メタンガス排出削減関連、牛用飼料の発売
兼松グループの兼松アグリテック株式会社は、農業・食品産業における地球温暖化問題の解決に向けた取組み*として、アマニ脂肪酸カルシウムを添加した乳用牛用および肥育牛用配合飼料の発売を開始いたしました。
今回添加している太陽油脂株式会社製アマニ脂肪酸カルシウムは、肥育牛のゲップ中に含まれる温室効果ガス(メタンガス)の排出削減効果**があると報告されております。
今回添加している太陽油脂株式会社製アマニ脂肪酸カルシウムは、肥育牛のゲップ中に含まれる温室効果ガス(メタンガス)の排出削減効果**があると報告されております。
■技術の概要
不飽和脂肪酸を飼料中に添加することで、牛などの反芻(はんすう)家畜のルーメン(第一胃)内でメタン⽣成の基質となる⽔素を消費することになり、メタン発生量が低下することが報告されております。過去の事例としては、羊、乳用牛、肥育牛に対して脂肪酸カルシウムを飼料中に添加給与することで、非添加給与時と比較して対象家畜からのメタン発生量が低下した事例があります。
■今後の取組み
親会社の兼松株式会社では、アスエネ株式会社と連携し、CO2排出量の算定から削減まで企業の脱炭素経営をトータルサポートする体制を構築しております。今後はCO2排出量の算定やCO2排出削減活動を行って生産した畜産物の取り扱いを予定しております。
■参照
*兼松、農業・食品産業における地球温暖化問題の解決に向けた農林中央金庫と連携協定
**アマニ油脂肪酸カルシウムによる肥育牛からのメタン発生抑制(農研機構 、2001年)
飼料製造を行う平成飼料株式会社
【お問い合わせ先】
兼松アグリテック株式会社 飼料畜産部門
※お問い合わせ内容に「GHG削減飼料」とご記載ください。
電話 : 048-971-7793
https://www.k-agri.co.jp/contact
すべての画像