DESIGNART TOKYO 2025 若手クリエイター支援プログラム「UNDER 30」今年も才能あふれる5組のクリエイターが決定!
DESIGNART TOKYO 2025 2025年10月31日(金)〜11月9日(日)開催
世界屈指のミックスカルチャー都市、東京を舞台に、デザイン、アート、インテリア、ファッションなどが多彩なプレゼンテーションを開催する日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」。未来のスターを発掘し、毎年高い注目を集める30歳以下の若手クリエイター支援プログラム「UNDER 30」には、今年も国内外から多数の応募をいただきました。その中からDESIGNART TOKYO発起人により選出された、今後の活躍が期待される5組のクリエイターを紹介します。

Kaining He デザイナー @neing_works
Selected by 小池博史 / NON-GRID
中国・杭州に生まれ、高校卒業後に日本に渡り多摩美術大学や武蔵野美術大学を卒業したKaining He は、プロダクトからグラフィックまで幅広い分野を横断し、素材の物質性への観察を出発点に、ものづくりと人文学とのつながりを探求。詩的な世界観をベースにした創作活動を行っています。デザイン事務所での勤務を経てロンドン芸術大学へ留学後、現在は中国と日本の両方で活動しています。DESIGNART TOKYOで発表する「時間の贈り物(The Present of Time)」は、乾燥前は粘土のように柔らかく、自由に形を変えることができる「お香」の特性を活かして、造形や原料が燃焼に与える影響を探求し、お香が灰へと変わる過程をデザインに取り入れています。蕾の形をしたお香は灯すと早春の梅のように艶やかな光を放ち、葉の形をしたお香は秋の紅葉のように鮮やかに燃え、やがて枯れていく。春には花が咲き誇り、冬には静かに雪が降り積もる。「「今、この瞬間」に意識を向ければ、「Present」は「今」という時間からの「贈り物」でもある」という禅の思想と深く結びついたお香の体験を提供します。

Nomadic デザイナーコレクティブ
https://nomadic-collective-jp.com/ @_nomadic_collective_
笠松 祥平/ Shohei Kasamatsu、品川 及 / Itaru Shinagawa、福島 拓真 / Takumi Fukushima
Selected by 川上シュン / artless Inc.
2023年より活動を開始したNomadicは、閉じた枠組みを作るのではなく、揺らぎや余白のある創造性をエンジニアリングによって生活に実装することを取り組みとしています。DESIGNART TOKYOで発表するのは「開かれたモメンタム」。作品は閉じた完成品ではなく、文脈によって形を変え、環境に応答し、外部と切り離せない存在として生成される、生きたメソッドです。本展示では、それらのメソッドが場所や領域を周遊し、つながりを得ていく姿を、物質的・空間的に提示します。

閃(セン)クリエイティブチーム https://sen-fukui.com/ @sen_fukui
大西弘晃 / Hiroaki Onishi、上田樹一 / Kiichi Ueda、高田 陸央 / Rikuo Takata、 深治遼也 / Ryoya Fukaji
Selected by アストリッド・クライン、マーク・ダイサム / Klein Dytham architecture
福井県越前市を拠点に活動する同世代クリエイターによるチーム「閃」は、上田樹一、大西弘晃、高田陸央、深治遼也の4人から成り、それぞれデザイナー、家具製作、メーカー、小売など異なる分野でのバックグラウンドを持っています。それぞれの専門性を交差させながら、地域ならではの素材や文化に現地で触れ、それぞれが手を動かすことを通して新たな価値や解釈の創出を目指しています。DESIGNART TOKYOでは、和紙、打刃物、箪笥、漆器、焼物と様々な工芸産地としての歴史を持つ福井県越前市の土地周辺をあえて「近所」と呼び、活動の皮切りとしてごく身近に存在するマテリアルである越前和紙に焦点を当てた作品「within the neighborhood」を発表します。ご近所さんでもある職人とのコミュニケーションや素材を自らの手で触れて体感することを通して、一般的に測られやすい尺度だけでない、なるべく素直な独自の尺度をもって素材の価値を見出します。産地としてではなく、近所としてこの地を捉えるからこそ生まれる視点の深度と軽快さを大切にした試みです。

金森 由晃 デザイナー・アーティスト @yoshiakikanamori
Selected by 青木昭夫 / MIRU DESIGN
金森由晃は、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。日常のささやかに息づく現象を切り取り、インスタレーションや立体作品を主に制作しています。また、 2017年からクリエイティブユニット「Oku Project」としての活動も展開しています。 DESIGNART TOKYOでは、街の風景をモチーフにした「情景 -scene (or memory)-」を発表します。「私たちの日常には安価で画一化されたプロダクトが溢れ、隅々まで資本主義という大きな物語に巻き込まれています。しかし、ありきたりな量産品は、同時に個々の日常や人生とも密接に結びついています。本作は、画一化された風景の中から、私たちの記憶の隅にある情景を拾い上げます。街中にありふれた量産品から生じる何気ない現象を丁寧に再構築することで個々の記憶を喚起し、そこに生きる私たちの物語は決して同じではないということを思い出させます。」

TORQ DESIGN デザインスタジオ http://www.torq-design.com/ @torqdesign
末瀬篤人/ Atsuhito Suese、川島凜 / Rin Kawashima、伊藤陽介 / Yosuke Ito
Selected by 永田宙郷 / TIMELESS
末瀬篤人、川島凜、伊藤陽介の3人によって構成されるTORQ DESIGNは、神戸芸術工科大学在学中に設立され、2024年より神戸を拠点として本格的に活動を開始しました。プロダクトデザインを軸としつつ、手作業による製造やクラフトにも取り組んでいます。使い手が創造性を発揮できる余白をデザインに残すことを大切にしながら、さまざまな事象を独自に解釈し、それらに形を与えています。
DESIGNART TOKYO で発表するPyro PLA Project(パイロ ピーエルエー プロジェクト)は、3Dプリンターによる出力物の表面を直火で熱し、積層の軌跡を溶かし混ぜ合わせることで、新たなテクスチャを生み出す取り組みです。陶芸家が粘土と向き合い成形していくように、データ上で細部まで調整して造形したのち、「焼く」という手作業による仕上げの工程を踏むことで樹脂素材を工芸の世界に近づけます。


DESIGNART TOKYO 2025 開催概要
会期:2025年10月31日(金)〜11月9日(日)の10日間
エリア:表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・銀座・東京
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/小池博史(NON-GRID・IMG SRC)/永田宙郷(TIMELESS)/アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
オフィシャルウェブサイト:https://www.designart.jp/designarttokyo2025/
DESIGNART TOKYO 実行委員会
107– 0062 東京都港区南青山 2 –15 –19 フジハイツ402
info@designart.jp
イベントに関するお問合せ
2025exhibitors@designart.jp
DESIGNART TOKYO OFFICIAL SNS

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