国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)にて、レドックス・フロー蓄電池技術を発表し、脱炭素社会実現に貢献

産業用蓄電池レドックス・フロー蓄電池を活用したエネルギーループをご提案

プライム・スター株式会社

プライム・スター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:下田 知代、以下「当社」)は、

2024年11月11日〜11月22日にアゼルバイジャン共和国・バクーで開催される、国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議(COP29)に参加いたします。持続可能な社会の実現に向けた、次世代蓄電技術

「レドックス・フロー蓄電池(RFB)」を中心とした脱炭素ソリューションの発表をいたします。

環境省・COP29サイト

日本語サイト:https://jprsi.go.jp/ja/cop29/showcase

英語サイト:https://jprsi.go.jp/en/cop29/showcase

当社ブースサイト:https://jprsi.go.jp/ja/member/500#

ジャパンパビリオンバーチャルサイト https://jprsi.go.jp/ja/cop29/showcase 

■COP29におけるプライム・スターの役割

COP29は、各国政府、国際機関、NGO、企業が集結し、地球温暖化防止に向けた具体的な行動計画や

政策を議論する重要な場です。当社は、これまで日本国内で展開してきた、エネルギー管理ソリュー

ションを基盤に、再生可能エネルギーに効果的な貯蔵技術を提案する予定です。

COP29では、災害対策や電力安定供給について世界が直面している課題に対する新たな解決策を提案します。


近年、電気料⾦の⾼騰や、戦争による電気やガスなどの供給不⾜で、エネルギーの安定化対策が重要と

なっています。太陽光や⾵⼒などを利⽤した発電システムが増加し、発電施設の⼤型化により、送電

能⼒が超過し、新たな⼤規模送電網の構築が必要になるエリアが世界中に存在します。

再⽣可能エネルギーの導⼊率向上が、送電網インフラに相当な影響を及ぼしており、導⼊が⼀層進む

ことで、送電網の調整や更新の必要性が高まります。

太陽光発電システムは、正午以降、徐々に発電量が低下し、⼣⽅には1/3程度まで減少します。

この時間帯は、オフィスや⼯場などはまだ稼働しているうえ、家庭では⼣⾷の準備などで電気が多く

使用されるため、需給バランスが崩れてしまいます。この課題を解決するには、昼間に太陽光で発電

した電⼒を蓄えておく必要があります。電⼒系統安定化対策としても有効な⼤容量蓄電池の導⼊が課題

となっています。

レドックス・フロー蓄電池は、変動性再⽣可能エネルギーの普及が進む中での中期的エネルギー貯蔵

システムの役割を果たすことが可能です。産業用の大型蓄電池として、リチウムイオンバッテリーの

選択肢が多数を占める中、安全性や長寿命という点で、レドックス・フロー蓄電池への注目度は、

高まっております。レドックス・フロー蓄電池は、より広範なアプリケーションでの利用が可能に

なり、特に太陽光発電や風力発電などの変動する再生可能エネルギー源から得られる電力の効率的な

利用に貢献できます。

■レドックス・フロー蓄電池とは

レドックス(redox)という用語は、還元(reduction)と酸化(oxidation)を合わせた言葉です。

レドックス・フロー蓄電池の最大のメリットは、『安全性』です。電解液は不燃性であり、電池は常温

で作動するため、過充電や過放電を抑制すれば、発火や爆発の危険性はありません。正極と負極の電解

液には、硫酸バナジウム水溶液を使用しており、両液が混ざったとしても、熱や有害なガスを発生させることがなく、再生も容易です。硫酸バナジウム溶液は希硫酸であるため、毒性がなく重度の火傷の

心配もありません。 リチウムイオン電池やNAS電池に比べ、安全性が高いレドックス・フロー蓄電池

をコンパクトに設計。地産地消の分散型電源の確保を推進します。

コンテナのイメージ図
レドックス・フロー蓄電池の構成
スタック写真1
スタック写真2

安全性に加え" 長寿命 " と " メンテナンスの容易さ " が特徴です。セルスタックの寿命は20年以上、

電解液の充放電サイクルは無制限と、リチウムイオン電池に比較して長期運用が可能なため、総合的な

パフォーマンスに優れています。

消耗品は、イオン交換膜(IEM)・パワーコンディショナーシステム(PCS)・そして、換気システム(INV)・循環ポンプなど一部の電気部品のみとなります。また、レドックス・フロー蓄電池は、セルと電解液を分離して設置することができます。充電した電解液を密閉容器に保存することで、低コストで長期間の電力貯蔵が可能となります。このように、レドックス・フロー蓄電池は、安全性と寿命などにおける優位性を持っています。今回、比較的コンパクトなサイズとし、分散設置をすることにより、

大規模な送電網を新たに構築する必要がなくなります。空港や駅などの公共施設、マンションや病院

など安全性が求められる施設に最適です。日本国内では、安全を最優先に考慮した「貯める」システムが求められています。

COP29では、長期化する停電被害に備え、再生可能エネルギーとの親和性が高く、より安全な蓄電池の

「レドックス・フロー蓄電池」を太陽光発電システムと組み合わせてご提案いたします。

レッドクス・フロー蓄電池 紹介動画はコチラ

https://youtu.be/uIUCUqLl1JI?si=h7lJM6dp3PIPdQIC

■レッドクス・フロー蓄電池の特長

  1. 大規模貯蔵の能力

    レドックス・フロー蓄電池は、他の蓄電池に比べて大容量のエネルギーを貯蔵できます。

    電解質を追加することで容易に拡張できるため、大規模な電力貯蔵システムの構築が可能です。

  2. 長寿命

    レドックス・フロー蓄電池は、充放電サイクルにおいて、性能の劣化が少ないという特徴を持っています。一般的に、数万回の充放電サイクルに耐えうることができ、バッテリーの寿命は10年以上とされています。

  3. 環境への配慮

    レドックス・フロー蓄電池は、化学反応によるエネルギー貯蔵を行うため、環境に有害な物質を排出しません。また、バッテリー自体が長寿命であるため、廃棄物削減にも貢献します。

  4. 柔軟なエネルギー管理

    電解質の流れを制御することで、電力の生成量を調節できるため、需要に応じて柔軟に電力供給が可能。エネルギーマネジメントシステム(EMS)との連携により、最適なタイミングで電力を利用・蓄電することで、コスト削減と効率的な電力使用を実現します。

レドックス・フロー蓄電池の仕組み
レドックス・フロー蓄電池と他の蓄電池との比較

■レドックス・フロー蓄電池の仕様

20フィート型と40フィート型の各コンテナにPSCなどを収納したパッケージ製品

グローバル市場への展開と未来への展望

当社は、今回のCOP29への参加を契機に、レドックス・フロー蓄電池技術をアジア、欧州、北米を

はじめとした世界各地に展開し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させる予定です。

また、ゼロカーボンシティの実現に向け自治体との連携を強化し、エネルギー自給自足型の社会構築に

貢献します。当社は今後も、産学官金の連携を強化し、新技術開発とエネルギーソリューションの提供

を通じて、地球規模のエネルギー課題解決に取り組んでまいります。

是非、COP29のヴァーチャル・ジャパン・パビリオン会場でお会いできるのを楽しみにしております。

【プライム・スター株式会社について】
会社名:プライム・スター株式会社 (Prime Star Co,Ltd)
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビルディング8階
設立:2003年
主要株主:東京電力エナジーパートナーほか
代表者:下田 知代 (しもだ ちよ)
電話番号:03-6869-6606 EMAIL:info@primestar.co.jp
URL:http://primestar.co.jp/


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
プライム・スター株式会社 営業企画部 池田
TEL:03-6869-6606(代表)、携帯090-9103-9557
e-mail:ikeda@primestar.co.jp

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会社概要

プライム・スター株式会社

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URL
http://www.primestar.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビルディング8階
電話番号
03-6869-6606
代表者名
下田知代
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
2003年03月