【新事業開始】あいの実『オレンジアカデミー』、訪問介護の未来を創る! 特定技能外国人向け研修を開始

社会福祉法人あいの実(宮城県仙台市泉区実沢中山北100-2/理事長:乾祐子)は、特定技能外国人向けの介護職員初任者研修を本格始動。来日したネパール人スタッフが、訪問介護の新戦力として期待されています。

SWCあいの実

事業開始の背景

『2025年問題』の筆頭に上るのが深刻な介護人材不足です。人口の四分の一が後期高齢者となり、介護サービスのニーズはこれまでになく切迫しています。厚生労働省では介護人材の確保や外国人の就労環境の整備を目的とした検討会が行われ、議題には外国人スタッフの訪問介護従事に関する改正案も含まれています。

訪問介護は利用者に対し、一対一でサービスを提供することから、適切な指導体制の確保や労務管理、人権保護が難しいとされ、外国人の就業は一定の介護技術と語学力を保持している介護福祉士以外は認められてきませんでした。緩和策の施行により、外国人訪問介護職員の就業が通所施設のみならず、訪問介護に拡大する見込みです。

しかし、言語の壁や専門用語の難しさが、来日したての外国人スタッフの即戦力化を阻み、雇用に二の足を踏む事業所が多いことが予想されます。この課題を解決するため、あいの実はオレンジアカデミーを開校し、外国人介護人材の育成に乗り出しました。

オレンジアカデミーの概要

オレンジアカデミーでは、文化や生活習慣の違いを踏まえ、介護の基礎から介護技術までを体系的に学べるカリキュラムを用意いたしました。初任者研修の教本には母国語への翻訳と簡易日本語解説を追加し、外国人スタッフが理解しやすい形に工夫されています。また、日本の訪問介護の現場に早期に慣れるため、実習プログラムを強化。利用者宅での介護支援を見学しながら、日本人スタッフとのチームワークを築いています。

社会福祉法人あいの実本部事務所にて 初任者研修受講中のネパール人スタッフ

オレンジアカデミー・外国人材向け初任者研修の取り組み

・充実した研修内容(初任者研修・日本語学習・訪問介護実習)

・言語サポート(母国語翻訳付き教材・簡易日本語解説)

・実際的なカリキュラム(訪問介護の基本・医療的ケア習得・利用者とのコミュニケーション)

・文化交流やメンタルケア(異文化の相互理解・法人内外との交流)

2025年3月4日より、第一弾として来日したネパール人スタッフ4名が、あいの実・オレンジアカデミーの外国人材向け初任者研修第一期を受講。3月25日をもちまして無事修了いたしました。

来日したネパール人スタッフの声

左からジャラナ、ラジェンドラ、ディーラジ、スミットラ

『クラスはとても楽しく進んでいます。そして、皆さんが協力的な気持ちを持っているおかげで、特に大変だとは感じていません』(Bhandari Jharna)『新しい場所や環境ではありますが、大変だとは思いません。まるで家族のように感じています。これからも新しいことをたくさん学びたいです。日本語はまだ上手ではありませんがご理解いただければと思います』(Limbu Rajendra)『私はアイノミで介護を学ぶのが好きです。とても興味深く、知識も豊富です。私たちはキャリアに役立つ応用可能な知識を学んでいます』(Subba Dhiraj)『今までの勉強はおもしろかったです。 ありがとうございました 』(Rai Sumitra)

講師代表のコメント

社会福祉法人あいの実 研修事業責任者 小笠原千夏

『私たちの研修は、外国人スタッフが日本の介護の現場でスムーズに適応できるようサポートすることを目的としています。研修は、座学だけでなく演習も取り入れて、実践的なスキルを身につけられるようにしています。日本語とネパール語、時にはスマホを使い英語に翻訳しながら楽しく研修しています。

みんな素直でとっても親しみやすい方たちばかり、日本の介護の現場に入ってもきっとみんな大好きになります。

今後も、より多くの外国人スタッフが活躍できるよう、協力できればと思っています』

法人代表のコメント

私たちあいの実は、新たな介護リソースの創出に貢献すべく「オレンジアカデミー」を開講しました。第一弾は、外国人スタッフの言語・文化・技術の習得を支援する研修事業です。すでに課題も見えてきました。例えば、専門用語の習得には時間を要すること、日本と母国の介護観の違いに戸惑う場面があることなどです。カリキュラムの改善や実践型トレーニングの強化に努めています。介護は、人と人との温かなつながりの中で築かれる仕事です。外国人スタッフが自信を持って利用者様と向き合い、現場の戦力として成長できる環境を整えることが、介護業界の未来にとって不可欠だと考えています。これからも私たちは、多様な人材が活躍できる社会の実現に向け、尽力してまいります。

社会福祉法人あいの実 専務理事 久保潤一郎

アカデミーの今後の展望

オレンジアカデミーは、SWCあいの実が運営し、医療的ケアとその実践知識を広く共有するために設立されました。本アカデミーでは、医療的ケアを必要とする子どもたちへの支援を強化するため、最新の医療知識、ケア技術、心理的支援の手法など、多岐にわたる分野を学ぶことができます。

第一段階として、外国人向けの初任者研修の実施に着手し、介護現場で活躍するための基礎知識と技術の習得を支援しています。この研修は、日本の介護制度や文化に適応しながら、安全で適切なケアを提供できる人材の育成を目的としています。

さらに、施設運営に関する実践的な指導も行っています。これには、非営利法人の設立、事業の立ち上げ、加算取得の手続き、労務管理や就業規則の作成、チームワークとコミュニケーションの強化など、質の高いケア環境を維持するための要素が含まれます。

オレンジアカデミーは、医療的ケアに携わる個人や団体にとって貴重な学びの場であり、外国人介護人材の育成をはじめ、子どもたちの健康と福祉の向上に貢献することを目指しています。

【本件に関するお問い合わせ】

社会福祉法人あいの実 オレンジアカデミー

〒981-3217 宮城県仙台市泉区実沢字中山北100-2

担当者:久保潤一郎

電話:022-785-9440

メール:info@ainomi.com

公式サイト:https://oa.ainomi.com

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会社概要

社会福祉法人あいの実

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URL
https://ainomi.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
宮城県仙台市泉区実沢中山北100-2
電話番号
022-785-9440
代表者名
乾祐子
上場
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資本金
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設立
2021年06月