PwD(障がい者)と共に歩むサテライトオフィスを『さいたま市』に開設
~企業課題を解決するPwD雇用支援の新しいサービスモデル~
株式会社NTTデータ・ウィズ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:和田泰之、以下「NTTデータ・ウィズ」)は、2026年4月、精神・発達障がいの方を対象としたサテライトオフィスを『さいたま市(南浦和駅)』に開設します。PwDの方々が自社業務へ貢献する環境を整備し、働きがいを向上しながら、戦力化を実現する支援体制を提供します。これに先立ち、2025年10月より在宅勤務による雇用支援サービスの提供も開始しました。
近年、PwD雇用において「業務抽出が難しい」といった企業課題が顕在化しています。NTTデータ・ウィズは、NTTデータグループやグループ外企業のフロントオフィス・バックオフィスの広範なBPOを提供してきた知見を活かし、お客様の自社業務に加えられる新たな業務をレディメイド型で提供することで、雇用前の業務準備を不要にします。そのうえで、PwDの方々がそれぞれの業務の幅を段階的に広げられるようにすることで、さらに貢献できる環境を整備します。これはPwD雇用の壁となっていた課題を解決する全く新しい支援モデルであり、企業にとって戦力化を実現できる魅力的なサービスです。
なお、本サービスの提供にあたり、PwD雇用支援の専門企業である株式会社D&I(読み:ディーアンドアイ、本社:東京都千代田区、代表取締役:小林鉄郎、以下「D&I」)と業務提携を締結し、採用から定着までをワンストップで支援する体制を整えています。
※PwD:障がい者を指す『Persons with Disabilities』の略称。国際的に広く使われている表現
■サービス展開に至る背景・課題
法定雇用率の達成を目的としたPwD雇用は、今や企業のESG・DE&I戦略の一環として位置づけられつつあります。多様性を受け入れ、活かすことで、企業は競争力を高め、社会的責任を果たすだけでなく、企業価値の向上や持続可能な成長を実現する道を選び始めています。
一方でDXやAIの進展により、従来PwDの方が担っていた補助的な業務は急速に減少しており、企業からは「PwDの方に任せられる業務の選定に限界を感じている」「業務の抽出が難しくなってきている」といった声も聞かれます。これにより、PwD雇用の停滞や形骸化が懸念されており、企業には新たな業務設計と雇用機会の創出が求められています。
また、PwDご本人にとっても、業務内容や働き方が自分に合っていないことで、就業の継続が難しくなるケースが少なくありません。特に、就業初期において業務への不安や自信の欠如が離職につながることもあり、段階的な業務習得や、個々に合った柔軟な働き方の支援が求められています。
こうした状況を踏まえ、NTTデータ・ウィズとD&Iは、PwD雇用の新たなスタイルとして「BPO×PwD」モデルを提案し、企業とPwD双方にとって持続可能で実効性のある雇用支援の仕組みを構築します。
■サービス概要と特徴
本提携により提供される「BPO×PwD」サービスは、企業とPwD双方にとって実効性の高い支援を実現するため、以下のような特徴を備えています。


【企業向けサービスの特徴】
◆「義務」から「戦力」へ。PwD雇用が企業価値を高める戦略に変わる。
・雇用前の業務準備が不要
→ レディメイドの「BPO×PwDサービス」をお客様企業にご契約いただくことで、
事前の業務準備なく自社業務の実施が可能。「業務がない」という事態を解消。
・業務創出力 × BPO運用力で“新しい仕事”を生み出す
→ DXやAIで減少した補助業務に代わる、PwD向け業務を設計・運用。企業内に新たな価値を創出。
・安心・安全な就業環境の提供で定着率向上
→ 生体認証付き個室、リモート管理システムを利用し、PwDの勤怠、健康、業務管理が可能。
さらに常駐スタッフによるメンタルフォローで、安定就業を支援。
・段階的な人材育成で自社での戦力化を実現
→ Nice-to-Have業務(あったら嬉しい業務)からスタートし、Must-Have業務(会社に不可欠な業
務)へステップアップしながら段階的な人材育成。
・ハイブリッド勤務対応で柔軟な雇用設計が可能
→ サテライトオフィスとテレワークを組み合わせ、個々の働き方に合わせた就業支援。
【PwD向けサービスの特徴】
◆「できた!」が自信になる。あなたらしい働き方で未来を切り拓く。
・自分のペースで始められる仕事からスタート
→ 納期に縛られないNice-to-Have業務で「できた!」を積み重ね、安心して成長できる。
・段階的なステップアップで“貢献できる仕事”へ
→ 自信がついたらMust-Have業務にチャレンジ。自分の力を実感できる環境。
・自分に合った働き方を選べる
→ オフィス出社とテレワークのハイブリッド勤務で、ライフスタイルに合わせた就業が可能。
・いつでも相談できる安心のサポート体制
→ 常駐スタッフが定期面談やメンタルケアを実施。不安や悩みに寄り添う支援がある。
・「働きたい」に本気で応える場所がある
→ あなたの挑戦を応援するサテライトオフィスで、働きがいと成長を実感できる毎日へ。
■今後の展開
今後、NTTデータ・ウィズとD&Iは、両社の強みを活かしながら、PwD雇用支援の新たなスタンダードとなるサービスモデルの確立を目指します。
まず、2025年10月より、サテライトオフィス開設に先立ち、在宅勤務によるPwD雇用支援サービスの提供を開始します。これにより、企業は早期にPwD人材の採用・育成を進めることが可能となり、PwD本人も自分に合った働き方で段階的に業務に慣れていくことができます。
そして、2026年4月に、さいたま市(南浦和駅 徒歩6分)にPwDの方を対象としたサテライトオフィスを開設します。オフィス開設後は、オフィス出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドな働き方を実現し、より多様な就業ニーズに応える体制を整えます。
今後も両社は、企業の法定雇用率達成だけでなく、PwDの方が「戦力」として活躍できる社会の実現に向けて、サービスの拡充と質の向上に取り組みます。
今後10年間でサテライトオフィスを全国的に拡大し、1,000名以上の雇用支援を目指します。
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・サービス概要URL :https://www.nttdata-with.com/pwd/
・企業お問い合わせ先:https://contact.nttdata-with.com/contact/form/formout.php?_fsi=ndqljMrp
※障がい者専門就職・転職総合サイト「BABナビ」
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■業務提携の概要
NTTデータ・ウィズは、「人とテクノロジーの力で、働く人々に感動を届け、豊かな社会を創造する」というミッションのもと、IT・BPO・AI/RPAを高度に融合したビジネスプロセスサービス(BPS)を通じて、企業の業務最適化と価値創出を支援しています。多様性を尊重し、変化を楽しみながら挑戦し続ける姿勢を大切にし、社会課題の解決に貢献する企業です。
一方、D&Iは「誰もが挑戦できる社会の実現」をミッションに掲げ、PwD雇用支援のリーディングカンパニーとして、テレワーク型雇用支援サービス「エンカク」や人材紹介、定着支援、教育支援などを展開しています。企業・支援機関・家庭と連携し、採用から定着、成長までをワンストップで支援することで、PwDの方を「戦力」として活躍させる社会づくりを目指しています。
両社は、「雇用の義務から、戦力化へ」という共通の理念のもと、企業の中に新たな業務を創出し、PwD一人ひとりが「貢献できる仕事」に出会い、自らの成長と働きがいを実感できる環境を提供します。NTTデータ・ウィズの業務設計力と運用力、D&IのPwD雇用支援ノウハウを融合することで、企業の法定雇用率達成とPwDの皆さまの活躍を両立する、持続可能な雇用支援モデルを構築します。
■ 株式会社NTTデータ・ウィズ 代表取締役社長 和田 泰之のコメント
『BPSの力でPwD雇用のありかたを変える』
PwD雇用は、法的義務を果たすための取り組みから、企業の持続可能性と多様性を支える経営戦略へと進化しつつあります。
実際に、多様な人財を受け入れ、組織の力に変えていくマネジメントへと舵を切る企業が増えていることは、非常に心強い変化です。しかしその一方で、DXやAIの進展により、従来、PwDの方が担っていた補助業務は急速に減少しています。「出せる業務は出し切った」そうした声が聞こえているのも事実です。
私たちNTTデータ・ウィズは、BPS(ビジネス・プロセス・サービス)の力を活かし、PwDの方々が「任される仕事」ではなく「貢献できる仕事」に出会える環境を創出します。フロントオフィスからバックオフィス、AI・IT領域まで、私たちが培ってきた業務設計力と運用力を活かし、企業の中に新たな業務を生み出すことで、雇用の可能性を広げていきます。
今回、PwD雇用支援の専門企業であるD&I様との協業により、採用から定着、そして戦力化までをワンストップで支援できる体制が整いました。D&I社が持つ採用・定着支援のノウハウと、当社の業務創出・BPO運用力が掛け合わさることで、PwD一人ひとりの仕事を創出し、より多くの企業が自社業務でPwDを戦力として迎える未来を実現できると確信しています。
「働きたい」と願うすべての人が、働きがいを持って企業に貢献できる社会へ。
人にも企業にもやさしい雇用支援サービスを皆さまへ提供いたします。
■ 株式会社D&I 代表取締役 小林 鉄郎様のコメント
『PwD一人ひとりを戦力へ──雇用の新しいインフラを創る』
D&Iは創業以来、「誰もが挑戦できる社会をつくる」という理念のもと、PwD雇用創出と活躍支援に取り組んでまいりました。これまで約6,000社以上の企業と、5万人規模のPwDの方々をマッチング・定着支援し、独自に培ったノウハウとプロダクト群によって、企業の現場に根差したPwD雇用のインフラを築いています。
今回、NTTデータ・ウィズ様との協業で、そのインパクトはさらに大きな広がりを持つと確信しています。NTTデータ・ウィズ様が持つ高度なBPS(ビジネス・プロセス・サービス)の設計力・運用力と、D&Iの業務創出・採用・定着・テクノロジーを活用した支援基盤が掛け合わさることで、PwDの方々にとって「補助的な仕事」ではなく「戦力として貢献できる仕事」の創出が可能になります。
この協業は、企業にとっても「法令順守」から「戦略的成長」への大きな転換を後押しします。PwDの皆さんが企業の戦力として活躍することは、ダイバーシティを促進するだけでなく、持続的な競争力につながります。私たちは、NTTデータ・ウィズ様との共創を通じて、PwDの方々がやりがいと誇りを持って働き、そしてこの取り組みを通じ、誰もが挑戦できる社会の実現に向けて、一層の加速を図ってまいります。
■ 株式会社D&Iについて
【株式会社D&I 会社概要】
代表取締役:小林 鉄郎
住所:東京都千代田区神田錦町3-3 竹橋3-3ビル5F
設立:2009年8月20日
事業内容:障がい者雇用支援教育事業として、マッチングプラットフォームサービス、定着プラットフォームサービス、教育サービスの提供
資本金:37,500,000円
上場市場:東京証券取引所TOKYO PRO Market(2025年2月13日上場)
・人材紹介サービス「DIエージェント」https://d-and-i.jp/service/diagent/
・在宅雇用支援サービス「エンカク」https://d-and-i.jp/service/enkaku/
・定着支援サービス「ワクサポ」https://d-and-i.jp/service/worksupport/
・障がい者雇用「コンサルティング」https://d-and-i.jp/service/consulting/
・障がい者専門就職・転職総合サイト「BABナビ」https://d-and-i.jp/service/babnavi/
・就労移行支援サービス「ワークイズ」https://service.d-and-i.jp/ja/workis
・放課後等デイサービス「テラコヤキッズ」https://d-and-i.jp/service/terakoyakids/ など
「BEYOND ALL BORDERS」を企業理念に、「誰もが挑戦できる社会をつくる」というミッションの実現を目指し、創業から15年以上、障がい者の雇用と教育に関する事業を展開している東証上場企業。
「障がい者雇用・教育のインフラカンパニー」として、6000社以上の取引実績。国や地方自治体との連携も行っております。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社NTTデータ・ウィズ
ライフサポート&ウェルネス事業本部 ライフサポート事業部 サービス企画部
担当者:大越・山川
mail:lsservicekikakupwd@hml.nttdata-with.com
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