イマクリエイトと東京大学、現実のように身体を動かしながらの実習が可能なバーチャルトレーニングを共同開発
「見る」ではなく「する」が特徴のバーチャルならではのトレーニング
現実のように様々なことをXR上でできるようにする「Doable XR」の研究・開発を行うイマクリエイト株式会社(本社:東京都品川区、代表者:山本彰洋、川崎仁史、以下イマクリエイト)は、「現実のように実際に自らの身体を使いながら行う実習」をコンセプトに、医学部生向けのバーチャルトレーニングを東京大学(所在地:東京都文京区、総長:藤井輝夫)と共同で開発しました。
■トレーニングの概要
皮下注射、静脈採血、末梢静脈カテーテル挿入の3つの穿刺手技(図1~3)を、実際の患者に行っているかのように学習することができるバーチャルトレーニングです。消毒、患者への声掛け、穿刺、片付けなど、実際に自らの身体を使いながら一連の所作を学習することができます。
■開発の背景
穿刺(針を刺すこと)をはじめとした患者への侵襲性が高い手技の習得には、実際の患者に行う前に十分な準備が必要な一方で、トレーニング用の模擬腕を使用するにも消耗品を定期的に補充する必要性や、同時に多数の学生の練習が困難といった課題がありました。そこで、バーチャル上に穿刺を学習できる環境をつくることで、設備・備品の有無を問わず、いつでも何度でも医学部生がトレーニングをできる環境を用意しました。
■特徴
正しいプロセスをひとりで、自分のペースで、繰り返し学べることはもとより、正しい位置での消毒や穿刺、正しい注射針の角度など適切な手順を踏まなければ先に進むことができないトレーニングです。まずはお手本となる医師の動きに重なるように手技を行い、正しいプロセスと正しい動きを学びます(図1)。最終的にはお手本を非表示にしてトレーニングを行うことで、穿刺手技の習得を確認することができます(図2)。また、手技だけではなく、患者にどのタイミングでどのような声掛けをするべきか、患者とのコミュニケーションも学ぶことができます(図3)。
図1.皮下注射の様子:お手本に重なりながら手技を学習する様子
図2.静脈採血の様子: お手本を非表示にして手技を習得できたかを確認
図3.末梢静脈カテーテル挿入の様子: 患者に声掛けしながらトレーニングを進行
■開発者情報
イマクリエイト株式会社
所在地 : 〒141-0022 東京都品川区東五反田5丁目22-7 KAY&KAY West 101号室
代表者 : 山本 彰洋 川崎 仁史
URL : https://ima-create.com/
国立大学法人東京大学
医学部附属病院 クリニカルシミュレーションセンター/
大学院医学系研究科 医学教育国際研究センター 医学教育学部門
所在地 : 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3-1
代表者 : 泉谷 昌志
URL : https://www.h.u-tokyo.ac.jp/soken/simulator/index.html
イマクリエイトは「XRでやってみる」が当たり前のようにできる世の中の実現を目指し、「Do with XR」を掲げ、現実における様々な動きのXR化を進めてまいります。
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