アルヌール、鹿児島県の山川町にて鹿児島産「カギケノリ」の培養株を用いた養殖に向けた海洋実験開始!
◆日本初のカギケノリの海洋養殖を目指す
牛のゲップ由来メタン抑制効果のある海藻の「カギケノリ」ですが、天然の「カギケノリ」だけでは到底量が足りない為、アルヌールでは海洋と陸上の両側面で日本初の「カギケノリ」養殖を目指し技術開発を行っております。
アルヌールでは既に養殖の種苗生産用に向けた培養株の確立に成功しているため、この度鹿児島県山川町の海域において実験を開始し、養殖の条件や方法の有効性を検証していく所存です。
今回の実験結果をもとに、年明けからも海洋でのさらなる最適な養殖条件の検証を行っていき、段階的な規模の拡大を目指します。2024年にはカギケノリの飼料添加物の申請も行っていく予定です。
◆カギケノリとは
「カギケノリ」は紅藻類という海藻の一種で日本を含む太平洋熱帯海域に生息しており、畜産が盛んなオーストラリアでは「カギケノリ」を牛の飼料に約0.2%混ぜて与えることで、牛の消化過程で発生するメタンガスを最大98%減少させることが確認されています。
参考:「Kinley, Robert, et al. Mitigating the carbon footprint and improving productivity of ruminant livestock agriculture using a red seaweed. Journal of Cleaner Production. 2020, 259. 120836」より
◆The Blue COWbon Projectについて https://www.bluecowbon.com/
本プロジェクトでは、「カギケノリ」の生息地である鹿児島県の山川町漁業協同組合と、藻類の培養技術を持つアルヌールと共同で「カギケノリ」の研究と養殖方法確立により安定供給と海洋養殖による藻場の回復拡大を目指し、本来の海を取り戻す活動を行ってまいります。
また今後は、本プロジェクトに参加する自治体や企業を募り、海洋国家である日本において「カギケノリ」の大量養殖を海洋及び陸上と両側面にて養殖技術の開発および「カギケノリ」による「牛のゲップ由来メタン」の削減効果のある飼料の開発により持続可能な社会の実現を目指していきます。
■川井 浩史特命教授は、海の大型光合成生物(植物)である「海藻類」を対象に、その進化・生態・環境保全に関わる様々なテーマで研究をされています。
■山川町漁業協同組合について http://jf-yamagawa.jp/
組合名:山川町漁業協同組合
住所:鹿児島県指宿市山川福元6717
■株式会社アルヌールについて https://www.alnur.jp/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号
<報道関係の方からのお問い合わせ>
株式会社アルヌール 担当 吉川 真希
E-Mail:info@bluecowbon.com
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