ウインドリバー、エッジコンピューティング向けOSプラットフォームの世界市場シェアNo.1の座を獲得

ウインドリバー株式会社

ニュースハイライト
• VDC Researchの最新レポートで、ウインドリバーは、マイクロソフトを抜いてエッジコンピューティングOS市場のマーケットリーダーの座を獲得
• ウインドリバーは、リアルタイムOSと商用組込みLinuxの両カテゴリーで、世界市場シェアトップの座を堅持
• 変化の激しいデジタルの世界においては、リアルタイム性能、信頼性、セキュリティ、および安全性を備えたネットワークエッジへの比重が高まり、インテリジェントシステムの役割がますます重要に

 

カリフォルニア州アラメダ-2020年7月21日-インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、VDC Researchが実施した最新の市場調査で、フラッグシップ製品のVxWorks®とWind River Linuxを提供しているリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)および商用組込みLinuxカテゴリーにおいて、テクノロジーリーダーとしてのポジションを引き続き堅持したことを発表しました。また、ウインドリバーは、マイクロソフトを抜いてエッジコンピューティングOSマーケットでリーダーの座を獲得しました。

ウインドリバーの社長兼CEOであるケビン・ダラスは次のように述べています。「次世代のコンピューティングは、AIを組み込むことでプロセスの自動化や自律的な意思決定を実現したインテリジェントエッジが中心的な役割を担っていくと予想されます。こうしたAIによる高度な処理がエッジで行われるようになると、それに最適なアーキテクチャおよびテクノロジーの選択が重要になることは間違いありません。当社の業界をリードする最先端のクラウドネイティブなエッジコンピューティングテクノロジーにより、お客様の製品ライフサイクルすべてにわたったビジネスのデジタルトランスフォーメーションの実現に尽力してまいります」

VDC Researchの最新レポート「The Global Market for IoT & Embedded Operating Systems(IoTと組込みOSの世界市場)」において、ウインドリバーは以下のカテゴリーでグローバル売上高の首位を獲得しています。

·       IoT向けおよび組込みOS
·       商用組込みLinux
·       RTOS

このVDC Researchのレポートは、グローバルマーケットにおけるIoT向けおよび組込みOSと関連サービスを対象に、OS種別、地域別、特定市場別に調査を行ったものです。クラウドネイティブなアーキテクチャとアプリケーションの利用が広がり、膨大な量のデータや高度な処理結果がネットワークのエッジを絶えず流れるようになるにつれて、組込み用のシステムやデバイスの役割は、さらに重要度が増していくと考えられます。ネットワークエッジにおいて、しかもアプリケーションの高い適応性と定期的な再デプロイが必須となるデジタルの世界では、「いったんデプロイしたらそれで終わり」という考え方が通用しないことは、先進的な企業において広く理解が進んでいます。

VDCリサーチのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・ロンメル氏は次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生という前例のない事態となっていますが、ミッションクリティカルなアプリケーションを必要とするマーケットにおいて、リアルタイムな処理性能に対しては引き続き多くの需要があると予測しています。ウインドリバーは、通信・ネットワーク、産業用オートメーション、航空・防衛などの市場におけるエッジコンピューティングの多様なニーズに対応する幅広い製品とサービスを展開し、組込みOS市場全体をリードしています」

コンピューティングワークロードがデータセンターからエッジへと移行するケースが増えつつある中、デジタルトランスフォーメーションを効率的に追求していくには、大量の情報をリアルタイムかつ強力に活用していくことが重要です。しかし、デジタルトランスフォーメーションの実現は簡単ではなく、Forbes Global 2000に名前が挙がっている企業ではわずか28%が成功しているに過ぎません(*1)。デジタルトランスフォーメーションを進めていくには、AIなどのテクノロジーを導入して高度な自動化、自律化、ナレッジを構築しながら、組込みデバイスの開発、デプロイ、運用をいかに進めていくかが鍵となります。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大後、ウインドリバーが実施したアンケート調査では、デジタルトランスフォーメーションに注力している企業は、現在の経済状況下で生き残りだけを模索している企業に比べて、テクノロジーに対する投資を加速させようという傾向が強く見られます。感染拡大が続く中、米国の先進的な企業は戦略の見直しを進めており、5G(37%増)、クラウドベースのアプリケーション開発(35%増)、コンテナベース開発(38%増)、IoT(33%増)、エッジアプリケーション(25%増)などの領域に対する投資を増加させています(*2)。

ウインドリバーは、お客様がオープンソースソフトウェア製品、RTOS、またはその組み合わせのいずれを利用する場合でも、幅広いソフトウェアラインアップにより、デジタル化に取り組むお客様をサポートします。企業は柔軟なソリューションを通じて、コミュニティが主導するイノベーションを活用しながら、ミッションクリティカルなアプリケーションが求める高い安全性、セキュリティ、信頼性という要件を満たす製品を開発することができます。デジタルトランスフォーメーションがもたらす世界で成功を収めるには、デバイスやシステムの開発からデプロイ、運用、サービスまでのライフサイクルにわたってサポートする、クラウドネイティブ基盤のアーキテクチャ設計と活用を組織のDNAの一部として取り組んでいくことが重要です。

ウインドリバーについて

ウインドリバーは、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジは1981年から世界で最も安全でセキュアなデバイスに搭載され、20億を超える製品に使用されています。包括的なポートフォリオは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムに支えられています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準の安全性、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性が要求される重要インフラシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのサイトをご覧ください。
https://www.windriver.com/japan/

 


*1: Forbes/Inc.digital
*2: Wind River, “COVID-19 and Corporate Strategies in the U.S. and China: A Seismic Event Demanding Change and Action from Top Executives(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)調査レポート~パンデミックをきっかけに企業の変革が加速~).”
 
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※Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。

※本プレスリリースは2020年7月21日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/pr.html?ID=22949

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話番号
03-5778-6001
代表者名
中田 知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年09月