共助により地域の仕事が承継される世界をめざして。ニホン継業バンクが「共助型・事業承継支援事業」をスタート。継業サポーター育成研修とドネイション制度を導入
みんなの残したい仕事を、みんなで残せる世界をつくります。
M&Aの対象となりづらい地場産業等の後継者課題を解決するため、事業承継版・空き家バンク=「ニホン継業バンク https://keigyo.jp/ 」、継業・事業承継支援の地域拠点「継業サポートセンター」などを運営するココホレジャパン株式会社(代表取締役:浅井 克俊、所在地:岡山県岡山市)は、地域の個人事業主、小規模事業者の継業・事業承継を支援する「継業サポーター」の育成と、それを支える共助の仕組みづくりを目指し、新たに継業サポーター研修とドネイション制度を導入しました。この取り組みにより、自治体による継業バンクが開設されていない地域においても、有志による継業・事業承継支援の実行が可能となります。
みんなの残したい仕事を、みんなで残せる世界
かつて、日本の地域には、地域の仕事を地域の若い担い手が受け継ぎ、独自の仕事・文化として発展させる「自助的」な承継エコシステムがあったはずです。しかし、都市部への人口集中と少子高齢化により、地域に担い手が減ったことで、その自助的な承継エコシステムは急速に失われつつあります。このままでは、地域産業の廃業が進み、地域産業をきっかけに生まれる人と地域の関係も失われてしまうかもしれません。
ニホン継業バンクは、地方創生の根幹を支える地域産業の後継者課題を地域の課題と捉え、自治体による「公助」の継業・事業承継支援の仕組みづくりに取り組んできました。今回、この「公助型」の継業・事業承継支援に加え、「共助型」の継業・事業承継支援の仕組みをつくることで、地域で愛される仕事が、後継者がいないことで、惜しまれながら廃業することがないように、様々な立場の人と協力して、地域産業を承継できる世界をつくります。
共助型・事業承継支援の概要
1.継業サポーターの育成と事業化支援
地域の後継者課題の解決に取り組みたい個人・団体・企業に対し、ニホン継業バンクの活用を通した実践的な継業・事業承継支援研修を行い、継業・事業承継支援に関する知識・ノウハウを習得する機会を提供します。研修終了後には、各々の活動地域での継業・事業承継支援活動の事業化を伴走支援していきます。
継業サポーターとして活動するまでの流れ
<STEP1> OJT型研修
継業サポーターとしての活動を希望する方に、継業に関する基礎知識や支援に関するノウハウなどを学ぶ研修プログラムをご用意しています。
①継業に関する基礎知識、地域の小規模事業者の承継を支援する継業の考え方。具体的な支援方法、支援の際の注意点などを学びます。
②記事制作の研修を行い、事業者へヒアリングする際のポイント、生成AIを活用した記事の作成方法などを学びます。
③作成した記事を継業バンクに掲載し、ニホン継業バンクの伴走支援を受けながら、実際のマッチング支援に取り組みます。
<STEP2> 継業バンクの開設・利用
継業サポーター研修を修了された方は、「継業サポーター」として、継業バンクを開設し利用していただくことができます。ニホン継業バンク事務局の伴走支援を受けながら、継業バンクの運営を行い、地域の継業・事業承継支援の事業化に取り組むことができます。
2.ドネイション制度
継業サポーターを支援するドネイション制度を新設しました。任意の金額をドネイションすることで、継業サポーターの活動を支援することができます。ご支援をいただい方には、お礼としてニホン継業バンクの記事を3日間先行公開します。地域の継業・事業承継支援にご賛同いただける企業様からのご支援・協賛も募集しています。
ニホン継業バンクについて
基礎自治体等と連携し、M&Aでは承継の機会が与えられない地域産業の本質的な価値を伝え、継ぎ手を探す「事業承継版・空き家バンク=継業バンク」。基礎自治体単位で継業支援サービスを提供し、地域との協働により「仲介手数料無料」「高齢者へのオフライン対応」 「事業譲渡以外の多様な承継の選択肢」を実装。「継業サポートセンター」を設置した包括的な継業支援・残したい仕事を起点とした地方創生事業にも取り組みながら、地域ぐるみで極小規模事業を承継するエコシステムを構築しています。2020年のサービス開始から、30市町村以上の事業承継支援に伴走しています。
ニホン継業バンク:https://keigyo.jp/
ココホレジャパンについて
瀬戸内海地域を拠点にし、地方創生、SDGs領域に専門性を持つ「全員が移住経験者」のコンテンツ制作プロダクション。岡山を代表する魚「ままかり」をアンチョビ風にアレンジした「ままチョビ」の商品化、施設に玉ねぎのクレーンゲームを設置するなどした淡路島のタウンプロモーション「おっタマげ!淡路島」など、地域ならではのユニークなプロモーションを企画・展開。「ままチョビ」事業の譲渡を通し、小規模事業の事業譲渡における課題を実感したことから、2020年1月にニホン継業バンクを公開。地域の後継者課題の解決に取り組んでいます。
ココホレジャパン:https://kkhr.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像