをめざしています。AXXE-L One は、この考えを一歩前進させて、システムソフトウェアからインフラストラクチャーまでトータルにサポートすることを念頭に開発されました。今回発表する AXXE-L One の基盤となる計算ノードサーバー「AXXE-L One for Compute」は、デル・テクノロジーズ株式会社様より提供されているハードウェアを基に開発しており、高コア集積度および高メモリ性能を誇るAMD製CPUに加え、NVIDIA製GPUを採用しています。お客様が本当に必要とするインフラストラクチャーを提供するという大前提に基づき、今後、各ハードウェアベンダー様とも同様の連携を進めていく予定です。なお、AXXE-L One は、弊社の販売パートナー経由でご購入いただくことが可能です。

AXXE-L One は、計算ノードサーバー (AXXE-L One for Compute) だけではなく、ログイン、ゲートウェイ、ストレージなどの各種ノードと組み合わせたオールインワンソーリューションとしての提供も予定しています。エクストリームーDで管理・運用するベアメタル高速計算環境で8月より新たに利用可能となるスーパーコンピューターで採用される他、すでにAXXE-Lをご利用のお客様のデータセンターにおいても、オールインワンソリューションでの運用を予定しています。
 

AXXE-L Oneオールインワンソリューション(イメージ)AXXE-L Oneオールインワンソリューション(イメージ)


AXXE-L One は、お客様のデータセンターに設置することはもちろん、エクストリームーDのベアメタル高速計算環境を構築しているデータセンターでお預かりし、エクストリームーDで管理・運用を代行し、ご利用いただくことも可能です。

エクストリームーD初となるハードウェア製品の発表について、代表取締役CEO兼HPC IaaSアーキテクトの柴田直樹は「AXXE-L One は、当社のベアメタル高速計算環境の開発運用で培ったアーキテクチャーデザインと構築のノウハウを、お客様にご提供させていただくものです。あらかじめAXXE-Lを組み込んだハードウェアをご用意させていただくことで、最適なハードウェアを選定する必要がなくなることに加え、サイジングからシステム構築まで、お客様のシステム導入時にかかる時間とコストを大幅に削減いただくことができます。」と述べています。「製品自体は、ハードウェアベンダー様が提供される一般製品と同じ品質と保証を受けることができます。計算リソースが不足するような場合でも、AXXE-Lシステムソフトウェア経由でバースティングに対応できるため、『今ある予算』での導入を可能とし、必要に応じて、ハイブリッド環境を構築し、計算性能を常に向上させていくことができる画期的なソリューションになるものと確信しています。」

また、エクストリームーDは、AXXE-Lのシステムアップデートを定期的に実施することを発表しました。今後、システムアップデートは3か月に一度実施され、初回のアップデートは8月に予定しています。8月のアップデートでは、新画面デザイン、パスワード管理機能の強化、JupyterLab経由での富岳クラウドプラットフォーム対応などのウェブダッシュボードの強化、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 対応、AWSへジョブ投入と管理 (AWS ParallelCluster) などマルチプラットフォームとしての性能強化に加え、接続スピードの向上と安全対策強化、監査ログ機能追加など、企業におけるAXXE-L導入の際に必要となる機能の強化に主眼を置いています。

エクストリームDは今後も革新的な開発を進め、お客様のさまざまなニーズにお応えしていきます。

エクストリームーD株式会社について
2015年設立。HPCクラウドコンピューティングへのアクセスを簡単、高速、効率的、経済的にすることを目標に設立され、本社は東京都品川区に、米国子会社 (XTREME-D AMERICA Inc.) を米国カリフォルニアに置いています。日本発のスーパーコンピューティング関連のスタートアップとして、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) およびクラウド技術で20年近くの経験を持つ主要メンバーで構成されています。物理マシンによるスーパーコンピューター共有サービス AXXE-L by XTREME-Dは、誰でもHPCリソースを利用できるようにし、堅牢なUI / UXおよびクラウド管理機能により使いやすいカスタマーエクスペリエンスを提供します。詳細については、https://xtreme-d.net/ をご覧ください。

※ 記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

エクストリームーD新製品「AXXE-L One」発表会
新製品「AXXE-L One」発表会の模様を動画でも配信しております。
URL: https://youtu.be/Vt3WPX_FmUU

AXXE-L One for Compute(計算ノードサーバー)の主な仕様
AXXE-L Oneは、HPC/AIジョブ処理用に最適な計算、ストレージなどの各種ノードで構成されるハードウェア製品です。計算ノード用サーバー「AXXE-L One for Compute」には、HPC/AIなどの計算処理の実行に必要な各種コンポーネントを搭載したソフトウェア「AXXE-L」があらかじめ組込まれており、サービス導入後すぐのご利用が可能です。
  • AMDの最新CPU EPYC 7003シリーズ・プロセッサーを採用                            − 最大128コア+1TBメインメモリ搭載可能(1台あたり)
  • AXXE-Lをその日から利用可能(BIOS設定済)
  • NVIDIA製GPU搭載(A100、V100、T4)
  • メラノックス (NVIDIA Networking) InfiniBand を採用
  • 19インチラックへの搭載(1Uおよび2U)
  • オンサイトハードウェア保証

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会社概要

エクストリーム−D株式会社

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URL
https://xtreme-d.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア4F SHIP
電話番号
03-5324-3359
代表者名
柴田直樹
上場
未上場
資本金
2億7915万円
設立
2015年02月