子どもが「仕入れて、売って、考える」金融教育ゲーム『ルクラ』が「第20回キッズデザイン賞」を受賞
「売る・買う」のリアルな体験から生まれた、遊びながら「お金の判断力」を学ぶ金融教育プログラム

特定非営利活動法人キッズフリマ(所在地:東京都中野区、代表理事:赤池慶彦)が開発した、子どもが“商売体験”で学ぶ金融教育プログラム『ルクラ』が、「第20回キッズデザイン賞」を受賞しました。
第20回となる2026年のキッズデザイン賞では、全国から458点の応募があり、そのうち286点が受賞作品として選出されました。「ルクラ」は、その受賞作品の一つとして選ばれました。
なお、最優秀賞「内閣総理大臣賞」などの優秀作品は、2026年9月16日(水)に発表予定です。
■「ルクラ」とは?

「ルクラ」は、キッズフリマから生まれた、子どもたちが楽しみながらお金について学べる体験型の金融教育ゲームです。
ゲームの参加者は「フリーマーケットの店長」となり、商品を仕入れ、お客さんに販売します。
限られたお金の中で「何を仕入れるか」「いくらで売るか」「どうすれば商品が売れるか」を自分自身で考え、お客さんのニーズや手持ちのお金を考えながら、さまざまな選択を繰り返します。
選んだ結果が「売れる・売れない」といった形で表れることで、商売の仕組みや、お金を使って意思決定することを体験できます。

ゲームの結果を振り返りながら、「なぜうまくいったのか」「なぜ売れなかったのか」を考えることで、単にお金の知識を覚えるのではなく、自分で考えて選択する「お金の判断力」を育むことを目指しています。
これまで都内を中心に、児童養護施設や子ども食堂などで出張授業を実施し、89人の子どもたちがルクラを体験。実施後のアンケートでは、90%以上の子どもたちから「楽しかった」「お金の使い方を考えるきっかけになった」といった前向きな声が寄せられ、楽しみながらお金について学べるゲームとして好評を得ています。
また「ルクラ」の名前は、ラテン語で「得る・利益」を意味する「Lucrum(ルクルム)」に由来します。体験を通じて得られる「価値」を大切にした名前です。
■「リアルな商売体験」を、何度でも試せる学びへ

キッズフリマでは、2006年の活動開始以来、子どもたち自身が商品を売り買いする「キッズフリマ」を通じて、実体験からお金や消費について学ぶ機会を提供してきました。
キッズフリマは、大人が立ち入らない環境の中で、子どもたちが自分で値段を決め、商品を売り、欲しいものを選んで買う体験型教育イベントです。
売買を通じて、ビジネスの成り立ちや消費の構造、お金の使い方などを学べることに加え、子ども自身が考えて行動する自主性の育成にもつながる取り組みとして、2024年には第18回キッズデザイン賞の優秀賞「消費者担当大臣賞」を受賞しました。

「ルクラ」は、こうしたキッズフリマで培ってきた「リアルな商売体験」を、ボードゲームという形に広げた教育プログラムです。
実際のフリーマーケットでは一度きりの判断となる場面も、ゲームでは何度でも仕入れや販売を体験できます。
「売れた」「売れなかった」という結果を繰り返しながら、自分の判断を振り返ることで、楽しみながら「なぜそうしたのか」を考えるきっかけをつくります。
■キャッシュレス時代だからこそ、「お金を使う体験」を学びに
キャッシュレス化が進み、子どもたちがお金を「手に取り、使い、結果を実感する」機会は少なくなっています。
だからこそキッズフリマでは、知識を一方的に教えるのではなく、子ども自身が「やってみる」「考える」「選ぶ」という体験を大切にしてきました。
「ルクラ」も同じ考え方から生まれています。
何を買うか、いくらで売るか、売れなかったらどうするか。
正解を教えてもらうのではなく、自分で考えて決め、その結果からまた考える。
そんな体験を通じて、これからの時代に必要となる「お金の判断力」を育むことを目指しています。
■「第20回キッズデザイン賞」受賞について
キッズデザイン賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰する制度です。
2026年の第20回キッズデザイン賞では、「子どもの参加・参画部門」が新設されるなど、子どもたちが主体となって社会や未来をつくるための取り組みにも注目が集まりました。
今回「ルクラ」が受賞作品に選ばれたことを、キッズフリマでは、これまで取り組んできた「子ども自身が体験し、考え、選択する金融教育」の可能性を評価いただいたものと受け止めています。
■20周年を迎え、リアルな体験から「遊んで学ぶ」体験へ

キッズフリマは、2006年に大人向けのフリーマーケットの一部としてスタートしました。以来、さまざまな方々の支えや協力をいただきながら、20周年を迎えることができました。現在では全国各地で開催され、子どもたちが実際に「売る・買う」を体験できる場として、多くの子どもたちに参加いただいています。
20年間、変わらず大切にしてきたのは、子ども自身が「売る・買う」というリアルな体験を通して、お金の価値や使い方、相手とのコミュニケーションを自ら考え、学ぶ機会をつくることです。
こうした取り組みを続ける中、2024年にはキッズフリマが第18回キッズデザイン賞の優秀賞「消費者担当大臣賞」を受賞。さらに同年、東京都「令和6年度 こどもスマイルムーブメント大賞」でも子供部門 最優秀賞を受賞しました。
そして2026年、キッズフリマから生まれた金融教育ボードゲーム「ルクラ」が、第20回キッズデザイン賞を受賞しました。
リアルなフリーマーケットでの「売る・買う」体験から、ボードゲームで何度も楽しみながら考える体験へ。
20年間変わらない「子ども自身が体験し、考える」というスタンスを大切にしながら、キッズフリマではこれからも、さまざまな形で子どもたちが「お金」について考え、自分自身で判断する機会を広げていきます。
■「ルクラ」概要
名称:子どもが“商売体験”で学ぶ金融教育プログラム『ルクラ』
対象:小学校高学年~中学生
活用シーン:学校、学童、子ども食堂などでの授業・体験学習
内容:フリーマーケットを題材に、商品の仕入れ・販売・結果の振り返りを通じて、お金の判断力を学ぶ体験型金融教育ゲーム
詳細:キッズフリマ「ルクラ」公式ページ(https://kids-fm.jp/lucra/)
■第20回キッズデザイン賞について
主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(https://kidsdesignaward.jp/)
受賞作品数:286点(応募数458点)
受賞発表:2026年8月19日(水)
最優秀賞などの発表:2026年9月16日(水)予定
表彰式:2026年10月2日(金)予定
■NPO法人キッズフリマについて
NPO法人キッズフリマは、子どもだけで売り買いを行う「キッズフリマ」を全国で開催しています。
「大人は立ち入り禁止」のフリーマーケットという環境の中で、子どもたちは自分で値段を決め、商品を売り、欲しいものを選んで買うという体験をします。
こうしたリアルな体験を通じて、お金の使い方だけでなく、コミュニケーションや意思決定、リユースなど、さまざまな学びにつなげています。
2026年はキッズフリマ20周年。これからも「子どもが自分で考え、行動する」体験を社会に広げていきます。
【法人概要】
法人名:特定非営利活動法人キッズフリマ
所在地:東京都中野区弥生町4-3-9
代表理事:赤池慶彦
電話番号:03-3384-0675
メール:info@kids-fm.jp
Webサイト:キッズフリマ公式サイト(https://kids-fm.jp/)
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