EMV Show 2023:最高8 GHzに対応の新しい等方性アンテナによるEMCE測定をローデ・シュワルツからご紹 介―Wi-Fi 6Eや新しい5Gバンドもカバー
Wi-Fi 6Eや新しい5GバンドもカバーするEMF測定システムR&S TS-EMF。新しい無線サービスに対応し、測定の未来も広がります。
ローデ・シュワルツは、シュツットガルトで開催の展示会EMVにおいて、R&S TS-EMF測定システムのための新しいR&S TSEMF-B2E等方性アンテナを出展します。この新アンテナは、700 MHz~8 GHzの周波数域をカバーしており、新たに運用が始まった無線サービスに対しても、その放射状況をオンサイトで簡単かつ正確に評価できます。R&S TS-EMF測定システムは、ローデ・シュワルツのスペクトラム・アナライザを併用して、環境に存在する高周波電磁界(EMF)を検出します。
R&S TS-EMF測定システムの等方性アンテナは、ハンドヘルドのスペクトラム・アナライザと合わせて用いれば、RF放射の周波数選択的な測定に対応できます。この測定方法は、等方性アンテナによってすべての方向と偏波を直接測定するため、EMCE測定を容易にするものとして十分に実証されています。
これまでは、標準的な無線サービスに対応した最高6 GHzまでの周波数域しかカバーしていませんでした。しかし、Wi-Fi 6Eなどの新しい無線サービスのほか、n96やn102、n104といった新しい5Gバンドが登場したことにより、最高7.125 GHzまでの周波数域をカバーする必要が生じました。そこで、R&S TS-EMF測定システムのために700 MHz~8 GHzの周波数域に対応した新しいR&S TSEMF-B2Eアンテナをご用意して、この周波数範囲を簡単に等方的に測定できるようにしました。
R&S TS-EMF測定システムには3モデルのアンテナがあり、これをR&S FPHあるいはR&S FSHハンドヘルド・スペクトラム・アナライザと組み合わせれば、9 kHz~8 GHzの全周波数範囲をカバーできます。また、これらアナライザのEMF測定オプションは、結果レポートの作成までに対応したオンサイトでの自動測定シーケンスを提供します。こうしたレポートがあれば、送信システムが適用範囲にあることを保証でき、第三者に対する適合証明にも役立ちます。このほか、44 GHzまでのより高い周波数については、R&S HE800-PAなどのステアリングをサポートしたハンドヘルド指向性アンテナを、同じくハンドヘルドのアナライザと合わせて用いることで測定可能です。
ローデ・シュワルツは、3月28~30日にシュツットガルトで開催の展示会EMV 2023において、この新しいR&STSEMF-B2E等方性アンテナをR&S FPHハンドヘルド・スペクトラム・アナライザと組み合わせて展示します。ぜひ、ホール2・小間番号615の当社ブースまでお越しください。
お問い合わせ:
欧州(本社):Patrizia Muehlbauer(電話:+49 89 4129 0、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。
R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。
すべての画像