人々の健康と幸せに繋げる食堂を運営する勤労食で『タマネギぐるりこ』を使った4種類のメニューが提供。
女子栄養大学食文化栄養学科の学生とコラボレーションし、SDGsを食堂から支援
「サスティナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN 株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役社長:加納 千裕 以下ASTRA FOOD PLAN)は、2024年7月11日から14日に、社員食堂や学生食堂を運営する勤労食(愛知県刈谷市、代表取締役社長:濱崎浩子)が展開する埼玉県の企業の社員食堂で、女子栄養大学の食文化栄養学科の学生が考案した『タマネギぐるりこ』を使用した4種類のメニューが提供されることをお知らせいたします。
提供期間中は1日800名の従業員が利用する見込みで、『ぐるりこ®』(※1)を美味しく、楽しく、食べることを通じて、従業員のエンゲージメントの向上に加え、「かくれフードロス」について考えるきっかけを提供します。
(※1)『ぐるりこ®』とは
規格外農作物や、食品工場で出る端材など、これまで捨てられてしまっていた食材を、ASTRA FOOD PLAN独自の乾燥技術「過熱蒸煎機」で乾燥した栄養と風味が豊かなアップサイクルパウダーです。サスティナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語です。
社員食堂での提供背景
勤労食では、未来ある学生や企業と積極的にコラボレーションをしています。食堂では、栄養学を学ぶ大学生が考案したメニューや、地産地消を意識したメニューを提供しており、今回女子栄養大学食文化栄養学科の学生が考案した4種類の『ぐるりこメニュー』が採用されました。
社員食堂で提供される4つのメニューの詳細
2024年7月11日から14日の4日間、埼玉県の企業の社員食堂で、女子栄養大学の学生が考案した『タマネギぐるりこ』を使用した4種類のメニューが提供されます。食材や調味料に混ぜ合わせたり、トッピングとして使用したりと、調理工程の簡略化につながる『タマネギぐるりこ』の使いやすさや、生のたまねぎよりも香りが強く感じられる点が評価されました。
タマネギぐるりこキーマカレー
『タマネギぐるりこ』の香りとスパイスの効いたカレーです。芳醇な香りの『タマネギぐるりこ』を炒めタマネギのかわりに使用。タマネギの甘みと香りが引き立っています。生のタマネギを刻み、じっくりと炒める工程を省くことで、時短調理になりました。
夏野菜の豚しゃぶサラダうどん
ドレッシングに『タマネギぐるりこ』を使用し、夏らしくさっぱりと食べられます。香ばしい香りが特徴です。
白身魚のタマネギぐるりこあんかけ
白身魚のから揚げに、ピーマン、パプリカ、タマネギなどの野菜がたっぷりと入った中華風あんをかけたメニュー。あんに『タマネギぐるりこ』を加えることで、香ばしさと食欲をそそる色味を付与しています。しっとりとした魚に『タマネギぐるりこ』あんが良く合います。
ジャガイモとかにかまのぐるりこゴマドレッシング和え(小鉢)
ゴマドレッシングに『タマネギぐるりこ』を加えたドレッシングのサラダ小鉢。胡麻と『タマネギぐるりこ』の香ばしさがアクセントです。
『タマネギぐるりこ』について
食品乾燥・殺菌装置「過熱蒸煎機」で製造したオニオンフレークです。約400℃の過熱水蒸気で、5秒~10秒という超短時間で乾燥させ、玉ねぎの風味が濃縮されています。ロースト玉ねぎの香ばしい香りは、一般的な熱風乾燥のオニオンパウダーの約135倍。世界初の全く新しい食品粉末です。
牛丼チェーンの吉野家ホールディングスの東京工場で、玉ねぎをスライス加工する際に発生した芯などの端材が原料となっています。
2024年2月に同工場に「過熱蒸煎機」が導入されたことで、これまで廃棄されてきた年間約250トンのタマネギ端材が全量アップサイクルされるようになりました。吉野家が製造した『タマネギぐるりこ』は、ASTRA FOOD PLANが買い取って食品事業者に販売をしています。
業務用に加え、2024年7月1日から一般消費者向けにも販売を開始しています。
株式会社勤労食について
食を通じて、関わるすべての人を幸せにすることを掲げる勤労食は、50年以上にわたり様々な企業・教育施設等で食堂を運営しています。
調理師や管理栄養士による出張料理教室や食べられるスプーン、「PACCON」(パクーン)の販売も行っており、幅広いニーズに対応しています。
関係者コメント
株式会社勤労食 代表取締役副社長 濱崎佳寿子氏
社員食堂の運営に携わる中で、多くの人に食育を広める事の重要性を感じ、楽しく野菜や食や環境に興味をもってもらう為に食べられるスプーン「PACOON」(パクーン)の販売を新規事業として2020年に開始しました。パクーンの原材料は国産で無添加の食材を使用しており、今後は更に様々な規格外食材でパクーンを作り食べてもらいたいと考えています。「ぐるりこメニュー」で使用した『ぐるりこ®』は食と環境を美味しく誰もが無理なく続けられるメニューを手軽に作る事ができる素晴らしい商品だと思います。今後も食を通じて関わるすべての人を幸せにし続けられるような取り組みをこのご縁を大切にさらに全力で努めていく所存でございます。
ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表取締役 加納千裕
母校の後輩の考案レシピで『タマネギぐるりこ』が美味しいメニューになり、地元埼玉の企業で提供されることについて、非常に嬉しく感じております。
一般的なオニオンパウダーとはまったく性質が異なる新しい食材の『タマネギぐるりこ』は、まだまだ用途開発の過程ですが、こういったコラボレーションで利用方法の幅がどんどん広がっており、手ごたえを感じております。
乾燥技術は確立しましたが、「かくれフードロス」削減のためには、『ぐるりこ®』の用途・販路の確立と消費の拡大がまだまだ必要です。今後もステークホルダーと連携し、食の循環型サイクル構築のために取り組みを進めていきたいと思います。
勤労食様とは「PACOON」での次の取り組みもとても楽しみです!
今後の展開
今後も両社で連携し、社員食堂などで『ぐるりこ®』を使用したメニューを展開していく予定です。
また、勤労食が提供する食べられるスプーン「PACOON」とのコラボを視野に入れ、一般のご家庭でも、おいしく、楽しくSDGsを学ぶことができる商品づくりに取り組んでまいります。
食べられるスプーン「PACOON」(パクーン)
PACOONは、食育と環境問題への想いから生まれた商品です。スプーン型のクッキーで、プラごみ削減につながるエコ商品として注目されています。ビーツやかぼちゃなどの国産野菜を使ったフレーバーであることも大きな特徴で、食育にも活用されています。
「ぐるりこシリーズ」とは
原材料に『ぐるりこ®』を使った商品のパッケージやプライスカードなどに「ぐるりこマーク」を表示する取り組みを行っています。「ぐるりこマーク」を通じて、一般消費者にアップサイクルの認知を広げ、「エシカル消費」に繋げる狙いです。
ASTRA FOOD PLANでは、「ぐるりこマーク」を付与した様々な食品企業から販売される商品を「ぐるりこシリーズ」と呼び、ストーリーなどの発信を行っています。
「SDGs」や「食品ロス削減」に関する取り組みをご検討の企業様へ
未利用資源からアップサイクルで生まれた高付加価値パウダー『ぐるりこⓇ』を使用し、社員食堂や寮などの食事に採用していただける企業様を募集しています。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:https://www.astra-fp.com/contact/
「ASTRA FOOD PLAN」では、一緒に働く仲間を募集中
ASTRA FOOD PLANでは、一緒に働く仲間を募集しています。『過熱蒸煎機』や『ぐるりこ®』の提案営業をはじめ、オープンポジションでも採用を強化中です。少しでも興味を持った方、お話を聞いてみたいという方は、下記よりご連絡ください。
■募集ポジション
・ECマーケティング
・商品開発
・オープンポジション
採用情報:https://www.astra-fp.com/recruit/
循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」
ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置『過熱蒸煎機』を開発・販売しているフードテックベンチャーです。
『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の端材や、規格外品などの未利用農作物、飲料ざんさ等を、付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。食品ざんさ廃棄の課題を抱える事業者に『過熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこⓇ』の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、フードロス問題の解決を目指しています。
一般的な食品ロスの約4倍。年間2000万トンにおよぶ「かくれフードロス」の実態
現在コンビニエンスストアや量販店の売れ残りなど、本来食べられるのにも関わらず廃棄される「食品ロス」が問題となっています。しかし、一般的に認知されている「食品ロス」の量には野菜の芯や皮、ヘタなどの食品ざんさや産地で発生した規格外農作物や余剰農作物などの未利用農作物が含まれていません。
環境省の「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)」(※2)によると、2022年における日本国内の食品ロスは、約472万トンと推計されていますが、農林水産省がまとめた「食品廃棄物等の利用状況等(平成30年度推計)」(※3)では、食品ざんさや未利用農作物などの不可食部分も含めた「食品由来の廃棄物等」の食品ロスが2531万トンにおよぶことがわかっており、大きな社会課題となっています。
ASTRA FOOD PLANは、この一般的な食品ロスの約4倍となる年間2000万トン(※4)の食品廃棄を「かくれフードロス」と呼び、その削減とアップサイクルに取り組んでいます。
(※2)「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)」
https://www.env.go.jp/press/press_03332.html
(※3)
消費者庁『食品ロスについて知る・学ぶ』
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/
(※4)
「年間2000万トンのかくれフードロス」=「2531万トン(食品由来の廃棄物等)」-「約570万トン(本来食べられるのにも関わらず廃棄される食品ロス)」
過熱蒸煎機について
『過熱蒸煎機』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。以下の3つの特徴により、野菜の不可食部分や、米ぬか、果物の搾りかす、飲料ざんさにいたるまで、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。
1.食材の風味の劣化と酸化を防止
数百度の高温スチーム 過熱水蒸気を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。
2.低コスト、高い生産効率を実現
ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。
3.スピード殺菌乾燥
過熱蒸煎機での食材への加熱時間はわずか5~10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。
製品名:過熱蒸煎機
発売日:2022年4月4日
※『過熱蒸煎機』カタログダウンロード https://www.astra-fp.com/download/
会社概要
ASTRA FOOD PLAN株式会社
本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
代表取締役:加納千裕
設立:2020年8月
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