ベイシス(4068)、第22期社内RPA推進により手作業時間を4256時間削減 地方拠点の発案により、光回線配線工事の一部業務を全国規模でRPA化

ベイシス株式会社

インフラテック事業(モバイルエンジニアリングサービス及びIoTエンジニアリングサービス)を手掛けるベイシス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉村公孝、証券コード:4068、以下ベイシス)は、第22期(2021年7月~2022年6月)の社内RPAの取り組みで、社内業務の手作業処理時間を4256時間削減し、地方拠点の発案により、全国規模での業務RPA化を推進した結果を報告いたします。
※RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で、ロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉です。RPAにおけるロボットとは、自動化を実現するソフトウェアを指します。 デジタルレイバー(仮想知的労働者)やオフィスロボットとも表現され、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担います。

ベイシスは、RPAエンジニアリングサービスを提供している企業として積極的に社内業務をRPA化しております。ベイシスのRPA推進チームでは、かねてより「お客様だけでなく社員への貢献まで」を掲げ、社員に向けてRPA研修の定期開催や社内広報活動など、社員各々にRPAへの関心を持たせる取り組みをすることで、社内業務のRPA化を促進し、社内DX推進の一端を担っております。

第22期(2021年7月~2022年6月)では、4256時間の手作業処理時間削減を計上できました。

 

〇ベイシスの第22期RPAの具体的な取り組みについてのご紹介
ベイシスには、社内業務のRPA化を進める「RPA推進チーム」が存在します。このチームへ、他部署がRPA化したい業務の依頼をすることができ、チームは依頼を受領後に、業務ヒアリングから要件定義などの上流工程を経て、Robot開発に取り組みます。第22期(2021年7月~2022年6月)の新規に限った依頼の部署数は9部署(44Robot)あり、そのうち9部署(30Robot)で運用を開始することが出来ました。
第22期(2021年7月~2022年6月)、ベイシスの全国の拠点で日々施工している、屋内での光回線配線工事において、地方拠点発案によるRPA活用が行われ、全国的な課題が2点解決されました。

1点目は、光回線配線工事に必要な資料(工程表・現場情報・図面など)の展開の自動化です。
これらの資料は、毎日全国の工事班(40班以上)に展開する必要がありますが、手作業になっており、全国の9地域(北海道・東北・関東・北陸・東海・関西・中国・四国・九州)で合計280分/日の時間を奪われていることが課題でした。
これに対して名古屋に拠点を置く事業所の社員からRPA化が発案され、資料の展開をRPA化しました。管理者の手作業は図面および現場情報ファイルを格納するのみとなり、データ加工及び送付はRobotが行います。(下図参照)
これにより、280分/日の作業量を削減することができました。
またこのRPA化に際しては、既存のコミュニケーションツールと組み合わせる手法で開発されました。これはベイシスとしても新しい取り組みであり、今後のRPA活用の幅を広げる事例となります。

 

2点目は、現場への入場および退場時におけるチェックの自動化です。
現場はクライアントによって、入退場が作業チケットで管理されています。
当該現場における課題は、作業チケットの開始または終了時の処理忘れの確認に時間や手間が掛かり、可能であれば1日に数回の確認をしたいところ、それらを時間的制約により実施できないことでした。かつ、管理者が全ての作業チケットの状況を把握できていないという課題も存在しました。
これに対して広島に拠点を置く事業所の社員から、全ての地域の作業チケットを1台のRobotが確認し、処理忘れについて毎日複数回確認を実施し、管理者に報告することで、作業チケットの処理忘れの早期発見に繋げる仕組みが発案されました。(下図参照)
RPAが入退場のシステムをチェックする事により、作業チケットの処理忘れを検知し、管理者へ通知する事で、現場班に対して処理忘れを素早く報告する事が可能となりました。
※こちらのRobotですが、工程表を確認して当日の現場も把握しているため、作業チケットの現場の工程が変更している場合は、その旨も通知する仕組みを備えており、作業チケットの処理が行われていない理由も確認することが可能となっております。

 

 

このように、ベイシスでは東京本社だけではなく地方拠点でもRPA活用が推進されており、全国の各プロジェクトでの効率化、品質向上が図られています。

〇第22期のベイシスにおけるRPA推進のキーポイント
ベイシスは全国に東京本社含め、6つの拠点を展開しています。ですが、これまでのRPA活用は、東京本社メンバー以外のアイディアの提案が少ないことが課題でした。
かつ、「現場の状況に即したRPAの浸透」は充分といえるほどには進んでいないのが現状でした。これらはベイシスのみならず、一般にRPAを推進する企業において散見される典型的な課題です。
この課題に対して、ベイシスの各拠点統括を管掌する部は、方針としてRPA推進を拡大させる方向に舵を切り、トップダウンで働きかけ、それに現場が呼応しアイデアを発案するという好ましい成果が生まれました。

第一線の現場で働く地方拠点メンバーが声を上げて案を発し、そしてこのアイデアが新規のRobotとして運用が始まり、全国全社的に、大規模に利活用されたという実績は、大いに意義のあることと捉えています。

東京本社のみならず、地方拠点の現場の社員も業務DX化へ高く関心を持っていると確認でき、全社的なDX推進意識の高まりを具体的な事例に基づいて証明できたという点で、今期はテクノロジー活用に対して一歩躍進をした期でありました。
ベイシスでは、全国規模で社内のRPAを奨励し、RPAの推進によって、定型業務や大量のデータ処理の作業時間を減らし、結果、社員は人間にしかできない『よりクリエイティブな業務』に時間を確保することを目指し、今後も取り組んでいきます。

〇ベイシスについて https://www.basis-corp.jp/
ベイシスは2021年に東証マザーズ(現グロース)に上場、「ICTで世の中をもっと便利に」を企業理念に掲げ、デジタル社会をインフラで支える「インフラテック事業」を行っています。通信・電力・ガス等のインフラ事業者に対し、通信インフラの設計・施工・運用・保守サービスおよび各種プロジェクト支援等のサービスを提供しています。
ベイシスは、社外向けRPA事業として、RPAエンジニアリング支援、コンサルティング支援、RPA開発者育成研修実施等を行っております。RPAに特化したサイトもございますので、下記サイトURLを是非ご覧ください。

ベイシスRPAサービスサイト:https://www.basis-corp.jp/rpa/
ベイシスRPA事例紹介サイト:https://www.basis-corp.jp/case/rpa/
問い合わせ先:basis_rpa_sales@basis-corp.jp

IoT機器の設置にお困りの方は、以下の弊社プラットフォーム「スマセッチ」をぜひご覧ください。「スマセッチ」は、IoT機器などを活用したスマートインフラを構築する際に、機器の取り付けや施工の工程管理、施工後の運用・保守を依頼可能なプラットフォームです。

https://smasetchi.com/



報道関係者ご連絡先:ベイシス株式会社 社長室 広報
担当 中出(なかで)
Mobile:070-3292-1986
広報メールアドレス:t-nakade@basis-corp.jp

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会社概要

ベイシス株式会社

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URL
https://www.basis-corp.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区芝公園2丁目4-1 芝パークビルB館13階
電話番号
03-6435-9907
代表者名
吉村 公孝
上場
マザーズ
資本金
3億3187万円
設立
2000年07月