リクシス、厚労省、経産省、文科省、日本学術振興会の後援で開催された日本初のエイジテックアワードで最優秀賞を受賞
株式会社リクシス(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木裕子、以下リクシス)は、ウェルエイジング経済フォーラムが主催する「ウェルエイジング経済フォーラム エイジテック2021アワード」において、最優秀賞である「エイジテック2021賞」を受賞いたしましたことをお知らせいたします。
(写真左:弊社社長 佐々木裕子 写真右:ウェルエイジング経済フォーラム アドバイザリーボードの ロバート・フェルドマン氏)
ウェルエイジング経済フォーラムは、高齢先進国、日本の2050年を見据えたビジョンを描き、実現のための課題解決・価値創造を目指す全世代型・政官民産学、立場を超えた共創・公益コミュニティです。今回日本初となるエイジテック2021アワードは、超高齢社会の包摂性やWellbeingを高めるエイジテック(高齢社会に対応する科学技術・イノベーション)を使った、優れた取組みを見出して表彰し、広く活用されることを目指すものです。
今回、100件以上に及ぶ候補の中から、最優秀賞「今年のエイジテック」として、リクシスが展開する仕事と介護の両立支援プログラム「LCAT®」及び、ご家族の幸せを勝手に追求するバーチャルペット「おせっかいネコ®」両サービスがもたらすイノベーションが評価、選定されました。
エントリーのポイントは、機械論的人間観に基づく対処療法としての高齢者ケアへの取り組みは多く見られる中で、人間の情緒への働きかけを軸に、予防的な見地からのアプローチする「LCAT®」及び「おせっかいネコ®」の独自性でした。
リクシスは、現状の介護現場の課題である、要介護状態にある人のケアの生産性を上げるというアプローチではなく、介護の予防と、介護が必要となった場合のご家族、関係者も包含したケアラーのQOLの向上も目指しています。
団塊の世代が後期高齢者となる2025年、団塊ジュニアが後期高齢者となる2050年に向けて、健康寿命を延ばし、介護を予防するための取り組みが成した際に生み出される社会的インパクトは非常に大きなものですが、この領域に取り組むプレイヤーは決して多くありません。
リクシスは、今後も独自の視点から、グローバルに多くの組織と連携しつつ「つながりと情報で幸せな長生きを実現する」というミッションの実現に向けて邁進していく所存です。
【ウェルエイジング経済フォーラム代表理事 佐藤ゆみ氏コメント】
この度、超高齢社会の包摂性とwellbeingを高めるエイジテックをアワード方式で募集・選出し、日本初の「今年のエイジテック」として「おせっかいネコ」を選出いたしました。評価観点は、国連SDGs第二版「Decade of Healthy Ageing2021-2030:健康な高齢化の10年」に資するストーリー性、包摂性、統合性、科学技術・イノベーションの活用、革新性・独創性、展開性、継続性です。
リクシス様の取り組みは、いずれの観点でも東京大学副学長をはじめとした知財や技術専門家の審査員の評価が高く、「被介護者がどうしたいか」をサービスを介することで見える化する点と、被介護者のみではなく介護者(ケアラー)にあたる家族のQOLまで拡大し、に向けたサービスである点に感銘を受けました。
介護分野のテクノロジーでは、カメラ等で「監視する」「記録する」(平たく言えば見守り)という発想が多いなか、「コミュニケーション」を取る、しかも「ネコ」のキャラクターが親子の間に介在し、まさに「おせっかい」にコミュニケーションのハブとなる発想は斬新と捉えられたポイントだったと思います。また、これは面接審査における副社長自らの32年にわたる介護経験から、こういうものがまさにほしかった、という、外からではなく、実際に経験されてきたからこその発想の点が大きいと思います。また、デンマークの高齢者福祉の三原則(1.生活継続の原則、2.自己決定の原則、3.残存能力活用の原則)にも合致していた点も見逃せません。
簡単にまとめますと、子が親を「監視する」または「記録する」という発想から、「親と子のコミュニケーションをサポートする」という発想への転換が、評価の大きなポイントでした。これにより、①「親が実際は何を希望しているのか」、あるいは「今まで聞いたことがなかった親の過去の経験を知るきっかけ」等になるなどお互いのコミュニケーションが深まることで双方のメンタルヘルスが向上するほか、②本人、家族の介護に関する不安をデジタルコミュニケーションを介して取り除き、精神的負担を軽減させ、③核家族化による親世代の孤独の解消にも貢献し、④欧米と比べ日本ではまだ認知されていないケアラー支援にもなる、人の心に寄り添った素晴らしいエイジテックであります。
欧米とは異なり、子が親の介護をすることが当たり前とされるアジアにも展開が可能とも思います。ぜひエイジテックの代表例として、広く活用されることを願っています。なお、当フォーラムのエイジテックアワードは2025年日本国際博覧会協会とも連携し、日本の素晴らしいエイジテックの発掘・活用推進を目指しています。
*エイジテックとは、医療・介護分野はもちろん、フィンテックや住宅・エイジフレンドリーな街づくりや住環境等の分野も入り、当フォーラムはイギリスを参考にしております。
【ウェルエイジング経済フォーラム】
2009年より開催・継続してきた「官民 政策座談会」をベースとして発足した高齢先進国、日本の2050年を見据えたビジョンを描き、実現のための課題解決・価値創造を目指す全世代型・政官民産学、立場を超えた共創・公益コミュニティです。
ウェルエイジング経済フォーラム:
https://www.wellaging-forum.org/
※「おせっかいネコ®」は株式会社リクシスの登録商標です。
※「LCAT®」は株式会社リクシスの登録商標です。
【おせっかいネコについて】
「おせっかいネコ」は、高齢者人口が30%に届かんとする超高齢社会において「情報とつながりで幸せな長生き」を実現することを目指し、開発されました。高齢社会を生き生きと生きるために必要となる知識や情報(エイジング・リテラシー)を毎日無理なく身につけていただくとともに、ご利用者様が社会とのつながりを感じながら生活していただけるよう、様々な「おせっかい」をご提供します。
おせっかいネコサービスサイト:
https://osekkai-cat.com/
Facebook 公式アカウント:
https://www.facebook.com/osekkai.cat
【LCATについて】
仕事と介護の両立支援プログラム「LCAT」は、シンプルな実態調査により現在だけでなく将来の組織介護リスクを常に見える化。年1回20分で仕事と介護の両立準備が手軽に無理なく進むクラウド型ソリューションです。
LCATサービスサイト:https://www.lcat.jp
【株式会社リクシスについて】
「『情報』と『つながり』で『幸せな長生き』を実現する」をミッションに掲げ、仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT」、高齢者・シニア市場向けリサーチ&コンサルティング事業、高齢者・シニア市場向けプロモーション&マーケティング事業を提供しています。
詳細は https://www.lyxis.com/ をご覧ください。
【リクシスウェブメディアおよびFacebookページのご紹介】
弊社では下記Facebookページやウェブメディアで、「エイジングリテラシー」を中心に積極的に情報配信を行っております。
・超高齢社会を生き抜くウェブメディア「エイジングリテラシー」
https://agingliteracy.lyxis.com/
・株式会社リクシス公式Facebookページ
https://www.facebook.com/lyxis.official/
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