<説明会レポート> ウェブルート、名和利男氏とともに中堅・中小企業のサイバーセキュリティ対策のコアコンセプトとなるサイバーレジリエンスの理解を促進
■日 時:2022年2月28日(月)13:00-14:00 ■場 所:TKP東京駅大手町カンファレンスセンター
ウェブルートでは、サイバーレジリエンスを「進化し続けるサイバー脅威の先手を打って予測防御し、たとえ防御をすり抜けられ、被害を受けたとしても、速やかに復旧してビジネスの継続を可能にする能力」と定義し、レジリエントなセキュリティ対策こそ事業発展の礎であると考えています。そのためにウェブルートでは、特に中堅・中小企業の守るべきリソースを業務継続における重要度で判断し、運用管理に手がかからないコンパクトなソリューションを提供しています。
当日は、株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事 上級分析官の名和利男氏をお招きし、ウェブルートのシニアマーケティングマネージャー 丹羽史明とともに中小企業のサイバーセキュリティについてプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、名和氏と丹羽から中堅・中小企業にとってのセキュリティ対策の課題について説明し、同時にサイバーレジリエンスの重要性について訴えました。
名和氏は以下のように述べ、日頃からの経営者層におけるサイバーレジリエンスの意識の重要性について語りました。
「中堅・中小企業がサイバー攻撃を受けてしまった時、混乱する時間や復旧に要する時間が長いと、売り上げ減少や信用低下に繋がります。インシデント対応および復旧に時間を要する要因の多くは、事前の備えができていない、つまり、レジリエンスを獲得することに向けた努力が不足しているためです。そのような中で、想定と準備がされていない「サイバーインシデント」が突然発生してしまうと、利益損失が甚だしくなります。これを回避するには、経営層自らが将来のサイバーリスクを防ぐための努力、つまり予兆管理・警戒、早期検知・調査・抑制を行うことが必要です。このような持続的な努力がサイバーレジリエンスの確保に向けた取り組みとなります。また、想定外のサイバー攻撃を受けた際、事業継続の観点で重要視しなければならないのは「時間」です。時間を短くすれば、評判の低下に繋がる憶測情報のSNS拡散を防ぐことができ、取引先からの心証を損ねるリスクも低くなります。被害を受ける時間をいかにして短くするかを事前に考えることこそが、本質的なサイバーレジリエンスの努力であると考えます。」
また丹羽は以下のように述べ、サイバー攻撃を受けることを前提とした企業経営の重要性について語りました。
「企業がセキュリティ対策を考えるにあたって、我々が皆様にお伝えしたいのは、サイバー攻撃に起因する被害・損壊、予期せぬ出費を出さないために企業はサイバー攻撃の被害に遭うという前提で事前の準備が必要ということです。いまや1つのセキュリティ製品やソリューションで全てのサイバー攻撃を防ぐことは残念ながら難しいと言わざるを得ません。しかし、企業として考えなければいけないことは、サイバー攻撃の被害にあっても最小限の被害に食い止め、事業の継続を止めないことに注力すべきであるということです。これを我々はサイバーレジリエンスと呼んでいます。ウェブルートのサイバーレジリエンスは、単なる言葉だけでなく、それに基づいて製品を開発から販売させていただいています。メッセージと販売しているソリューションが一体となっているところが大きな特徴となっています。」
ウェブルートは中堅・中小企業のセキュリティを強化するため、今後もサイバーレジリエンスの重要性について啓発を行い、日本の中堅・中小企業のサイバーセキュリティ対策の強化に貢献することを目指します。
■ウェブルートについて
ウェブルートは、OpenText社の傘下であり、クラウドおよび AI (人工知能) を取り入れてゼロデイ攻撃の脅威をリアルタイムに防御した世界で初めてのサイバーセキュリティ企業です。 サイバーレジリエンスの市場リーダーとしてあらゆる規模の企業や個人に対し、サイバー被害からのエンドポイント及びサーバーの包括的な保護および復旧ソリューションを提供しています。そのテクノロジーは業界トップ企業であるCisco、F5 Networksなどにも採用され、高い信頼を得ています。北米、ヨーロッパ、アジア環太平洋、日本においてグローバルなビジネスを展開しています。
ウェブルート株式会社:https://www.webroot.com/jp/ja
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