エイターリンク、NEDO「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)」PCAフェーズ(実用化研究)に採択、長距離ワイヤレス給電の技術開発を加速
米・スタンフォード大学発のスタートアップ企業であり、ワイヤレス給電によって配線のない“デジタル世界”の実現を目指すエイターリンク株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役:岩佐凌、田邉勇二、以下「エイターリンク」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(以下「DTSU」)に採択され、約9.6億円の助成を受けることを予定しております。
■DTSU採択事業について
事業名称:空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの国内外での実証及び展開
エイターリンクはFA(Factory Automation)、ビルマネジメント、メディカルの3領域でワイヤレス給電技術を応用した事業を展開し、空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug™*」を提供しています。
本DTSU採択事業では、当社のマイクロ波ワイヤレス給電技術を用いた初期プロダクトの製造工程およびオフィスビルでの実証試験結果を踏まえて、送電距離の更なる向上と小型化等の技術課題に取り組み、将来の量産に向けた基盤を構築します。また、国内・海外におけるルールメイキングを加速し、ワイヤレス給電システムのグローバルデファクト・デジュールスタンダードの確立を目指します。
* AirPlug™は、エイターリンク株式会社の登録商標です。
■NEDO DTSUについて
NEDOは、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決に資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象に、幅広く支援を行っています。NEDO DTSUでは、STS(実用化研究開発(前期))、PCA(実用化研究開発(後期))、DMP(量産化実証)の3つのフェーズにおいて、長期的視野で、実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などへの支援を行っています。
NEDO DTSU 第4回公募:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100460.html
■空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug™」概要
AirPlug™は「電波を用いて人の居住環境にワイヤレス給電空間を創る」空間伝送型ワイヤレス給電ソリューションです。最大17m以上の給電距離に加え、移動体に対しても給電可能な低い角度依存性を持つ独自の送受電技術を備えており、あらゆる場所に誰もが利用できるデジタルツイン環境を構築することが可能となります。特にビルマネジメント領域での大きな役割が期待されています。例えば配線をすることなくオフィス内に複数のセンサー(温湿度)を配置することで、人近くの環境情報を基にビルシステムを統合制御します。その結果、空調コストを約26%削減しつつ*、オフィスワーカーのストレスを下げるといったことが可能となります。
エイターリンクは、独自技術によるワイヤレス給電空間を作り出すことでIoE化を推進し、環境負荷の軽減にも貢献して参ります。
*当社実証実験環境下 通年試算値
■エイターリンクについて
会社名:エイターリンク株式会社
所在地:東京都墨田区錦糸四丁目17番1号
代表者:岩佐 凌、田邉 勇二
設立:2020年8月
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