メタジェンセラピューティクスの腸内細菌ドナー支援サービス「ちょうむすび」に関する開発支援実績を公開
地域特化で新たにローンチ。ローンチ1か月で応募300名超を記録
Ragate(ラーゲイト)株式会社は、メタジェンセラピューティクス株式会社の腸内細菌ドナー支援アプリ「ちょうむすび」をフルサーバーレスで新規開発支援した実績を公開しました。
クライアント・企業紹介
メタジェンセラピューティクスは、”マイクロバイオームサイエンスで患者さんの願いを叶え続ける”ことをパーパスとして、腸内細菌研究に基づいた医療と創薬でソーシャルインパクトを生み出す、順天堂大学、慶應義塾大学、東京科学大学発ベンチャーです。
腸内細菌叢移植の社会実装を目的とした「医療サービス事業」と「創薬事業」を推進しています

課題・背景
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メタジェンセラピューティクスは、2025年4月、山形県鶴岡市に「つるおか献便ルーム」を開設。山形県庄内地方在住における「腸内細菌ドナー」募集が必要となり、既存の全国を対象としたサービスから、地域特化のドナー向けサービスへのリニューアルを計画していた
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「献便」を行う腸内細菌ドナーになるには厳格な適格性検査が必要であり、また継続的に献便にご協力いただける仕組みづくりを支援いただけるパートナーが必要だった
2025年4月、メタジェンセラピューティクスは、日本初の献便施設となる「つるおか献便ルーム」を山形県鶴岡市に開設しました。同献便ルームのオープンにあたり、これまで全国規模で運用を行っていた腸内細菌ドナー登録のための仕組みを、地域特化のサービスとしてリニューアルし、庄内地方の皆様によりご応募いただきやすいドナー向けのサービスを構築する必要がありました。
支援内容
戦略と実行の一体運用
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スケジュール起点のプロジェクト設計
2025年4月の献便ルームのローンチに合わせ、検討深化に伴い画面数が当初ワイヤー比で約2倍となる中でも、優先度設計でやり切る体制を構築
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コミュニケーション/ドキュメント運用
毎日30~60分の夕会を設定し、設計書をNotionで一元管理。認識齟齬を抑え短サイクルで意思決定
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toC視点のUI/UX推進
ユーザーが迷わず使える導線を最優先に、応募→適格性検査→献便実績確認までの一連体験を設計。健康意識の向上にも寄与できるようなUI/UX推進
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アーキテクチャの方針
本件はAWSのフルサーバーレスを前提としたSaaS新規開発として位置付け、スケジュールに沿った立ち上げと運用性の両立を図った
開発が始動すると、UI/UXを高めるための検討事項が想定以上に増え、当初のワイヤーデザインに比べて画面数が約2倍に膨れ上がることになりました。また、医療機関や検査会社のニーズを反映する過程で、「ちょうむすび」との連携においても調整が必要となる場面が生じました。
しかし、このような課題に対して、ラーゲイトは技術的な解決に留まらず、プロジェクトやそもそものサービス全体を見据えた提案を継続的に行うことで解決に大きく貢献しました。
「ラーゲイトさんは『実現したいことは何か』という目的を丁寧にすり合わせながら、優先度の高い機能から着実に実装を進め、2025年4月ローンチという明確なゴールに向けて最適な判断を一緒に組み立ててくれました。私たちの構想中の要望に対しても、深い理解に基づいたユーザー視点の具体的な提案をしていただけたと感じています」(黒澤様)

お客様の声
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ラーゲイトは「実現したいこと」を軸に優先順位を設計し、明確なゴール(2025年4月ローンチ)に向けて共に最適解を組み立てた
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毎日の夕会と高品質な設計ドキュメントが、短期での高密度開発を支えた
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ローンチ後の手応えが大きく、今後の改善・展開への期待が高まっている
「ちょうむすび」は、予想を大きく上回る反響を呼び、庄内地域の多くの方から応募が殺到する状況となったとのこと。ラーゲイトにとっても、メタジェンセラピューティクス株式会社様が掲げていた「『献便』から始まる ”ヘルスシェア・コミュニティ”の実現に向けて」というコンセプトが実現に向けて動いていることを実感させる出来事でした。
「サービスのローンチからわずか1ヶ月で、300名を超えるドナー応募がありました。これは、従来のサービスと比べても非常に速いペースです。社内でもこの反響の大きさに手応えを感じています」(黒澤様)
完成したサービスは、ドナーの応募から適格性検査、献便実績の確認に至るまで、複雑なドナー認定・献便プロセスをユーザーが迷わず進められるよう設計されています。
メタジェンセラピューティクス様はこうした機能を備えたウェブアプリ―ケーションを、つるおか献便ルームの開所に向けてリリースできたことは、非常に意義深い成果だったと考えていただいております。
今後の展望
メタジェンセラピューティクス様は、「ちょうむすび」を通じて持続的な献便文化を醸成し、社会貢献へとつなげていくことを目指しています。今後はユーザーの声に基づき、UI/UXを継続的に改善し、PMF(プロダクトマーケットフィット)の確立を目指す考えです。また、将来的には、「地域の活性化や住民の健康意識向上につながる、社会的にも意義のあるサービス」へと成長させていくことを目指されています。
ラーゲイトはメタジェンセラピューティクス様の期待に応え続けるべく、最適なソリューションを提案・提供いたします。
企業情報

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会社名 |
Ragaet(ラーゲイト)株式会社 |
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コーポレートサイト |
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代表取締役 |
益子 竜与志 |
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設立 |
2017年5月25日 |
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電話番号 |
050‐5527‐2670 |
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資本金 |
21,000,000円 |
事業概要
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