外気温35℃の環境下でマイナス20℃を8時間保持するワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys Cool NX」発売
バイアルホルダーはマイナス40度の凍結庫に耐えうる仕様へ改良
日本で初めてウレタンフォームの生産を始めた高分子素材のリーディングカンパニーである株式会社イノアックコーポレーション(代表取締役:井上聰一、名古屋本社:愛知県名古屋市・東京本社:東京都品川区、以下イノアック)は、ワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys Cool NX(アイ・メディシス クール ネクスト)」の発売をお知らせします。
新たに発売する「i-Medisys Cool NX」は、
① 定温ボックス<外箱>
② EPSボックス<内箱>
③ 蓄冷剤
④ バイアルホルダー<検体収納板>
の4点がセットになったワクチン専用定温輸送システムとなります。
未だ終息が見えない中、厚労省と各自治体を中心にワクチン接種に向けた安全かつ確実な配送網の整備が急ピッチで進められております。
イノアックにおける保冷/定温輸送用製品の開発製造の歴史は長く、医療用は約10年前、食品用は約30年前から多種多様なソリューションを開発製造してまいりました。社会情勢を踏まえ、現在要求されている保冷機能を担保しつつ、短期間で大量の製造が可能なワクチン専用定温輸送システムが必要と判断。
イノアックはこれまで培ってきた経験とノウハウを最大限に活かし、先日発売したマイナス20℃での輸送に対応したワクチン専用定温輸送システム「i-Medisys Cool」に、バイアルホルダーをマイナス40℃の凍結庫に耐えうる仕様に変更した「i-Medisys Cool NX」を新たにラインナップに追加しました。
- 「i-Medisys Cool NX」の仕様
・素材:サーマックス🄬(断熱材)
・サイズ:内寸205×275×165mm
・重量:1,300g
EPSボックス<内箱>
・素材:EPS
・サイズ:内寸:100×200×85mm
・重量:60g
蓄冷剤
・商品名:クールワン(CA-251P-25)
・サイズ:150×200×15mm
・重量:270gx10枚(合計重量:2,700g)
※凍結時に白くなるため、視認性に優れています。
バイアルホルダー<検体収納板>
・素材:PEライト +低発泡ポリエチレン
・サイズ:97×193×41mm
・収納数:Φ16.5mm×4列×9列(36個/ホルダー)
・重量:83g×2個(合計重量:166g)
- 保冷性能試験の概要
〇予冷条件:23℃(室温)
・外箱、内箱とも室温に24時間以上放置
・寒剤:凍結庫温度マイナス35℃ x 12時間以上(完全凍結状態)
・検体ダミーサンプル:36個(水)3ml(ビンサイズ:Φ16×H31mm)×72本をマイナス70℃で予冷
- 本プレスリリースに関しまして
■プレスリリースに掲載されている内容・製品の仕様・意匠・その他の情報は、発表時点での情報です。予告なく変更する場合があります。予めご容赦ください。
- イノアックコーポレーションについて
イノアックコーポレーションは1926年に自転車用のタイヤ・チューブの製造を始め、1954年に日本で初めてウレタンフォームの生産を開始した、高分子素材のリーディングカンパニーです。
「暮らしをもっと豊かにしたい」という思いから、ひとつの事業に特化することなく、ポリウレタン・ゴム・プラスチック・複合材という4つの苗をもとに多くの事業(=木)を育て、企業体として多彩な製品・サービスを創り出します。自動車・情報・IT機器・住宅・建設関連から身近な生活関連商品・コスメ用品まで、生活の様々な場面に密着した製品を通じ、社会へ貢献してきました。
これまでに創り出した人々の暮らしの中で使用される製品は2万点以上。開発・製造した新素材や製品を、日本のみならず世界14ヵ国・100社以上のネットワークを生かし、グローバルに供給しています。
「技術開発」においては、高まる地球環境保全への関心と素材メーカーとしての社会的責任から「安全」「環境」「クリーン」を経営方針に掲げ、環境に負荷をかけない素材の開発や技術開発及び生産プロセスの確立に取り組んでいます。イノアックはこれからも多くの個性ある木を育てることで、時代のニーズに応えていきます。
http://www.inoac.co.jp/
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