TXP Medicalのインドネシア事業が経済産業省、Medical Excellence JAPANによる「令和4年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択!
〜TXP MedicalのAI入力支援技術により病院前救急診療のオペレーション改善を目指す〜
救急医療データプラットフォーム NEXT Stage ERを提供するTXP Medical株式会社(以下、TXP Medical)は、一般社団法人Medical Excellence JAPAN(管理団体)が実施する補助事業「経済産業省 令和4年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択され、「インドネシアにおけるNext Stage Prehospital Systemを活用した病院前救急診療強化事業」(以下、本事業)を実施致します(実施期間:2022年7月~2023年2月)。
本事業は、ジャワ島にあるヘルミナデポック病院とカンジュルハンマラン総合病院の2病院、及びデポック市、マラン県の2箇所の救急消防センター(Public Safety Center; 以下、PSC)を対象にしています。現地のITソリューション提供会社Harmoni Integra社(以下、HI社)と協力し、デジタル化による病院前救急診療のオペレーション改善を目指します。
TXP Medicalが今回採択された補助事業は、日本が高い競争力を有する医療や介護等のヘルスケア領域を対象としています。技術・サービス・製品の強みを活かした戦略的な海外展開を計画・実施する事業者の実証調査費用を補助することで、日本のヘルスケア製品・サービスの海外展開促進を目的としています。
インドネシアでは、救急医療の質向上、交通事故死者数軽減のため2014年よりPSCが設立され始めています。PSCは救急車と搭乗する医療者(主に看護師)、オペレーターで構成されています。市民からの119番要請により救急車が出動し、その傷病者を救急病院へ搬送するシステムとなっています。PSCは2021年末時点で全国291箇所に設置されており、インドネシア保健省は2024年末までに514箇所へ設置完了することを目標としています。
PSCは運用開始からまだわずか7-8年しか経っておらず、また、未設置の地域も多いことから、市民によるPSCサービスの認知度が十分で無いのが現状です。PSCへの出動要請後の現場到着までの時間は平均30分前後であり、日本の平均8.9分(令和2年度)と比べると非常に長い状況です。また、煩雑な紙のオペレーションも多く残っており、デジタル化へ向けた改善点は依然多く認められます。
インドネシアでは自家用車で一般市民が救急患者を搬送する事例が多く、公的な救急医療サービスも民間・公立が混在しており、救急医療を取り巻く環境は依然として複雑です。このようなインドネシアの状況を踏まえると、PSCのオペレーション改善、医療者の作業効率向上、重症患者の迅速な搬送体制の整備は急務と言えます。
今回、TXP Medicalと協力する現地企業HI社は病院前救急診療のオペレーション改善を目的としたITソリューション提供会社であり、2014年よりインドネシアの各PSCに救急出動要請システムSmartPSCの導入を進めています。インドネシアの市民はSmartPSCのスマートフォンアプリを使用して、PSCに救急車の要請をすることができます。PSCはSmartPSCを使用し、要請者、近隣病院、出動可能救急車の場所をリアルタイムに把握することが可能です。また、医療者は救急搬送中にSmartPSCスマートフォンアプリを使用して患者情報を病院に伝達することができます。
本事業では、TXP Medicalの救急隊向け情報入力・情報共有支援システムであるNSER mobileの主機能とSmartPSCを連携して運用します。具体的には、NSER mobileに搭載の救急医療AI技術をベースとした、救急救命士の音声入力機能と、救急車内のバイタルサインモニター上の数値や患者IDカードの情報を写真で読み取るOCR機能をインドネシア向けにローカライズし、患者情報を迅速にデジタル化します。デジタル化された患者情報をSmartPSCと連携することで、患者の救急要請から病院収容までの全行程を円滑にし、よりスムーズな救急受診、転院搬送支援システムの実現を目指します。
【会社概要】
会社名:TXP Medical株式会社(TXP Medical Co. Ltd.)
本社:東京都千代田区神田東松下町41-1 H1O神田706
東大オフィス:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟252室
代表者:代表取締役 園生 智弘
設立:2017年8月
URL: https://txpmedical.jp/
TXP Medicalが今回採択された補助事業は、日本が高い競争力を有する医療や介護等のヘルスケア領域を対象としています。技術・サービス・製品の強みを活かした戦略的な海外展開を計画・実施する事業者の実証調査費用を補助することで、日本のヘルスケア製品・サービスの海外展開促進を目的としています。
インドネシアでは、救急医療の質向上、交通事故死者数軽減のため2014年よりPSCが設立され始めています。PSCは救急車と搭乗する医療者(主に看護師)、オペレーターで構成されています。市民からの119番要請により救急車が出動し、その傷病者を救急病院へ搬送するシステムとなっています。PSCは2021年末時点で全国291箇所に設置されており、インドネシア保健省は2024年末までに514箇所へ設置完了することを目標としています。
PSCは運用開始からまだわずか7-8年しか経っておらず、また、未設置の地域も多いことから、市民によるPSCサービスの認知度が十分で無いのが現状です。PSCへの出動要請後の現場到着までの時間は平均30分前後であり、日本の平均8.9分(令和2年度)と比べると非常に長い状況です。また、煩雑な紙のオペレーションも多く残っており、デジタル化へ向けた改善点は依然多く認められます。
インドネシアでは自家用車で一般市民が救急患者を搬送する事例が多く、公的な救急医療サービスも民間・公立が混在しており、救急医療を取り巻く環境は依然として複雑です。このようなインドネシアの状況を踏まえると、PSCのオペレーション改善、医療者の作業効率向上、重症患者の迅速な搬送体制の整備は急務と言えます。
今回、TXP Medicalと協力する現地企業HI社は病院前救急診療のオペレーション改善を目的としたITソリューション提供会社であり、2014年よりインドネシアの各PSCに救急出動要請システムSmartPSCの導入を進めています。インドネシアの市民はSmartPSCのスマートフォンアプリを使用して、PSCに救急車の要請をすることができます。PSCはSmartPSCを使用し、要請者、近隣病院、出動可能救急車の場所をリアルタイムに把握することが可能です。また、医療者は救急搬送中にSmartPSCスマートフォンアプリを使用して患者情報を病院に伝達することができます。
本事業では、TXP Medicalの救急隊向け情報入力・情報共有支援システムであるNSER mobileの主機能とSmartPSCを連携して運用します。具体的には、NSER mobileに搭載の救急医療AI技術をベースとした、救急救命士の音声入力機能と、救急車内のバイタルサインモニター上の数値や患者IDカードの情報を写真で読み取るOCR機能をインドネシア向けにローカライズし、患者情報を迅速にデジタル化します。デジタル化された患者情報をSmartPSCと連携することで、患者の救急要請から病院収容までの全行程を円滑にし、よりスムーズな救急受診、転院搬送支援システムの実現を目指します。
【会社概要】
会社名:TXP Medical株式会社(TXP Medical Co. Ltd.)
本社:東京都千代田区神田東松下町41-1 H1O神田706
東大オフィス:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟252室
代表者:代表取締役 園生 智弘
設立:2017年8月
URL: https://txpmedical.jp/
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