日本人男性の「かっこよさ」を形づくる5つの要素とは?自由が丘クリニックの医師2名が第44回日本美容皮膚科学会で発表
品格・洗練・力強さ・調和・自然さを軸に、下顔面を重視した注入治療と男性の痩身治療について解説

自由が丘クリニック(所在地:東京都目黒区)は、2026年8月1日(土)・2日(日)に宮城県仙台市で開催された「第44回日本美容皮膚科学会総会・学術大会」のシンポジウム「男性美容」において、理事長の古山登隆と形成外科部長の古山恵理が登壇しました。
古山登隆は、日本人男性の「かっこよさ」を形づくる要素として、品格・洗練・力強さ・調和・自然さの5つを挙げ、男性と女性における美の基準の違いや、男性の顔の印象を整えるうえでの下顔面の重要性について発表しました。
また、注入治療の症例を示しながら、男性らしい魅力を損なわず、顔全体の調和を整えるための診断と治療設計について解説しました。
古山恵理は、男性に対する冷却脂肪分解治療の痩身効果と今後の課題について、症例をもとに発表しました。
いずれの発表も、自由が丘クリニックで現在行っている男性患者様への診療を背景に、日々の臨床で得られた知見と治療選択の考え方をまとめたものです。
男性美容医療に求められる「社会的な印象」
自由が丘クリニックでは、現在も男性患者様に対する美容医療を行っています。
ご相談いただく男性患者様のなかには、40代から60代の経営者やビジネスパーソンもいらっしゃいます。
男性から寄せられる相談には、単に「若く見られたい」という希望だけでなく、疲れて見える印象を和らげたい、清潔感を保ちたい、仕事上の立場にふさわしい品格や、信頼感のある印象を整えたいなど、仕事や社会生活を背景とした具体的な理由が見られます。
また、治療を受けたことを周囲に気づかれにくい自然な変化や、仕事・日常生活への影響が少ない治療を希望されることも、男性患者様の相談に見られる特徴の一つです。
男性美容医療では、若々しさだけを追求するのではなく、その方の顔立ちや年齢、職業、ライフスタイルを踏まえ、品格・洗練・力強さ・調和・自然さをどのように整えるかという視点が重要になります。
日本人男性の「かっこよさ」を形づくる5つの要素
古山登隆は、「男性美容を成功させるコツ」と題して登壇しました。
講演では、美しさの基準や、魅力的に感じられる顔の特徴は、男性と女性で必ずしも同じではないと説明。そのうえで、日本人男性の「かっこよさ」を形づくる重要な要素として、次の5つを挙げました。
①品格(Dignity)
②洗練(Refinement)
③力強さ(Strength)
④調和(Harmony)
⑤自然さ(Authenticity)
男性美容医療では、単に若く見せることや、一つひとつの顔のパーツを整えることだけが目的ではありません。その人が本来持つ男性らしい魅力を生かしながら、顔全体に品格や力強さ、洗練された印象をつくることが重要だと古山は考えています。
男性の「かっこよさ」を左右する下顔面
古山登隆は、男性の顔の印象を考えるうえで、特に下顔面が重要であると提唱しました。
下顔面とは、顔の下部にあたる口元からあごにかけての領域です。古山は、男性では下顔面の形やバランスが、顔全体の力強さや輪郭の明瞭さ、品格、洗練された印象に関係すると考えています。
講演では、男性と女性における美の基準の違いを整理したうえで、男性の顔立ちや特徴を生かし、顔全体の調和を考慮して治療を設計することの重要性を解説しました。

注入治療によって男性らしい魅力をどう引き出すか
講演では、ヒアルロン酸注入治療の症例を提示し、患者様の顔立ちや加齢による変化をどのように捉え、治療を設計するのかを解説しました。
注入治療では、特定の部位だけに変化を加えるのではなく、治療前の顔立ち、下顔面の形、輪郭、顔全体のバランスを確認することが重要です。
古山は、男性らしい力強さを損なわず、品格・洗練・調和・自然さを備えた印象につなげるための診断と治療設計について、実際の症例をもとに紹介しました。

自由が丘クリニック 理事長 古山登隆 コメント
「男性のかっこよさは、一つのパーツの形だけで決まるものではありません。品格、洗練、力強さ、調和、自然さが、顔全体のなかでどのように共存しているかが重要です。
特に男性では、口元からあごにかけての下顔面が、力強さや顔全体の印象を左右すると考えています。注入治療においても、その方の顔立ちを診断し、男性らしさを損なわず自然に整えるための治療設計が大切です」
男性の体型に応じた痩身治療の考え方
古山恵理は、「男性に対するCryolipolysisの痩身効果と今後の課題」と題し、冷却脂肪分解治療「クールスカルプティング®エリート」の症例をもとに発表しました。
男性の痩身治療について
男性が痩身治療を希望する部位の中でも、特に多いのが腹部です。当院においても、「痩せたい」という見た目の訴えで受診された男性患者様では、腹部が最も多い治療希望部位となっています。
しかし、ひとことで「お腹を痩せたい」といっても、その原因や治療のゴールは患者様によって異なります。
痩身治療の目的は、必ずしも体重を減らすことだけではありません。体重という数値だけでは、脂肪量や筋肉量といった体組成や、脂肪がどこについているのかまでは評価できないためです。
そのため、年齢や体型、生活習慣に加えて、患者様が「体重そのものを落としたいのか」「腹部のボリュームを減らしたいのか」「体重はそのままでも体型を整えたいのか」まで理解したうえで、治療を選択することが重要です。
体重減少を目的とした治療では、近年、GLP-1受容体作動薬等が用いられるようになっています。ただし、糖尿病治療薬として承認された製剤を美容・痩身目的で使用することについては、厚生労働省からも注意喚起がなされており、当院では適応や安全性を慎重に判断する必要があると考えています。
これとは目的が異なり、局所的な皮下脂肪への治療選択肢の一つとして、「クールスカルプティング®エリート」があります。「クールスカルプティング®エリート」は、部分的に皮下脂肪を冷却し、減少させることを目的として国内で承認されている医療機器です。
講演では、当院の症例を検討した結果、体重に大きな変化がなくても、治療した部位では脂肪が減少していることを数値によって示した症例を紹介しました。
この結果からも、「体重を減らすこと」と「狙った部位の皮下脂肪を減らすこと」は、分けて考える必要があります。
体重を減らす必要のない患者様であっても、腹部などの局所的な皮下脂肪が主訴であれば、そこに選択的にアプローチすることには十分な意義があります。反対に、内臓脂肪が主体であったり、全身の体重減少が必要であったりする場合には、冷却脂肪分解だけでは十分な改善は期待できません。
そのため診察では、腹部のボリュームが皮下脂肪によるものなのか、内臓脂肪によるものなのか、あるいは筋肉量や体型そのものによるものなのかを評価し、それぞれの治療で「できること」と「できないこと」を事前に共有することが重要です。
そして最終的には、薬物療法や医療機器だけに頼るのではなく、持続可能な食事や運動などの生活習慣改善につなげていくことが、長期的な体型の維持には重要だと考えています。

自由が丘クリニック 形成外科部長 古山恵理 コメント
「男性の痩身治療では、単に体重を減らすことだけが目的とは限りません。年齢や体型、生活習慣、どの部分を整えたいのかによって、適した治療は異なります。
冷却脂肪分解治療にも適応と限界があるため、診察によって脂肪の状態を確認し、治療によって期待できる変化と難しいことを事前に共有することが重要です」
男性が継続的に相談できる美容医療の環境づくりへ
男性が外見を整えることは、単に若さを競うことではなく、自分らしい状態を保ち、仕事や日常生活に前向きに向き合うための選択肢の一つになりつつあります。
一方で、男性のなかには、美容医療に関心があっても何を相談すればよいのか分からない、女性の患者様が多い空間には入りにくい、治療を受けたことを周囲に知られたくないと感じる方もいます。
自由が丘クリニックでは、男性美容医療を、単に外見を変えるための治療ではなく、年齢や職業、ライフスタイルに応じて、自分らしい状態を保つための医療の一つと捉えています。
顔の印象や肌、体型、毛髪、身体のコンディションに関する悩みは、それぞれが完全に独立したものではなく、年齢とともに変化していきます。男性がこうした変化と継続的に向き合い、自分らしく前向きに社会生活を送ることを支えるという点で、男性美容医療は、これからのロンジェビティ時代において重要な役割を持つ医療領域であると考えています。
今後は、今回の学会発表で共有した臨床の知見も生かし、治療内容だけでなく、プライバシーや過ごしやすさにも配慮した、男性が継続的に相談しやすい環境やサービスについて検討してまいります。
第44回日本美容皮膚科学会総会・学術大会について
「第44回日本美容皮膚科学会総会・学術大会」は、2026年8月1日(土)・2日(日)に宮城県仙台市で開催されました。
8月2日(日)のシンポジウム「男性美容」において、自由が丘クリニック理事長の古山登隆が「男性美容を成功させるコツ」、形成外科部長の古山恵理が「男性に対するCryolipolysisの痩身効果と今後の課題」を発表しました。
学会公式サイト:https://shun-convention.jp/bihifu44/
自由が丘クリニックについて
自由が丘クリニックは、1995年の開院以来、形成外科・美容外科、皮膚科・美容皮膚科、美容内科の各分野において、複数の医師が連携する総合的な美容医療を提供しています。
一つの治療方法に限定せず、手術、注入治療、医療機器による治療など複数の選択肢から、患者様の状態や希望、ライフスタイルに応じた治療を提案しています。
所在地:東京都目黒区八雲3-12-10 パークヴィラ地下1階~5階
公式サイト:https://jiyugaokaclinic.com/
※本リリースは学会発表の内容を紹介するものであり、特定の治療を一律に推奨するものではありません。治療の適応や期待できる変化、リスク・副作用は患者様の状態によって異なります。
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