別居は終わりじゃない?3割の夫婦が別居後に「関係改善」と回答│別居後に見える夫婦の実態

株式会社Clamppy

離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士(https://clamppy.jp/rikon)」を運営している株式会社Clamppy(https://clamppy.jp/)(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:大江 剛 / 寺田 真吾)は、別居を経験した既婚者500人に対して「別居後に見える夫婦の実態についてのアンケート」を実施いたしました。

調査の結果、別居後に約3割の夫婦が「関係が改善した」と回答したことがわかりました。また「生活が安定した」「自分らしく過ごせるようになった」という肯定的なエピソードも多数あり、別居が生活や精神によい影響を与えるケースも見受けられました。夫婦関係で悩んでいる人は、別居が1つの解決策になり得るかもしれません。

◆このアンケート結果について

データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/survey/634)をリンクとして埋め込みのうえご記載いただきますよう、お願いいたします。

別居に至るまでの夫婦│結婚から別居まで「半年〜3年」が4割

夫婦が別居を開始したタイミングについて聞いたところ、結婚してから別居するまで「2年」がもっとも多く15.0%を占めています。

続いて「6カ月〜1年」が14.5%、「3年」が12.3%を占めており、結婚して数年以内(1〜3年)で別居する割合が高めであることがわかりました。また、3年よりも短い人たちでまとめると52.2%にものぼります。結婚初期に起こる生活の不適合やすれ違いなどが、別居の要因となっているのかもしれません。

※単身赴任によって別居した人を除外したデータです。

別居のきっかけは「性格の不一致」「喧嘩や口論」が多い

単身赴任者を除く別居経験者に、別居のきっかけを聞いたところ「性格の不一致」と「喧嘩や口論」が男女ともに1位と2位を占める結果となりました。しかしモラハラやセックスレス、育児や家事に対する非協力など、ほかにもさまざまな別居の要因があることがわかりました。

男性側の不倫がきっかけで別居した人は13%で、女性側の不倫がきっかけで別居したのは5.3%でした。また、不倫以外の理由で別居に至った夫婦も多く見受けられます。

【夫に聞いた別居のきっかけ】

  • 子育てに対しての考え方の違いから別居になった。子どもにはお菓子は絶対食べさせないなど、嫁の言うとおりにしないといけない空気になってしまって息が詰まった

  • セックスレスなどが原因で口論が増えるようになり、少し距離を置いてみようということになりました。

  • 妻の義両親との関係が悪化し、私と妻が一緒に生活できない状態になった。

  • 仕事が忙しく、帰宅時間も不規則だったため、妻とゆっくり話す時間が取れませんでした。次第に会話が減り、すれ違いの生活が続きました。お互いの気持ちを理解するため、一時的な別居を提案しました。

  • 相手が会社の上司と不倫関係を3年くらい続けていて、私たちが住む家にその上司を連れ込んでいたことが発覚し私が家を出ていく形を取りました。

【妻に聞いた別居のきっかけ】

  • 結婚当初から会話が少なく、休日も別々に過ごすことが多かったです。徐々に心の距離が開いていき、お互いのことを理解しようとする気持ちも薄れていきました。一緒にいても気まずい雰囲気が続き、このままではいけないと思い別居を決意しました。

  • 子どもが出来てから合わないことが多くなった。おそらく私が一緒に遊ばなくなったから。育児には全く協力してくれず飲み歩き、しまいには借金が発覚し家を出た。

  • 初めて子供が生まれたあと、夜泣きへの対策への考えが違うことがきっかけだった。すぐに抱っこしようとする私(妻)と、放っておけばいいという夫の考え方の違いに、苛立ちを感じた。

  • 結婚してから同居を始めた為お互いの生活の価値観が合わなかった事に気が付かずストレスになってしまった。

  • 付き合っているうちは許せていたことが、結婚してからだと許せない部分だと思うようになり、先が見えなくて一旦距離を置きたくなった。

加えて、男女によって「別居の原因となった」と感じる部分に違いがあることがわかりました。「性格の不一致」「喧嘩や口論」に次いで、男性は「コミュニケーション不足」8.8%、「セックスレス」7.2%が多くの割合を占めています。一方、女性は「モラルハラスメント(モラハラ)」8.3%、「配偶者の不倫」7.9%の割合が高い結果となりました。

別居を切り出したのは「女性」が7割近く

「夫婦で別居を切り出したのはどちらか」を聞いたところ、「女性から」と答えた人が65.9%、「男性から」と答えた人が34.1%でした。別居を経験した夫婦のうち、別居したいと告げたのは7割近く女性であることがわかりました。

  • 結婚前から不倫している相手が夫にはあり、いつかは止めてくれるだろうと思って泳がしておいたのですが、一向に止める気配がないので別居を切り出しました。

  • 子どもが小さいうちは我慢しようと決めていましたが、夫の家事・育児への無関心が限界を超え、心身ともに疲弊してしまい、自分を守るために別居を決意しました。

  • 毎日のようにモラハラまがいの言葉を浴びせられて、このままでは自分の人格が壊れてしまうと感じたため、冷静に距離を置こうと思って別居を提案しました。

家を出たのも「女性」が7割近く、男性は残る傾向

「別居時に夫婦どちらが家を出たか」を聞いたところ、女性が57.0%、男性が34.5%、「どちらも家を出た」が8.5%でした。

どちらも家を出たケースを含めると7割近くの女性が家を出ており、男性は家に残る傾向があることがわかりました。また夫婦どちらも家を出るケースは1割以下のようです。

別居した夫婦はどうなる?

別居を経験した夫婦(単身赴任者を除く)に、別居後の関係や生活の変化について調査を行いました。

その結果、別居後に約3割の夫婦が「配偶者と関係が改善した」と感じていることがわかりました。夫婦関係を再構築する手段として、別居も1つの有効な選択肢になるかもしれません。

連絡頻度は「週1回」が4割で最多、次いで「月1回」が2割

「別居中に夫婦はどれくらい連絡を取っていたか」を聞いたところ、「週に1回程度」が4割程度と最も多く、次いで「月に1回程度」が男性24.4%、女性16.7%という結果になりました。

夫婦によって頻度に差があるものの、別居中も連絡を取り続ける夫婦が多いことがわかりました。なお「連絡していない」が男性12.8%、女性19.7%と、別居中に一度も連絡を取らなかった人も一定数存在します。

別居後も愛情や未練を感じていた男性は57%、女性は39%

「別居した後・された後、配偶者に対して愛情や未練があったか」を聞いたところ、「ある」と答えた男性は56.7%、女性は39.3%でした。別居を経験した男性の約7割、女性の約4割が別居後に未練を感じていたことがわかりました。

別居をした後でも男性のほうが配偶者に対して愛情や未練を感じやすいといえます。

別居中に配偶者から経済的支援を受けた女性は46%、男性はわずか6%

「別居中、配偶者から経済的なサポートを受けていたか」を聞いたところ、「受けていた」と答えたのは女性45.7%、男性6.1%でした。女性は7倍以上も男性よりも配偶者から経済的なサポートを受けていました。女性が子を引き取る家庭が多いことや、収入の格差などが影響しているのかもしれません。

生活の変化:男性は孤独や家事負担、女性は精神的安定と健康改善

単身赴任者を除く別居経験者に「別居中の精神的な変化はあったか」を聞いたところ、男女で異なる影響がある<ことがわかりました。

男性は「孤独を感じた」が29.8%ともっとも多く、次いで「精神的に楽になった」が23.0%を占めています。一方、女性は「精神的に楽になった」が31.7%ともっとも多く、次いで「孤独を感じた」が13.2%、「健康状態が改善した」が11.9%が多くの割合を占めています。

別居によって男性は精神的な改善もあるものの、孤独を感じる人が多いといえます。また女性は孤独を感じる一方で、精神的に楽になったり、健康状態が改善したりする人も多くいることがわかりました。

【夫に聞いた別居後の精神的な影響】

  • 配偶者と顔を合わせなくなったことでイライラすることが無くなって精神的に楽になったと感じた。

  • 常に妻と離れているんだということが頭によぎっていたので気持ち的にも精神的にもよくなかったです。なにをするにしても失敗したりしたり、気を晴らそうと思っても無理でした

  • 普段子供とお風呂や食事をしていたので、寂しさを感じるようになった。

  • 妻と娘二人の4人で生活していたものが自分一人になったため、家事等の負担が減った一方で孤独感は強く感じるようになった。

  • なんだかんだ一人より二人でいたほうが楽しいことに気付かされた

【妻に聞いた別居後の精神的な影響】

  • 同居中は帰ってくる時間や帰ってきたとわかると動悸がしてきたりしていたが全くなくなった。不眠症になりかけていたが改善してきた。

  • 夜もよく眠れる様になったし母がいてくれた事で子供としっかり向き合えるようになった。同居していた時は主人からのモラハラ等もあり精神的に圧迫されていた。

  • 精神的には相当楽になりました。相手のことを気にせず、自分だけのことを考えていればいいので、帰宅や食事の時間、食べたいもの、するべき家事など、したい時に自分のためだけにすればいいのがストレスフリーすぎて最高!と思っています。

  • 家事の負担など、身体的・精神的なストレス軽減にはなったが、同時に寂しさも感じた

  • 一人の時間が多過ぎて寂しい時もあるのですが、自分の生活リズムで生活出来るため、よく眠れるようになった。

別居後に子どもと暮らすのは9割近くが「母親」

単身赴任者を除く、子のいる別居経験者に「子どもは夫・妻どちらと一緒に暮らしたか」を聞いたところ、「妻と暮らした」と答えた人が87.3%、「夫と暮らした」と答えた人が6.8%、「どちらとも一緒に生活していない」と答えた人が6.0%でした。

別居後、子どもは妻と暮らすケースが圧倒的に多いことがわかりました。この結果は、現状の日本で離婚した際、9割近くのケースで母親が親権を獲得していることと矛盾しません。

なお、夫婦以外の人と暮らすケースも一定数見受けられます。

別居の期間とその後の行方

別居を経験した夫婦(単身赴任者を除く)に、別居の期間や別居後の変化について調査しました。その結果、別居期間は6カ月~1年がもっとも多い結果となりました。

また別居後、3割ほどの夫婦が「関係が改善した」と回答しており、別居は夫婦関係の再構築に一定の効果が見込めることがわかりました。

別居期間は「6カ月~1年」が最多

単身赴任者を除く別居経験者に別居期間について聞いたところ、「6カ月〜1年」が31.9%ともっとも多いことがわかりました。次いで「3カ月〜6カ月」が19.3%、「1〜3カ月」が16.4%と、1年未満の別居をする夫婦も多いようです。

また10年以上別居をしている夫婦も一定数(1.8%)存在し、完全な離婚に至らず、長期間別居を続けるケースも見受けられます。

別居後の行方:離婚34%、同居再開48%、別居継続19%

単身赴任者を除く別居経験者に「別居後どのような結末を迎えたか」を聞いたところ、離婚した人が38.9%、同居を再開した人が43.2%、別居を継続中の人が17.9%という結果になりました。

同居を再開した人も多く、別居をした夫婦が必ずしも離婚を選ぶわけではないようです。

別居によって「関係が改善した」夫婦は約3割

単身赴任者を除く別居経験者に「別居して配偶者との関係はどう変化したか」を聞いたところ、「良くなった」と答えた男性が35%、女性が31.2%でした。「悪化した」と答えた男性が17.8%、女性は19.2%。「変わらない」と答えた男性が47.2%、女性が49.6%でした。

約3割の夫婦において関係が改善しており、別居は夫婦関係を再構築する1つの手段になり得るといえます。しかし夫婦関係が変わらなかった人も5割程度いることから、ほかの改善策もあわせて検討する必要があるといえるでしょう。

まとめ:別居は夫婦関係を見直すきっかけになり得る

別居を経験した夫婦に、別居後の影響について聞いたところ約3割ほどの夫婦が「関係性が改善した」と回答しました。また「健康状態が改善した」「自分らしく過ごせるようになった」「仕事・キャリアに集中できるようになった」など肯定的な声も多数あり、別居は夫婦関係を改善するきっかけになり得るといえます。夫婦の関係性で悩んでいる人は、別居も解決策の1つになるかもしれません。

◆このアンケート結果について

データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/survey/634)をリンクとして埋め込みのうえご記載いただきますよう、お願いいたします。

【調査概要】

■調査名:別居と夫婦関係の変化に関するアンケート

■調査対象:別居経験者

■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート

■有効回答人数:500名(回答率100%)

■調査期間:2025年1月8日~2025年1月22日

【会社概要】

社名:株式会社Clamppy

代表者:代表取締役社長 大江 剛 / 寺田 真吾

事業内容:Webマーケティング / 士業集客コンサルティング

所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F

電話番号:03-6226-2561 / 03-6226-2562

URL:https://clamppy.jp/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F
電話番号
03-6226-2561
代表者名
寺田 真吾
上場
未上場
資本金
200万円
設立
2013年12月