熱海の老舗温泉宿「古屋旅館」が温泉タンクを増設、6万5000リットルを備蓄
大浴場や客室露天風呂への余裕ある供給に加え、災害時の緊急対応も想定に
創業1806年の熱海で最も老舗とされる温泉宿「古屋旅館」を経営する合資会社古屋旅館(代表:内田宗一郎)は12月、館内の大浴場や客室露天風呂に供給している温泉タンクの増設を完了しました。
館内温泉施設への余裕ある温泉配水に加え、災害に備えた生活用水の確保を目的とした取り組みとなります。
■温泉タンク増設の目的
<ニーズが高まる客室露天風呂への対応>
当館では、客室露天風呂へのニーズの高まりに合わせて順次リニューアル工事を進め、2022年11月には新たに室内露天風呂付き客室が完成。4つの温泉大浴場のほか、現在26室のうち20室の客室に完全掛け流し式の露天風呂・温泉風呂を備えています。
既存の温泉タンクには、チタン製熱交換システムを導入しており、温泉熱を活用することで重油使用料ゼロを達成しています。温泉の備蓄によりエコな環境を推進して参りました。
さらに当館の温泉は、ポーラ・オルビスグループによる温泉の美肌効果を科学的に分析する研究結果で、静岡県内で初めて「美肌温泉証」の認定を受けました。この当館が単独所有する名湯で熱海七湯の一つ「清左衛門の湯」は循環設備や過熱設備を使わず、お客さまには客室にいながら掛け流しで天然温泉を堪能いただいています。
(参考)
熱海一の老舗温泉宿「古屋旅館」、室内露天風呂付き客室を新たに6室(PR TIMES)
熱海の老舗温泉宿「古屋旅館」が「温泉熱活用」の10カ年計画の目標達成(PR TIMES)
熱海の老舗温泉宿「古屋旅館」が「美肌温泉証」静岡県取得第1号に(PR TIMES)
これまでの温泉タンクの貯蔵量3万リットルでも充分に全客室と大浴場に温泉を配水できていましたが、今回の増設で6万5000リットルを備蓄できるようになったことで、機械トラブルなどが発生した場合でも、宿泊客にご迷惑をかけずに温泉の供給ができる態勢となりました。
また、現在客室に露天風呂を備えていない6室においても、将来的に温泉設備付き客室への転換が可能となりました。
<災害時の緊急対応の備えに>
災害による周辺地域の断水などに備え、入浴や洗顔、トイレ排水など、飲用を除く生活用水に対応する備蓄も想定しています。
タンク満水時の6万5000リットルは、3000リットルの給水車で約20台分、トイレ排水で約1万3000回分もの量となります。
タンク内の温泉の水温は80度前後あり、しかも1日に2度程度しか下がらない保温性の高いタンクを採用しています。緊急時には、宿泊客だけでなく近隣住民に向けた給水にも対応いたします。
■古屋旅館 内田宗一郎メッセージ
私たちは「世界に誇れる日本の老舗旅館」でありたいと願います。そのために伝統的かつ時代に即した旅館サービスを常に追い求め、お客様の最大満足、従業員の幸福、地域経済の発展を実現します。
熱海の地で200年以上商売を営み、今後もずっと存在する会社だからこそ、歴史と伝統を大切にしながらも新しい時代に合わせ、お客様にとっても従業員にとってもかけがえのない存在であり続けます。
■リリース会社概要
会社名:合資会社古屋旅館
代表者:代表取締役 内田宗一郎
住所:静岡県熱海市東海岸町5-24
会社概要:https://atami-furuya.co.jp/recruit/
過去のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/63789
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