any株式会社、シリーズBで10.55億円の資金調達を完了
〜個の知識を組織の力に変えるナレッジプラットフォーム「Qast」、RAGにより企業成長を加速〜
ナレッジプラットフォーム「Qast(読み方:キャスト)」を運営するany株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:吉田和史、以下any)は、シリーズBでJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社を新規リード投資家として、既存株主、新規投資家を引受先とした第三者割当増資に加え、北國銀行によるデット・ファイナンスを通して、総額約10.55億円の資金調達をしたことをお知らせします。今回の調達により累計資金調達額は約17.5億円となります。
■資金調達の目的
anyはこれまで、「ナレッジマネジメント」の実現を支援するプラットフォームとして、生成AI搭載のクラウドサービス「Qast」の普及とサービス品質の向上に注力してまいりました。ナレッジマネジメントを通じて、個人の成長に再現性をもたせることで人材を高度化させ、組織の事業成長へとアラインさせます。
おかげさまで、2024年には7万人を超えるユーザーの皆さまにご利用いただくまでに成長いたしました。
このたびの資金調達を通じて、anyは以下の分野におけるさらなる成長を目指し、より一層の努力を続けてまいります。
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AIソリューションの高度化
当社の主力製品である「Qast」のAI機能強化を行い、ユーザー体験をより向上して参ります。
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マルチプロダクト展開
Qastの開発のみならず新規プロダクトを開発し、Qastとのデータ連携を行うことで顧客価値向上を実現するための組織体制拡充を行います。
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市場の認知拡大
ナレッジマネジメントの世間への認知を拡大するためのPR活動を強化して参ります。
■資金調達概要
調達金額:約10.55億円
調達方法:第三者割当増資、デット・ファイナンス
株 主:<新規> JICベンチャー・グロース・インベストメンツ(リード)、
農林中金キャピタル、横浜キャピタル、 ごうぎんキャピタル、
アイキューブドベンチャーズ、りそなキャピタル、DE-SIGNキャピタル
<既存> Archetype Ventures、みずほキャピタル、DIMENSION
借 入:北國銀行
■引受先からのコメント
JICベンチャー・グロース・インベストメンツ
株式会社 木村 孝志 様
「Qast」は、ナレッジマネジメントの取り組みを通じて、個人の成長に再現性をもたせることで人材を高度化させ、人材と組織の事業成長をアラインさせることで、組織に新しい力を生み出すことを目指しています。ナレッジマネジメントの実践においては長年最適な解がありませんでしたが、個人のノウハウを引き出し、属人化しがちなスキルやノウハウの共有・集約を実現する仕組みを構築するなど、日本企業や産業が深く抱える課題の解決に取り組んでいます。今回の資金調達を通じて、AIソリューションの強化、新規プロダクトの開発等により、お客様個人や組織の活動においてより高いパフォーマンスが実現され、多くの企業における組織活動の強化が進むことを期待しています。
Archetype Ventures
Managing Partner 福井 俊平 様
働き方の多様化、人材の流動性向上、ボトムアップ経営といった大きな流れはコロナ禍を経て一段と強まり、更にそこに生成AIが加わって企業での実装や価値実感が容易になったことで、企業の経営資源であるナレッジの有効活用への関心は加速度的に高まっています。そのような状況の中で、anyは「ナレッジマネジメント」というカテゴリー自体を一丁目一番地で創出・啓蒙し続けています。情報の属人化が根深い日本企業やその従業員の課題意識に応え続けているanyに今回3回目の投資をさせていただき、ナレッジの民主化に向けた旅路をご一緒できることを非常に嬉しく思います。
農林中金キャピタル株式会社
Senior Associate 日野 太貴 様
この度はシリーズBラウンドでany社に出資の機会を頂けたことを大変嬉しく思います。従業員の有する暗黙知や形式知をより敷居を下げて組織内で共有できる「Qast」はまさに日本企業の生産性向上に資するソリューションになり得ると思います。実際にこうした課題を抱える多くの大手企業にも導入が進んでおり、ナレッジ経営の浸透を実感しております。農林中金キャピタルは、吉田CEO並びにany社の皆様と共にナレッジマネジメントを通じた日本の生産性向上に向けてご一緒して参ります。
■any株式会社 代表取締役CEOのコメント
any株式会社 代表取締役CEO 吉田 和史
私たちは「個の幸福と組織の実利を両立する」をパーパスに掲げ、ナレッジマネジメントに特化したサービス「Qast」を提供することで、これまで多くの顧客課題を解決して参りました。
マクロ環境を捉えると、残念ながら今の日本は、世界的に見ても働くことの幸福度が著しく低く、労働生産性も低いのが実態です。 一方で、それだけ伸びしろがあるのも事実です。働き方が変わっていくことに必然性があるのが今の日本です。
今回の資金調達によって、より組織体制を拡張し、Qastをさらに進化させ、まだ見たことない新たなプロダクトを生み出します。 資金面の提供だけではない心強い株主を向かい入れ、事業を通して日本全体にインパクトをもたらせることを楽しみにしています。
■シリーズB 資金調達記念イベントのお知らせ
【シリーズB調達記念 スペシャル対談】
日米のSaaSを知り尽くした投資家福井氏と語る、シリーズB資金調達までの道のりとanyの将来性
当社CEOの吉田と、今回のシリーズBで追加投資をしてくださったArchetype Venturesの福井氏をお招きし、シリーズBへの道のりに隠されたドラマや、ここでしか聞けない秘話をたっぷりお届けします。anyにとってシリーズBは一体どんな挑戦だったのか――その答えを、一緒に体感してください。
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開催日: 2024年12月18日(水) 18:30-19:30 / 形式:オンライン配信
※その他開催予定のイベントに関しては随時以下にてアップデートしていきます。
https://anyinc.notion.site/any-14e6564c1af9804cb352ed196eda5cfc
■シリーズB 資金調達記念 アドベントカレンダー開始のお知らせ
anyのシリーズB資金調達を記念し、この機会により多くの方にanyについて知っていただければと思い、明日から毎日1つのコンテンツをお届けするアドベントカレンダーをスタートします。今回の資金調達までの道のりだけでなく、「これまで何を大切にanyは成長してきたのか」「これからどのように組織と事業を拡大していきたいと考えているのか」など、社員それぞれの目線から幅広い内容をお届けいたします!
https://note.com/anyinc/m/m5b7856404c25
【any株式会社について】
私たちanyは、「個の幸福と組織の実利を両立する」をパーパスに掲げています。
このパーパスの元、ナレッジマネジメントを通して組織に新しい力を生み出し、よりよい社会を実現させるためにナレッジプラットフォーム「Qast」を提供しています。そのナレッジマネジメントというドメインはこれまで30年来解がなかった領域で、最適解を導きだすことに全力で取り組んでいます。
「Qast」は、社内の膨大な資料をアップロードすることで、ファイルの分類と要約を自動で行います。また、蓄積されたデータを参照し、業務で発生する質問に対して生成AIが自動で回答するRAG(Retrieval Augmented Generation)の仕組みを搭載しています。さらに、Q&AとKnowWho機能により、人々の知識や経験を引き出す“共創型“のナレッジマネジメントシステムです。
製造業や建設業、小売業を始めとする大企業にも多数の導入実績があり、既に7万人以上のユーザーにご利用いただいています。
会社概要
・企業名:any株式会社
・代表者:吉田 和史
・所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
・設立:2016年10月3日
・事業内容:「Qast(キャスト)」の企画、開発、運営
・会社HP: https://anyinc.jp/
・サービスサイト: https://qast.jp/
・運営メディア: https://qast.jp/media/
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