サルティゴ、サステナビリティチームを新設し、持続可能な受託製造サービスを強化

ランクセス株式会社

・持続可能な受託製造サービスを強化
・個別の要望に応じた生産コンセプトを開発するサステナビリティチームを新設
・バリューチェーン全体を通じて温室効果ガス排出量を最大90%削減

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の完全出資子会社で受託製造会社のサルティゴは、持続可能な受託製造サービスを推進しています。原薬および中間体の合成を専門に行うサルティゴは、「ネットゼロ・カスタム・マニュファクチャリング」のコンセプトの下、生産プロセス全体を通して顧客への支援を強化します。


サルティゴのマネージングディレクターであるマイケル・シェーファーは、次のように述べています。「特に食品業界、農薬業界から持続可能な製品製造に関する問い合わせが増えています。これらの業界の潜在的な顧客は、独自の持続可能性目標を追求しており、持続可能な製品に市場の可能性を見出しています。サルティゴの提供する『ネットゼロ・カスタム・マニュファクチャリング』を通じて、今後もより良い支援を続けられると考えています」 サルティゴは、可能な限り多くの業界の顧客ニーズに応え最適な生産コンセプトを開発するために、サステナビリティチームを新設しました。


エネルギーと原材料の持続可能性

サルティゴの「ネットゼロ・カスタム・マニュファクチャリング」では、持続可能な方法で生み出されたエネルギーとグリーン原材料を重点的に使用します。


サルティゴは、レバークーゼンとドルマーゲンの生産拠点において、再生可能エネルギーの調達に関する特別供給契約である「電力購入」の適用を受けています。これにより顧客は安定的にエネルギーコストを計算し、生産されたグリーン電力の原産地証明を受けることができます。ランクセスの子会社であるサルティゴは、すでに多くのドイツの生産拠点で必要な電力の一部をグリーン電力で調達している、ランクセスグループでの経験を活かしています。


サルティゴはサプライヤーの広範なネットワークを用いて、製品に必要な原材料を、カーボンフットプリントを削減した方法で調達しています。


食品業界の例:カーボンフットプリントを90%削減

サルティゴが食品業界の顧客向けに開発したコンセプトでは、「ネットゼロ・カスタム・マニュファクチャリング」によってサルティゴが今後提供できる、さらなる可能性を示唆しています。サルティゴは、製品製造のための必要な原材料の大部分を、カーボンフットプリントを削減した原材料から自社で調達、または自社で生産することができます。例えば、化学品の製造にとって重要な苛性ソーダや水素は、コベストロ(Covestro)社との提携により、2023年よりレバークーゼンの生産拠点で100%クライメート・ニュートラルな物質がサルティゴに供給されています。


また、サルティゴはグリーン電力を使用した発電機を使用して生産に必要な蒸気を作り出し、生産プロセスに供給する方法を考案しました。

このコンセプトにより、温室効果ガスはバリューチェーン全体を通して標準的なプロセスと比較して最大90%削減できます。


テュフ(TÜV)認証のツールを用いてカーボンフットプリントを正確に算出

「ネットゼロ・カスタム・マニュファクチャリング」には、製造された製品のバリューチェーン全体を通じたカーボンフットプリントの計算も含まれています。サルティゴは、ランクセスが開発した「プロダクト・カーボン・フットプリント・エンジン(Product Carbon Footprint Engine)」を利用しています。テュフの認証を取得したツールは社内各部署から多様なデータを取得し、生産時の温室効果ガス排出量、製品毎の原材料、消費エネルギー、操業用資材、輸送に伴う排出量、さらに廃棄物処理に伴う排出量を算出します。


持続可能性を評価され受賞

サルティゴは特殊化学品メーカー、ランクセスの子会社としてグループの持続可能性への取り組みに大きく貢献し、これまでにも数多くの賞を受賞しています。ランクセスはダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)のヨーロッパ・インデックス「化学品」部門で第1位を獲得しています。11月には、格付け会社MSCI ESGがランクセスの格付けを3回連続でAAとしました。気候保護イニシアチブCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)は、3月に再び「気候」カテゴリーでランクセスを「Aリスト」に選出しました。また、エコバディス(EcoVadis)は昨年8月、持続可能性の格付けでランクセスをプラチナレベルとしました。


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サルティゴについて:

サルティゴは、本社をドイツ・レバークーゼンに構え、レバークーゼンとドルマーゲンに製造拠点を置く受託製造の専門会社で、全世界に約1,300人の従業員を擁しています。特殊化学品メーカー、 ランクセスの完全出資子会社で、コンシューマープロテクション部門(2022年度売上高: 23億6,600万ユーロ)に属しています。サルティゴについての詳細は、同社URLにてご確認下さい。

https://lanxess.co.jp/jp/products-japan/business-units-japan/saltigo-japan/ (日本語)

www.saltigo.com(英語)

 

ランクセスについて:

ランクセスは、世界32カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2023年の総売上は67億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 12,600人です。主な事業は、中間体、添加剤、コンシューマープロテクション製品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)及びヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

 www.lanxess.co.jp

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会社概要

ランクセス株式会社

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URL
http://lanxess.co.jp/jp/home-japan/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル23階
電話番号
03-5293-8000
代表者名
ジャック・ペレズ
上場
未上場
資本金
4億円
設立
2004年07月