塗料分析・塗膜分析を含む科学分析サービス部門を強化! 法科学鑑定研究所
~塗料飛散やドアパンチなどの車両汚損事故に科学的な証拠を提供~
こんなトラブルでお困りではありませんか?
「近所で外壁塗装を行っていたが、自分の車や家に塗料が飛散している」
「養生をして外壁塗装をしていたはずなのに、塗料が飛散してきたとクレームが来た」
「隣の車が不用意にドアを開けたせいで、うちの車に傷がついた」
塗料飛散や車両汚損のトラブルにおいて、科学的な証拠を求めることが非常に重要です。法科学鑑定研究所では、飛散した塗料や付着物を化学的に分析し、外壁や車両の塗料成分と比較することで、科学的に証明することが可能です。裁判所嘱託を含む年間60件以上の分析実績を誇ります。
塗料分析サービスの概要
当研究所の塗料分析サービスは、以下の特徴を持っています。
迅速な現場調査と証拠保全
屋外での発生が多い、塗料飛散事案やドアパンチなどは、迅速な現場調査と証拠保全が重要です。時間が経過することにより、雨や風などの物理的な衝撃による証拠試料の消失や紫外線などによる証拠試料の劣化などが発生します。科学的証拠が失われる前に現場調査と適切な証拠保全を実施します。
国際基準の品質管理がされた鑑定技術
当社の各種鑑定は、国際的な品質管理基準であるISO9001を取得しており、高品質な鑑定結果を提供します。
経験豊富な技術者による最適な鑑定手法の選定
経験豊富な技術者が、現場調査の結果や、証拠試料の状態から適切な分析手法をご案内いたします。塗料分析・塗膜分析などの成分分析では、主に ①赤外分光法(IR:Infraredspectroscopy)、②SEM-EDSによる元素分析を採用し、科学的証拠を提供します。
➀赤外分光報高性能な分析システムにより、迅速に結果を提供します。短期間での分析結果が必要な場合にも対応可能です。
裁判所証人出廷等の充実したアフターフォロー
塗料飛散やドアパンチによる車両汚損などの事案は、裁判で争われるケースが非常に多いです。当社では、鑑定結果の説明や裁判所証人出廷での証言など、検査・鑑定後のアフターフォローを行っております。
塗料飛散事案の流れ
現地調査・採取
当社の専任技術者が現地に赴き、車両や建物の飛散状況の確認、写真撮影による証拠保全を行なった上で、付着物の採取を行います。試料が微量である場合が多いため経験を積んだ技術者が飛散状況や付着状況を確認した上で、採取を実施します。
マイクロスコープによる観察
目視では同じに見える微細な付着物も、マイクロスコープで拡大観察を行うことで、色調や素材感を把握することが可能です。
成分分析
採取した付着物と比較対象用の塗料の主成分に着目し、塗料・塗膜中の樹脂成分や添加剤などを分析し、異同識別分析(一致するか、不一致か)を行います。必要に応じて元素分析等の手法を組み合わせて実施いたします。
鑑定事例
<事例1>飛散塗料による車両汚損
隣家で行われていた外壁塗装工事が実施されていた。作業期間中に自宅に駐車してある自家用車を使用しようとしたところ、車両全体に小さな白色の付着物が無数に存在していた。急いでディーラーに持っていき、確認してもらったところ、全塗装が必要とまで言われた。その後、外壁塗装を実施した業者に被害を訴えたが、一切認めず話は平行線のままであった。そこで弁護士を通じて法科学鑑定研究所に現場調査と塗料分析を依頼した。
【依頼内容】
・現場調査
・塗料採取
・顕微観察
・顕微IRによる赤外分光分析
【鑑定結果】
顕微観察の結果、外壁塗装で使用された塗料と色調は同色であった。さらに、赤外分光分析の結果、車両の付着物(飛散塗料)と外壁塗料で使用された塗料成分が一致し、外壁塗装工事の際の塗料が飛散したことが証明された。
<事例2>ドアパンチによる車両汚損
アパートの駐車場に駐車してある自家用車に傷と凹みが付いていることがわかった。傷をよく見ると傷に付着している塗膜の色は、隣の区画に駐車しているコンパクトカーの色と同じであり、傷の位置も運転席のドアを開けたときにぶつかる位置と整合する。
隣の区画の車両所有者に被害を訴えたが、相手はドアパンチを認めなかったが、証拠があれば修理代は負担すると言っていた。そこで法科学鑑定研究所に現場調査と塗料分析を依頼した。
【依頼内容】
・損傷の整合性確認
・塗料採取
・顕微観察
・顕微IRによる赤外分光分析
【鑑定結果】
顕微観察の結果、被害車両の傷に付着している塗膜と相手車両の塗膜は同色であった。さらに、赤外分光分析の結果、被害車両の付着物と相手車両の塗膜が一致し、ドアパンチによる汚損であることが証明された。
<事例3>当て逃げによる車両汚損
T字路を走行中に曲がってきた工事現場のトラックが少し膨らんで曲がって来た。こちら側は可能な限り路肩に寄せて停車していたが、トラックがこちらの車両の右フロントバンパーに少し接触したが、そのまま走って行ってしまった。こちらは、接触したことに気づいたため、すぐに車を降り傷を確認した。
ドライブレコーダーの映像を確認したところ、トラックの荷台に会社名が記載されていたため、後日その会社に電話をしたところ、当日その付近を走行していたトラックを特定できたが、そのトラックを運転していたドライバーは接触を否定していた。そして車両の調査および塗料鑑定の協力を拒んでいる状態であった。
そこで法科学鑑定研究所に塗料分析を依頼した。
【依頼内容】
・損傷状況の確認(交通事故鑑定)
・ドライブレコーダーの解析(交通事故鑑定)
・塗料採取
・顕微観察
・顕微IRによる赤外分光分析
【鑑定結果】
本事案は、交通事故鑑定と塗料分析を組み合わせた事案であった。ドライブレコーダーの解析結果と右フロントバンパーの損傷状況からトラックが接触している可能性は高いとの結果が得られた。また、被害車両の右フロントバンパーに付着していた塗料を顕微IRによる赤外分光分析による主成分分析を実施したところ、アクリルウレタン系塗料であることがわかった。
後日、弁護士と共に相手の会社を改めて訪問し、交通事故鑑定の結果と塗料分析の結果を報告したところ、トラックの塗膜の成分分析に応じた。トラックの塗膜成分の成分分析の結果、被害車両に付着してた塗料の成分と一致し、当て逃げにより被害であることが証明された。
鑑定歴20年以上の実績!裁判所、検察、警察そして弁護士からの鑑定嘱託の実績多数
当社は、2001年の発足以来、約23年間の鑑定実績がある会社です。当社は多くの警察署から感謝状を授与されています。
警察署から多くの感謝状を受け取っていることは、我々のプロフェッショナリズムと信頼性の証です。長年の鑑定経験とノウハウによって、お客様の様々な問題や悩みに対処し、解決策を提供します。お客様は安心して鑑定サービスを利用し、信頼できる結果を期待することができます。
塗料飛散事故・ドアパンチ・当て逃げ被害などで、塗料分析・塗膜分析などの科学分析をご検討の方は是非ご相談ください。
企業名:法科学鑑定研究所
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