町中にアートのライブ感を。「MURAL MEDIA」として、数ヶ月毎にアートが変わる壁面を京王電鉄と共に開発!6月5日よりアーティストuomoriのペイントが下北沢でスタート
40名以上の応募アーティストから選出されたunomoriが6月5日よりペイントスタート!数ヶ月おきに変わる壁面はライブ感を楽しめる「MURAL MEDIA」へ
●日本ではまだ珍しい「壁画文化」とは
MURAL(ミューラル)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
MURALとは壁画のことであり、主に壁面に直接描かれるアートを指します。海外では文化的なムーブメントとして壁画を活用されるだけではなく、壁画フェスが開かれるなど貴重な観光資源として町づくりに活用されています。ただ日本では法律の規制等の側面から、特に都内での壁画はそれほど多く見ることができません。
参考:壁画とは
https://nomalartcompany.jp/column/mural
私たちは2018年よりオフィス×壁画事業を手がけてまいりましたが、近年はオフィスでアーティストが描く姿を見ること自体が人々の刺激になっていると感じており、2023年より屋外の壁面の開発を積極的に行ってまいりました。
●MURAL MEDIA at ミカン下北とは
その第一弾が「MURAL MEDIA at ミカン下北」(住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目6−4)となっています。この壁面は京王電鉄の協力のもとNOMAL ART COMPANYが運営をしており、2023年11月より個性的な壁画をアーティストが描くなど下北沢の人の目を楽しませてまいりました。
側の歩道は遊歩道になっており、ゆっくりと壁画制作を眺めて駅に向かう人が目立ちます。
●6月5日より!unomori氏ライブペイント
6月5日からはアーティストunomori氏が当壁面にてライブペイントを開始!
40名以上のアーティストの中から、初の公募を経て選出されたアーティスト。京王電鉄とNOMAL ART COMPANY協議のもと、実験的でコラージュのような作風が、ミカン下北沢が持つテーマや下北沢の持つ様々な異文化のコラージュ的側面にもマッチすると選出されました。
unomori氏は6月5日から10日間ほどかけてミカン下北沢に壁画を描いていきます。是非お見逃しなく、ライブで出来上がるアートをお楽しみください!
unomori
理系大学卒業後、独学で作家活動をスタート。
ストリートアートと出会いクラブやライブハウスでのライブペイントパフォーマンスを行い徐々に活動の幅を広げていく。緻密な細密画を得意としながらも、技法に囚われずに大胆なペイントやシルクスクリーンを取り入れるなどし作風は日々アップデートしている。
現在では媒体を選ばず、作品制作、壁画、ライブペイント、ボディーペイントをはじめ、メディアやアパレルなどにイラスト提供するなど活動の幅は多岐にわたる。
2017年には「THE YELLOW MONKEY」の25th記念グッズのイラストを務める。
2018年にはニューヨークで開催された展示に作品を出展した。
●MURAL MEDIA at ミカン下北 今までの壁画
【第一期 WHOLE9】
弊社は2023年11月に京王電鉄の協力のもと、株式会社 明治をクライアントとして「壁画広告」を描きました。この壁画広告は明治 ザ・チョコレートのリブランディングをテーマとし、大阪在住のペイントユニットWHOLE9が描いたものです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000132588.html
11月の1週間にわたって描かれ、通常の屋外広告とは異なる人々の反応を得ました。徐々に壁画が出来上がる様子に、「何ができるんだろうね」あっチョコレートなんだ、Meijiなんだ」とさまざまな声が。
1週間のうち写真撮影した人は500名以上に昇り、下北沢の街を行く人の目を楽しませました。
https://jikkenku.tokyo/interview/3128/
以降、この壁面は広告としての利活用だけではなく、下北沢の街並みの一部として常にアーティストが代わり、数ヶ月ごとにリニューアルされる壁面となります。
【第二期 JUURI】
WHOLE9×明治の壁面が終了した後は、アメリカで活躍する女性ペインターJUURIがダイナミックな壁画を描きました。モチーフとしたものは『三番叟(さんばそう)』。三番叟とは神事儀礼の舞曲の一つで五穀豊穣、延命長寿、子孫繁栄を祈り、鈴を持って踊るもの。
2024年の始まりのアートにふさわしいテーマと、「ミカン」という名前と親和性がある形、ダイナミックな女性の相貌は2024年5月まで下北沢の街に彩りを与えました。
●今後の展望
壁画は景観として町づくりの一端を担うだけではなく、アーティストと人々との交流に繋がり、日本のアート文化やアーティスト育成の一助になると信じています。また、最もカジュアルな芸術と言える壁画が、日本のアート市場の裾野を広げてくれることを信じ、今後も電鉄などインフラ事業者との連携のもと、「MURAL MEDIA」を増やして参ります。
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