働く60代の6割超、職場で聞き取れなくても聞き返さず。シニア人材活用の盲点「聞こえの支援」、8割弱が必要と回答

3人に2人は「音は聞こえるのに言葉が聞き取れない」。誰にも気づかれないまま、誤解とすれ違いが積み重なっていることも

株式会社neumo

キクモアを展開する株式会社neumo(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:若林龍成、以下「neumo」)は、聞こえの変化を感じている60〜69歳の働いている方331名を対象に「聞こえに関する実態調査」を実施しました。

日本の難聴の患者数は約1,430万人と推計されています。聞こえの変化は加齢とともに多くの人が経験するものです。定年延長や再雇用でシニア世代の活躍が広がるいま、働く現場でも「聞こえ」への理解が求められています。

しかし、今回の調査で見えてきたのは「音が聞こえない」こととは異なる課題でした。音は聞こえていても言葉として理解しづらいと感じたことがある人が、働く60代の65.9%に達したのです。「話が通じない」「融通が利かない」と受け取られる言動の背景に、この聞き取りづらさが隠れている可能性があります。

悩みの本質は「聞こえない」ではなく「言葉として聞き取れない」

働く60代に「音は聞こえているものの、言葉として理解しづらいと感じることがありますか」と尋ねたところ、「よくある」15.4%、「時々ある」50.5%を合わせて65.9%にのぼりました。音そのものは聞こえていても、言葉として理解しづらい人が3人に2人を占めます。

これは、単に音量を上げれば解決する問題ではないことを示しています。周囲の音の中から必要な言葉を聞き分ける「脳の聞く力」に関わる課題である可能性がうかがえます。

職場で聞き取れなくても、6割超が「聞き返さない」

会議など職場で相手の会話が聞き取れなかったにもかかわらず、聞き返さずにそのまま会話を続けたことがあるかを尋ねたところ、「頻繁にある」「時々ある」の合計は63.2%にのぼりました。

聞き取れないまま会話が進めば、その場では成立しているように見えても、内容を正しく理解できていない可能性があります。指示の取り違えや認識のずれが「あの人は話を聞かない」という誤解につながっているとすれば、問われるべきは本人の姿勢ではなく、職場の「聞こえの支援」です。

聞こえの変化は、60代より前から始まっている

聞こえの変化を感じ始めた年齢は、60代が50.2%で最も多い一方、40代・50代から感じ始めた人が合計42.6%、30代以前も7.2%存在しました。約2人に1人が、60歳になる前から聞こえの変化を自覚していたことになります。「聞き取れない」問題は高齢期に突然始まるものではなく、働く世代全体にかかわるテーマだといえます。

サポートは必要だが、81.6%は「特に何もしていない」

「60歳以降も働く人が増えるなか、聞こえに関するサポートは職場に必要だと思うか」を尋ねたところ、「必要」「やや必要」が合計77.3%にのぼりました。一方、聞こえや聞き取りづらさについて現在行っている対策は、81.6%が「特に何もしていない」と回答しています。

さらに、「音は聞こえるが、言葉として聞き取りづらい状態がある」ことを46.8%が「知らなかった」と回答しました。必要性は感じられていても、知識やきっかけが不足し、対策につながっていない実態がうかがえます。

総括

今回の調査からは、働く60代の多くが「音は聞こえていても、言葉として聞き取れない」という状態を抱えていることが分かりました。そして、聞き取れなくても聞き返さず、対策もしないまま日々の仕事を続けている実態が浮かび上がりました。

  • 悩みの本質は「聞こえない」より「聞き取れない」(65.9%)

  • 職場で聞き取れなくても63.2%が「聞き返さない」

  • 約2人に1人は60歳になる前から変化を自覚(合計49.8%)

  • サポートは77.3%が必要と感じる一方、81.6%は「特に何もしていない」

約1,700万人の高齢就業者と、見過ごされてきた「聞き取れない」問題。リスキリングをはじめシニア人材の活躍が社会的なテーマとなるなか、その土台として「聞こえ」への理解は欠かせません。「頑固」「融通が利かない」と受け取られる言動の背景に、聞き取りづらさが隠れている可能性があります。

neumoは、耳だけでなく脳の聞く力に着目し、働く世代の「聞こえ」を支える取り組みを進めてまいります。

詳細レポート(完全版)のご案内

本リリースは、調査結果の概要版です。全設問の集計を収録した詳細レポート(完全版)を、報道関係者および企業のご担当者様へ提供しています。また、調査結果を解説する記者向け勉強会も開催予定です。ご希望の方は、下記メールアドレス宛てに「詳細レポート希望」とご連絡ください。

メールアドレス:info@neumo.jp

“耳”だけではない、脳の聞く力を鍛える「キクモア」

neumoが提供する「キクモア」は、“耳”ではなく“脳の聞く力”に着目した聴覚トレーニングサービスです。従来の補聴器が音を大きくすることで聞こえを補うのに対し、キクモアは「音は聞こえるのに言葉が聞き取れない」といった課題に対して、脳の処理機能にアプローチします。

スマートフォン上でのトレーニングを通じて、日常生活の中で無理なく“聞く力そのもの”を支援する点が特徴です。補聴器ではカバーしきれない「言葉の聞き取りづらさ」に対する新たな選択肢を提供しています。

参加者からは次のような声が寄せられました。(※)

  • 娘の声を何度も聞き返していたが、トレーニング後は聞き返しが大きく減った

  • 会話で聞き返す頻度が減ったように感じた

  • 集会での聞き取りが少し良くなった感じがした

  • 1対1の会話で聞き返す回数が少なくなった気がした

  • 聞こえが良くなっていると実感でき、自信が持てて前向きな気分になれた

  • 夫との会話が以前より聞き取りやすくなり、ストレスが減った

※参加者の主観的な感想をもとにした代表例です。感じ方や変化には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

法人向けの取り組み

neumoは、企業で働く方々の「聞こえ」を支えるため、法人向けのサポートにも力を入れています。社員の聞こえに対する理解を深める説明会の開催、オンラインでの聞こえの測定、スマートフォンアプリを用いたトレーニングプログラムの提供などを通じて、高齢就業者が力を発揮できる職場づくりを支援します。個人向けプランに加えて団体向けのプランもご用意しています。導入をご検討の企業様は、お気軽にお問い合わせください。

サービス概要

サービス名:キクモア

対応端末:iPhone/Android

利用料金:(個人向け)クーポン利用で初月980円(税込)/月額6,600円(税込)〜、(法人)要問合せ

サービスサイト:https://kikumore.net/

調査概要

調査名:聞こえに関する実態調査

調査方法:インターネットリサーチ

調査地域:全国

調査期間:2026年7月17日〜21日

有効回答数:331名

調査対象:60〜69歳で働いている男女のうち、自身の聞こえ方について以前と比べて変化を感じていると回答した人

調査主体:株式会社neumo

会社概要

株式会社neumoは、「聞く力を取り戻し、人とのつながりを再び取り戻す社会の実現」を目指し、脳神経科学とテクノロジーを融合したプロダクト開発を行っています。

音は耳で受け取るだけでなく、脳で処理されて初めて意味を持つという観点から、“耳ではなく脳の聞く力を鍛える”という新しいアプローチに取り組んでいます。

会社名:株式会社neumo

代表者:代表取締役CEO 若林龍成

所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-11-19

設立:2017年8月21日

事業内容:脳神経科学に基づく聴覚トレーニングサービス「キクモア」の開発・提供

URL:https://neumo.jp/

サービスサイト:https://kikumore.net/

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会社概要

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URL
http://www.neumo.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿南1-11-19
電話番号
-
代表者名
若林龍成
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年09月